カナダ大平原のファームからの便り

カナダ・サスカチュワン州の大自然の中で農業をはじめて約10年。カナダ人の旦那、二人の娘、犬と猫と牛たちに囲まれた日々の出来事を紹介したいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

E4出荷

12月7日(木)晴れ 最高気温 -8度 最低気温 -23度

6月の初めから太らせておいたE4(アビーちゃんのお母さん)を今日お肉屋さんに連れて行きました。

この牛は4歳になりますが、一番最初の年だけ産んだ子牛の面倒を見たものの、その後二回は全く子牛に興味を示さず、今年などは子牛に頭突きを何度も食らわせているところに遭遇したので、自家消費用としてお肉屋さんに送ることにしました。

E4は、ファニー(このところ牛の値段がずーっと安いので、まだ家にいる。この春ミスターグッドルッキングと交配させたから、来年子牛産むまでおいておくかもしれない)とDRと一緒の柵の中に入っていて、毎日大麦をやって世話をしているにもかかわらずなつかない牛で、いつもグレッグや私のことをじっと見ているのです。神経質な様子が顕著で、餌を食べているときに頭をなでてやることくらいはできますが、そうでないときに近くによるとササーッと逃げていってしまいます。いつも頭を高く上げて警戒した様子がアリアリなので、うちに置いておきたくないタイプでした。

そんなこんなで、今日出荷するために家畜用トレーラーに乗せなければいけなかったのですが、どんな風になるかと朝から気が重い私でした。大麦の餌を食べているところにグレッグが近づいてE4だけ選り出し、トレーラーに乗る通路の方まで歩かせてきました。その間に私は残りのグループのところに戻れないようにゲートを閉めたりしていい具合かなと思っていたのに、もうちょっとで細い通路に入るという時にいきなり向きを変えてすごい勢いでゲートを飛び越してもとのグループに戻ってしまいました。

鉄のゲートを留め金のところで見事に壊してくれて、踏んだり蹴ったりです。仕方がないので三頭とも細い通路に入れて(残りの二頭はすぐついてくるタイプ)E4が一番後ろに歩いていたのでその前に立って少し後退させ、家畜トレーラーに乗せるための通路に行く分岐点まで下がらせて向きを変えさせてトレーラーに乗せました。こうなるんじゃないかと思っていたとおり。

トレーラーに乗ってしまったので、後はお肉屋さんでスムーズに降りてくれることを祈るばかりでした。降ろそうと思った牛が逃げちゃって町の中心部を追っかけていった話とか、どっかに逃げちゃって二日後くらいに近所の農家の牛たちの柵の近くで見つかった話とか聞いたことがあるので、そんなことになったら、あの牛じゃ絶対つかまらないと思ったからです。でも、二日も放浪していたら、せっかくお肉にしようとして育てたのに最後の最後でストレスたまってしまいそう。

しばらくしてグレッグが帰ってきて、全て無事に行ったということだったのでホッとしました。二週間くらい吊るしてもらってお肉に切り分けてもらいます。このお店はおいしいソーセージを作るので、この前の豚肉も少し持っていってソーセージに使ってもらおうと思っています。

あ~、気が楽になって二週間後が今から楽しみ♪








スポンサーサイト
  1. 2006/12/08(金) 13:42:57|
  2. | コメント:16
<<ニワトリ増える | ホーム | 食欲の冬>>

コメント

人生いろいろ~~~。牛にも色々あるんですね。あんなに世話をしてやっても懐かないなんて。。。
でも、お陰で美味しいお肉がいただけると言う訳で、うまいこといってますね。
何年か前、はじめての牛との別れの時、ジムが「JUNNKO CRY]と言っていた事をおもいだしました。今はどうですか?
別れはいつでもつらいものだけど・・・。
  1. 2006/12/08(金) 16:50:29 |
  2. URL |
  3. A&M #-
  4. [ 編集]

牛とのかけひき(?)は、牛飼いの宿命ですよね。
私達が、牛を捕まえたり移動したりする時には、牛の鼻に金具(鼻環)をつけるか、頭絡というロープで作った頭を抑えるものを装着するのが普通なのですが、過去の写真を見ても、そういう光景はないようなのですけれど、もしかしたら「おいで、おいで」な~んてやって、トレーラーに乗るなんて事は、まさかないですよね!????
ご主人が投げ縄の達人になったとか???

私達人間は、あらゆる動植物の命を頂戴して生きています。ありがたいことと思っていますが、粗末にしないで、彼らの命を惜しむ気持ちよりも、彼らの生の役割を全うしたんだと考えることで納得するようになりました。(これって、人間の勝手ですかね?)

おいしいソーセージ、私も食べた~い!!
  1. 2006/12/08(金) 19:40:11 |
  2. URL |
  3. おかん #-
  4. [ 編集]

A&Mさんへ

初めて出荷した牛たちはとてもかわいがっていたものなの(それに初めてだったしね)でとても悲しかったことを今でも覚えてます。今でも子牛を売るのは悲しいけど、そこまでなついちゃう前に売ることが多いから、涙の回数はへりました(笑)。

この牛の場合はホッとしたというのが一番の感想ですね。全くもう世話が焼けるやつだった。世話が焼けてもかわいいのがいるけど、これは世話なだけ。
  1. 2006/12/09(土) 00:19:12 |
  2. URL |
  3. jordefarms #-
  4. [ 編集]

おかんさんへ

自分たちが牛にさせたいことを牛が自分の意思でやってくれる(あるいはやりたいつもりになっている)のが一番ですよね。細い通路に入ってしまえば簡単なのですが、そこに入るのがいやみたいなんですよ。デザインに問題があるのかなあ?

牛たちはやはり経済動物だというのは分かってますから、せめてここにいる間は快適な暮らしをしてもらいたいと思っています。

私もソーセージ待ち遠しい~♪

また質問していいですか?こちらでは牛を加工する場合、屠畜してから2-3週間冷却室で吊るしておくことによって肉の柔らかさが増すらしいんですけど、日本の牛でもそういう期間があるのでしょうか?
  1. 2006/12/09(土) 00:25:54 |
  2. URL |
  3. jordefarms #-
  4. [ 編集]

またまた偶然にも、うちでもお肉にするために 2才9ヶ月の牝牛をお肉屋さんに連れて行ってもらったばかりです。ただ,うちの牝牛をトラックでおむかえに来てもらった時 とんでもないトラブルが発生しました。すでにトラックに乗っていた野生の牛(人間に慣れていないという意味です)3頭がトラックから飛び出し、柵をぶっ飛ばして、牧草地を突進して逃げてしまったのです。うちの牝牛がトラックで出発するところを見ようとつめかけていた うちの牛たちもパニックになり,よその見知らぬ牛たちといっしょに行ってしまいました。まあ,その話は良いとして、お肉の熟成期間のことで、うらやましいなぁ と思ってコメントさせてもらいます。たしかに2-3週間吊るしておくのが理想だそうですが,うちの場合2週間でもなかなかむずかしいです。普通は長くて一週間ですから。今の業者さん(お肉屋さん)は 私たちのお願いをこころよく聞いてくれて,できる範囲内で約2週間置いてくれますが,よそでは冷蔵庫使用量を取られた上,いつもイヤな顔されてました。だからこの国、ステーキがかたくておいしくないんだよなぁ と思います。はい,ここは一応フランスなんですけど。。。
  1. 2006/12/09(土) 03:26:55 |
  2. URL |
  3. masayo #-
  4. [ 編集]

うしさんへ

牛をお肉屋さんに連れてくのって何か最初は不憫さを感じたものです。そのうち昼間牛をなでなでしてた手で夕飯にカルビを食べてる自分に気づき、哀愁に浸るのをやめた次第。(笑)心境は複雑なんですが、この連鎖は単純なことなんですよね。
  1. 2006/12/09(土) 13:33:16 |
  2. URL |
  3. azu #PynBBHHs
  4. [ 編集]

masayoさんへ

こんにちは。コメントありがとうございます。以前一度コメントくださいましたよね。そのときは、いただいていたことにしばらく気づかずにいて、気がついたときにはもう遅かったということを覚えています。ごめんなさいね。

偶然にも似た出来事があったんですね。牛たち戻って来たのかしら?話の続きに興味が湧いてしまいました(笑)

フランスで農業やっていらっしゃるんですか?どんな風だろう?全く見当もつかない・・・・ときっとmasayoさんも私のことを思っているでしょうね。自分の事は毎日やってることだから別に変わってるとか思わないんだけど、ほかの人からみたら想像できないことってありますよね。

こちらでは二週間が平均です。冷蔵庫使用代まで取られたなんてひどい話ですね。でも、私たちがいつもお願いしているお肉屋さんでも、「クーラーがいっぱいだから、あと二週間くらい待ってください。」とかいわれることあります。

これからもよろしくお願いします♪
  1. 2006/12/09(土) 13:48:42 |
  2. URL |
  3. jordefarms #-
  4. [ 編集]

AZUさんへ

あづさんも私と同じですね(笑)。牛をトレーラーに乗せて見送るときなど悲しくて悲しくて仕方ないのに、二週間たってお肉を持ちに行ってステーキとなってお皿にのってしまうとそんな感傷どこへやらで、おいしくいただいてしまいます(笑)。
  1. 2006/12/09(土) 13:51:33 |
  2. URL |
  3. jordefarms #-
  4. [ 編集]

ずっと以前にも同じようなコメント書いたような気がするんですが、「わたしの牛がハンバーガーになるまで」って本、そのまんまですね。
生命を喰う。
その辺の軟弱なレストランは適わないですね。
  1. 2006/12/09(土) 21:30:31 |
  2. URL |
  3. dagings #-
  4. [ 編集]

dagingsさんへ

そういうタイトルの本があるんですか?知りませんでした。どんな内容でしょう?機会があったら(あるか?)読んでみたいと思います。

「生命を喰う」というようにつながっているとは思ったことないです。もちろん、食べ物がどこから来ているのかという意味では、これ以上にダイレクトなことはないわけですが。加工されて切り分けた肉になった時点では「E4、かわいかったなあ。食べるの可哀想。」とかそういう感覚はなくなっています(笑)。ただ、動物がここにいる間は、できるだけ快適に生活してもらいたいと思っています。

  1. 2006/12/10(日) 06:31:28 |
  2. URL |
  3. jordefarms #-
  4. [ 編集]

ジュンコさんの気持ちわかります。搾りやっててもたまに手に負えないくらい暴れて、毎日搾ってても蹴られて、押されて、踏まれて・・・。
そういうウシは「カワイソウ」だけど、お肉行きになります。やっぱりそういうウシ搾らなくてよくなると「ほっ」とします。

前に手術中に亡くなってしまったウシがいて、直後はワンワン泣いて「かわいそうだぁ、かわいそうだぁ」って言ってましたけど、その日の晩はお呼ばれで焼肉でした・・・。
心の底から「ありがたいなぁ」と思ってガツガツ食べましたよ。
  1. 2006/12/10(日) 10:39:07 |
  2. URL |
  3. Beko #-
  4. [ 編集]

詳しいことはよくわかりませんが、日本では堵畜場以外で堵畜することは禁止されていると思います。(自家消費用ならOKかも)
だから、お肉屋さんで2-3Wつるして熟成させるということは考えにくいように思いますよ。

もう少しよくしらべて(って言うか、諸先輩に聞いてみて)またコメントしたいと思います。
無知でごめんなさいませ。

淳子さんの日記を無断借用しますが、Bekoさんの言っている、性格の悪い搾乳牛、おとんがいないと自分で絞らなければならなくって、そんなときは自分のアドレナリンの分泌が活発になるのがわかるような気がしましたよ。もう、その牛の順番が近づいただけで心臓どきどきでした。そんな牛に限って繁殖成績が良かったりして。。。
  1. 2006/12/10(日) 13:05:04 |
  2. URL |
  3. おかん #-
  4. [ 編集]

お肉として食べることもそうだけど、私の場合、仕事で動物を使ってきている(使う、という言い方も、動物愛護の考え方からいくと、とってもひどいんですけど)、Junkoさんの感覚もなんとなくわかる気がします。
命を奪って生きる動物なんですよね、人間って。
それに、命というカテゴリーで考えるなら、植物食べてるのだってそうなわけだし。
動物として生きるものの宿命ですよね。
それを“命を奪うなんて”と言って狂ったように騒ぎ立てる動物愛護主義の人たち、日本や他の国の食用捕鯨を反対する人たち、などなど、困った人たちは世の中にいっぱいいますよね。
お肉は加工業者にもよるんでしょうけど、解体されて枝肉になったあと、1週間くらいは屠場に吊されてたような気がするけど、違ったかなぁ。
日本で学生のときに屠場やら加工業者の工場やら見学に行ったり、仕事始まってからも。サンプルもらいに行ったりして話は聞いたハズなんだけどなぁ。さすがに10年前の記憶は曖昧です。情けなし。
  1. 2006/12/10(日) 13:35:33 |
  2. URL |
  3. じゃすみん #-
  4. [ 編集]

Bekoさんへ

乳牛で性格悪い牛なんて世話するのすごく大変そうです。だって毎日搾乳しなくちゃいけないんでしょう?体が持たないって感じです。

何で性格悪くなるんでしょうね?ほんとにもともとの気質なのかな?それとも小さいときに何かいやな経験があったとか?????

私は動物は本質的に性格はいいものであって、何かのきっかけで人間を疑うようになったり、性格が悪くなったりしてしまうと思うタイプなのですが、犬のロットワイラーみたいに危ない犬もいるしねえ・・・・どうだろう?
  1. 2006/12/12(火) 13:45:55 |
  2. URL |
  3. jordefarms #-
  4. [ 編集]

おかんさんへ

性格の悪い牛に限って繁殖成績が良かったり・・・・っていうコメント、カナダでもよくあるケースです。子牛を産むとやたら凶暴になって飼い主をフェンスまで追い詰めるとか聞いたことあります。何でそんなのを飼っているのかと聞くと「でも毎年いい子牛を産んで育てるんだよ」とかいう答えが返ってくるそうです。うちにはそういうのいません。もしいたらすぐにさよならします。自分たちの命の方が大事ですもの。心配しながら世話するのなんていやですよね。他にもいい牛はいっぱいいるはずです♪
  1. 2006/12/12(火) 13:51:48 |
  2. URL |
  3. jordefarms #-
  4. [ 編集]

じゃすみんさんへ

何でも無駄にせず、感謝の気持ちを持って接すれば生体のバランスも崩れずにみんながそこそこにやっていけるのではないかと思うのですが、どうでしょうね?

でも、この「何でも無駄にせず」ってところで人間の食用にされなかったところを全部ごっちゃ混ぜにして高蛋白のトリの餌とか犬の餌とかにするのをやめてもらいたいと思います。私の思っている「無駄にしない」っていうのはそういうんではないんだなあ。でも企業は違うんですよね。安くできればどんな手段ででも・・・・ってこともありますよね。

私の言っているのは理想であって現実はもっと違うんだというのも頭では理解しているつもりだけど。。。。。何ごとも極端な考えに走りすぎて事を荒立てているような気がします。
  1. 2006/12/12(火) 13:59:30 |
  2. URL |
  3. jordefarms #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

jordefarms

Author:jordefarms
ジョルディファームへようこそ!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

フリーエリア

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。