カナダ大平原のファームからの便り

カナダ・サスカチュワン州の大自然の中で農業をはじめて約10年。カナダ人の旦那、二人の娘、犬と猫と牛たちに囲まれた日々の出来事を紹介したいと思います。

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昨日の出来事

6月8日(木)

昨日6月7日(水)は晴れていて暑くもなくさわやかな日でした。ビヨークデールの村にコーラス隊(平均年齢75歳くらいの方々10人ぐらいの集まり。上手になろうというよりも、好きな歌を好きなように歌って、練習のあと集まってお茶するのが楽しみな皆さん)があり、私はその伴奏をしているのですが、コーラス隊のメンバーの旦那さんが先日亡くなり、昨日がお葬式でした。

80歳くらいの人で、10年程前に脳梗塞を起こし、腎臓が悪くて2-3日に一度ずつ人工透析をしていて、心臓も患っていて、結局心臓発作で亡くなったということですから、残念だったけどまあ仕方なかったかなという感じでした。

お葬式の時には家族が選んだ3-4曲を参列者全員で歌うのですが、伴奏する私は式が始まる15分前ぐらいから適当な(ふさわしい)曲をひくのがしきたりなのです。

家の外で仕事をしていて「そろそろ仕度しようかな」と思って放牧地のほうを見たら、朝生まれたばかりのエメットの赤ちゃんがエレクトリックフェンスの下を間違ってくぐって反対側に出てしまっていたのです。くぐったときに多分フェンスに触れたらしく、もう一度フェンスに当たるのが怖いため戻ろうにも戻れず、お母さんは「モウモウ」とすごくやかましく鳴いているし、「ゲ、何でまたこんなときに・・・・」と思いながら放牧地に走っていってフェンスの電気を切り、ワイヤーをはずしてくぐれるようにして子牛を戻しいれました。

そんなことをしているうちに遅れそうになってしまい、着いたのは10分前。コーラス隊のみんなはすっかり席についていて「何してたの?」みたいな顔で私を見てるし、焦ってしまいました。ひく曲は一応選んでリストに書いておいたのですが、私の悪い癖でその場になって順番を変えたくなったりするのです。メドレーのように弾くため、曲の終わりくらいになると次の曲の出だしとか頭の中で考えようとするのですが、曲を弾きながら違う曲を想像するのってすごく難しくて、落ち着く時間がなかったのと重なって頭の中が真っ白でした。

異常に長~い10分が過ぎ、式が始まったと思ったらこれがまたチョー長!牧師さんの話も長く、友人?か親戚の人?(不明)の読んだ弔辞もまたこれが長くて、木でできている背もたれもないピアノの固いベンチに座っていた私は本当に行儀悪くもじもじしてしまいました。

この弔辞ですが、この亡くなった人はなんてすばらしい人だったんだろうとびっくりするほどで、聞いている私のほうが気恥ずかしくなってしまいました(私だったら棺おけから出てきてウソばっかと言いたくなる)。弔辞を書いた人も要するに自分の晴れ舞台でもあるわけだし、ユーモアも取り入れたりしようといろいろ考えて書いているのだろうけど、多分私は自分があまりに不快適だったため「何だかしらじらしすぎ・・・」と、ちょっと批判的になってしまいました。

式の後、コーラス隊のメンバーの一人(隣町に住んでいるのだけど、ビヨークデールのコーラス隊に入っている)が、「さっき4番目に弾いた曲とてもよかったんだけど、なんて曲?」と聞いてきたので、リストどおりに弾かなかったから何という曲か分からないんだけど、ミュージカル「キャッツ」の「メモリーかなあ?」なんて話していたらその人が「私、式の始めに泣けちゃって歌も歌えなかったわ」なんていったものだから、「え、知り合いだったんですか?」と聞いたら、「全然知らない。」といいながらまた目頭を押さえたり鼻をかんだりし始めて、え、何でそんな泣けるの?と私は絶句してしまいました。

今度のときは歌の合間に座れるように別にもうひとつ椅子を準備しておこうと思います。
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  1. 2006/06/09(金) 16:05:04|
  2. 日常
  3. | コメント:2
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コメント

こちらのお葬式って日本とは全然違いますよね~。
それに弔辞って聞いてると、ほとんどどの人もスーパー善人だったようで・・・。キリスト教式“罪は赦される”ってヤツなんでしょうけど。
教会の伴奏は結構タイミング良く終わらせないといけなかったりして、難しいですよね。ご苦労様です(^^)。
  1. 2006/06/11(日) 05:49:05 |
  2. URL |
  3. じゃすみん #-
  4. [ 編集]

じゃすみんさんへ

おっしゃるとおり、こちらのお葬式って日本のと全然違いますね。もちろん死んでしまったことは悲しいことだけど、その人の生涯をお祝いしましょうみたいな感じで、結構ポジティブですね。歌う歌もすごく明るい感じのが多くて。

キリスト教式だから(こう書いた理由は、小さい町だからだれがいつも教会にいっているか分かっていて(もちろん私は違いますが。以前教会の日曜礼拝のときに伴奏してくれと頼まれたことがあって、何回か行ったことがあるのですが、5-6人しか来てなかったのです)ほとんどの人は教会に行きません)死後は天国に行って神様と一緒に幸せに暮らしているって考えだからでしょうか?

「スーパー善人」って表現、ばっちり当たってるって思わずうなってしまいました。死んでしまった人を悪く言ってもしょうがないけど、でもすごすぎ!
  1. 2006/06/12(月) 01:41:14 |
  2. URL |
  3. jordefarms #-
  4. [ 編集]

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