カナダ大平原のファームからの便り

カナダ・サスカチュワン州の大自然の中で農業をはじめて約10年。カナダ人の旦那、二人の娘、犬と猫と牛たちに囲まれた日々の出来事を紹介したいと思います。

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よそもの現る

10月13日(金)晴れ 最高気温 +5度 最低気温 -6度

一日中氷点下の日の後は、気温がプラスになるとずいぶんと暖かく感じるものです。牛たちをビーバーのダムの向こう側の放牧地に移してから4日ほどになりますが、はじめの二日ほどは前にもその放牧地で使っていた直径2.5cmのホースと4.5馬力のホンダさんのポンプで水を大きな水飲み用のタンクに汲み入れていました。

ビーバーがせき止めたところから水を引いてくるのですが、100mほどの距離がある上にものすごく傾斜がきつくて、タンク(たらい)に届くまでには水圧が下がってしまって50頭以上の牛たちとその子牛たちのために水を5000リットルほど毎日汲むのはとても時間がかかっていました(以前そこに放牧していたのは20頭ほどの一歳牛たちだったのでそれほど水を飲まなかった)。

あまりに嫌気がさして、昨日ついに、夏の間に使っていた放牧地から6.5馬力のポンプ(これは友達から返してもらってきた)と直径5cmのホース100m(33mx3本)をグレッグがトラクターの後ろに縛って引きずってきて来ました。さすが、パワーの差を見せつけてくれました。これまでの50倍の速さで水が出てきます。

私はその間に餌のベールをやっていたのですが、来たグレッグが「雄牛が向こう側にいたから、ゲートを全部空けて(出荷用に柵の中にいる)5匹のところに歩いていけるようにしておいた」と言うので、「は?うちの種牛(ミスターグッドルッキング)ここにいるよ。ずーっと餌やりの最初からいると思うけど・・・・・・?」と疑問に思ってしまいました。

帰りの道、トラクターを運転しながら放牧地で見た黒い牛を一匹ずつ頭の中で確認しましたが、いたかどうかはっきりしないのは2歳の雌牛のG0だけで、それ以外は全部いたのを覚えています。だいたい、G0と雄牛じゃ全然大きさ違うし、それに普通ならうちの牛たちはエレクトリックフェンスから絶対出ないし、単独で行動しないので、一匹だけはぐれてしまうというのはどうしてもふに落ちないのです。

その時点ではもう真っ暗になってしまっていたので、今朝4輪バギーに乗って放牧地をこちら側から見に行ってみました。そうしたらこちら側の水呑場の近くに、グレッグが言ったとおり、黒い雄牛がいるではありませんか! 「ミスターグッドルッキング?何やってるの、こんなところで?」と近くに行ってよく見ると、うちの牛ではありません。うちのハンサム君よりもずっと大きいし、耳標も違います。急いで戻ってグレッグに「やっぱり別の雄牛がいた。」と報告しに行って、とりあえず牛5頭のいる柵の方に二人で連れて行こうと思いましたが、(雄牛にとって)自分の家ではないのでまったく土地感がなく、走り回って逆方向に逃げていってしまいました。

うちの敷地は公共放牧地と隣接(といっても見えるわけではない)しているので、もしかしたらそこの種牛が迷い込んだのかと、グレッグが電話をしましたが、担当者がいなかったので伝言してもらいました。

夕方になり、またベールをもっていこうと準備していたら公共放牧地の管理者(本物のカウボーイ)が来て、「黒毛アンガスの種牛がいなくなっちゃってるんだ。どこで見かけたか教えてくれる?」と言ったので一応最後に見たところの説明をしておきました。彼はトラックに家畜トレーラーを引っ張っていましたが、中には馬が乗っていると言うことだったので、足場の悪いところでも探しにいけると思います。

ベールを持って放牧地に行くと、エレクトリックフェンスの針金一本をはさんで迷ってきた種牛とうちのハンサム君がにらみ合っているではありませんか!!!「いやだな、もう。お願いだからフェンスから出ない(入らない)でよ。けんかになったら大変だから。」と思いましたが、餌をやり始めたらハンサム君は餌の方に来て、よその種牛は入れないので(多分フェンスに触ってショックを受けたと思う。午前中は電気の通ってないエレクトリックフェンスのところを平気で触っていたので)フェンスの向こう側をしばらく行ったり来たりしていました。

「ああ、カウボーイさんに連絡するすべがあれば・・・・・」と思いましたが、そのうち種牛はどこかにいってしまいました。

その後1時間くらいしたら、その人が来て、「種牛やっと見つかったよ。馬で追いかけて(自分たちの)放牧地に連れてった。」と言ったのでホッとしました。その人によると、その牛はもう3ヶ月ほども行方不明で、死んだと思ってあきらめていたそうです。何で急にうちの放牧地に登場したのか分かりませんが、雄牛同士のけんかにもならず、一件落着で本当によかった。

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  1. 2006/10/14(土) 14:26:53|
  2. | コメント:6
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コメント

ぎょぎょっ!!

本物カウボーイさんはやはり馬に乗っているのですね!!
テンガロンをかぶり、ウェスタンブーツを履いているのでしょうか??
ああ、お会いしてみたい( ̄∀ ̄)

それにしても、迷子の雄牛クンは3ヶ月も何をしていたんでしょう??
  1. 2006/10/14(土) 20:09:17 |
  2. URL |
  3. Beko #-
  4. [ 編集]

う~ん、広くて本当に大変。携帯電話などというわけにも行かないし・・・。なんだか先日の我が家のほうのマキ牛君といっしょですが、でも仮に受胎しても問題ないのですよね?ハンサムな雄牛君を見つけたときに淳子さんは「Mr.グッドルキング」なんてちゃんと呼ぶのかしら???私だったら「あんた、こんなとこでなにしてんのよ」になっちゃいそう!!
  1. 2006/10/14(土) 22:07:24 |
  2. URL |
  3. おかん #-
  4. [ 編集]

3ケ月もどこをさ迷っていたんでしよう?
また3ケ月もたって探しにくるなんて。
トラブルも無くてなにより。
  1. 2006/10/14(土) 22:38:57 |
  2. URL |
  3. A&M #-
  4. [ 編集]

Bekoさんへ

本物カウボーイはやはり馬でした(最初はトラックだったけど)。トラックのときには、テンガロンハットをかぶってブーツを履いてバンダナを首に巻いていました。でもそのあと馬で来たときには帽子が耳までかぶる防寒帽になっていてちょっと拍子抜けしました(でも寒いので仕方ない。私も毛糸のスキー帽でした)。

迷子の雄牛は3ヶ月間放浪(といっても近所だけみたいだけど)していたらしいです。
  1. 2006/10/15(日) 15:55:06 |
  2. URL |
  3. jordefarms #-
  4. [ 編集]

おかんさんへ

黒毛アンガス種くらいだったらもし間違えて交配してしまってもそれほど大事にはいたらないと思います。(品評会に出すような純血種を飼っているところでは別だと思いますが。)

何年か前に、近所の農家が向かいの農家の飼っているテキサスロングホーン(角が片方40cmもあるような牛)が脱柵してきてその家の牛を交配してしまったと言っていました。子牛が生まれてはじめて気がついたそうです。人事だから想像するとおかしいけど、テキサスロングホーンなんて最悪ですよねえ(有角種はセリ市場で嫌われる。純血のテキサスロングホーンを飼っている向かいの人は、独自の市場があるらしい)。
  1. 2006/10/15(日) 16:02:02 |
  2. URL |
  3. jordefarms #-
  4. [ 編集]

A&Mさんへ

公共放牧地の人の話によると、そういうところではたくさん種牛を放牧しているので、種牛同士でけんかになったりすることもあり、迷っていた牛は年をとっているので(6歳とのこと)他の牛たちにけんかを吹っ掛けられ、もうたくさんと思って脱柵してしまったのではないかとのことです。

ずーっと探していたらしいんだけど(といったって、広いからねえ。どこから探しましょうって感じですよね)、見つからなかったのでもう死んでしまったものとあきらめていたようです。見つかってよかったです。
  1. 2006/10/15(日) 16:05:25 |
  2. URL |
  3. jordefarms #-
  4. [ 編集]

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