カナダ大平原のファームからの便り

カナダ・サスカチュワン州の大自然の中で農業をはじめて約10年。カナダ人の旦那、二人の娘、犬と猫と牛たちに囲まれた日々の出来事を紹介したいと思います。

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DR獣医さんへ行く

8月25日(金)
ちょっと前のことですみません。8月22日(火)にいつものように牛たちに大麦と水をやっていたら、8月3日に子牛を生んだDR(牛の番号)のお尻のあたりから、直径12cmくらい、長さ15cmくらいの赤い内臓のようなものがはみ出ているのに気づきました。

「ゲッ、あれ何?」とトモコさんに言うと、普段クールなトモコさんも「あっ!」と声をあげたのです。まずここで先にトモコさんのクールさについて説明させてください。私は何かあるとすぐに「げっ」とか「わっ」とか「あ~れ~!」とか叫んでしまうタイプなのですがトモコさんは自分の足がヒルに噛まれているときにも「ヒル・・・・ですね。」なんて、声に抑揚もなく淡々と言うのです。

ここの浅瀬を歩いていて、ヒルに噛まれてました。(これらの写真はカメラが壊れる前に撮ったものです)
谷間を歩く


サンダルについたヒルを見て、「すごい伸びてますね。」とまた淡々と教えてくれました。
ヒル


今日も野菜畑で取れたジャガイモを箱に詰めながら、「まあ、いろんなことあったよね。」と言ったら、「はい、血豆もできましたし。幼稚園以来です。」なんて。ハンマーがそれて手を打ったのは知ってたけど、血豆ができたなんて一言も言わなかったじゃないの~。

まあ、そんなクールなトモコさんが声を出すほど、ちょっとびっくりする光景でした。たまーに子牛を出産したときに子宮が一緒に出てきてしまう牛はいるのですが(うちでも5年前に一度あった)、3週間もたってからそんなことになるのは見たこともありませんでした。推測できるのは、ちょうど発情期に当たって種牛が交配したのがきっかけで子宮がかき乱され、押し出してしまったのではということです。

後ろに回って手で押し戻そうとしましたが、触るといきもうとするので悪循環で(おまけに縛ってあるわけでもないからじっとしていない)、食欲もあるし歩き回っているからもしかしたら自然に戻るかもしれないと期待して、様子を見ることにしました。

翌日グレッグが獣医に電話したら、普通は動いているうちに戻るものなんだけど、もしまだ出ているようだったら戻しいれて縫合しなくてはいけないから連れて来なさいとのことでした。

トモコさんと一緒に放牧地に行ったら、残念ながらまだ外に出たままで(おまけに前日よりもっと出ていた)、仕方がないからトラックに載せるため柵のあるほうへ連れて行くことになりました。牛は一匹だけ群れの仲間から離されるのを嫌がるため、もしかしたら全員つれて帰ってこの牛だけより分けることになるかなとも思いましたが、子牛を親牛の近くに連れて行ったら、素直に親子で柵の方に向かって歩き出したのです。ラッキーと思って急がせず、ゆっくり過ぎず、一定のスピードで残りの1.2kmほどをフェンスに沿って歩かせました。

DRが戻ってくる様子が見えたグレッグがトラックとトレーラーを準備しに行って、スムーズに獣医さんまで連れて行くことができました。子牛は行かなくてもよかったのですが、お母さんといたほうが落ち着くだろうと思って一緒にトレーラーに乗っていきました(獣医さんのところでは、トレーラーの中で待っていたとのこと。様子を思い浮かべると何かほほえましい。)。

午後になって帰ってきて、「どうだった?」と聞いたら、「大丈夫だって。炎症も起こしていないから、抗生物質もやらなくていいって。」とのことでホッとしました。子宮が出てしまうのは癖になることがあるので、DRはこの秋に出荷する予定です。市場とお肉屋さんに行くために別で飼っている3匹の牛たちと一緒のところにいれておくことにしました。新しい牛が入ってくると喧嘩になることがよくありますが、別にそれもなく、みんな仲良くしているようで何よりです。ただ一週間くらいしたら、抜糸しなくてはいけないんじゃないかな?

今回トモコさんは滞在中に子牛の出産を見る機会があり、「神秘的ですね」と言っていました。確かに、生まれてくる子牛の立ち上がってミルクを飲もうとする本能もすごいし、初産でもどうすればいいって分かっている母親もすごいなと思いました。

ハンサムな種牛くんは、雌牛たちといるようになってから1ヶ月が過ぎましたが、もうすでに一度発情して彼が一緒にいた牛たちがまた発情の兆候を示していることがあり、「種牛くん、大丈夫?ちゃんとやることやってんの?」と心配になりましたが、つい先日ちゃんと交配しているところを見届けたので、多分大丈夫でしょうと期待したいものです(検査も済んでるし、これ以上私たちができることはない)。

前に子宮が出てしまったときティズデールのお医者さんに見てもらったら125ドル以上かかっていたのに、今回ケルビントンの獣医さんに連れて行ったら、何と、20ドルでした。同じことしてくれているのにどうしてこんなに違うの?????







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  1. 2006/08/26(土) 15:29:52|
  2. | コメント:6
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コメント

トモコさんの滞在もあと少しになりましたね。
1ケ月の間に随分いろいろの体験をしましたね。
牛の事も大事にならずよかったです。初めて
聞く話でどきどきしてしまいました。
  1. 2006/08/26(土) 16:07:02 |
  2. URL |
  3. A&M #-
  4. [ 編集]

分娩で子宮脱の牛は聞いた事がありますが、発情で子宮脱の牛って、聞いた事がありませんでした。
(幸いうちでは、まだ無い)
そんな事もあるんですねぇ~。
トレーラーの中で大人しく待っていた子牛ちゃん。想像したら、可愛いですね♪
  1. 2006/08/26(土) 20:34:25 |
  2. URL |
  3. うしおばさん #-
  4. [ 編集]

う~ん、確かに交尾で子宮脱って聞いたことないけど、あり得ない話じゃあないかも。
でも無事に手術も終わって良かったですね♪
しかし吸血ヒルがこの辺にもいるとは知りませんでした。ダニはいっぱいいますけどねぇ(もうシーズン終わっちゃいましたが)。
うむむ、気を付けねば。
子宮脱の手術代、子宮の出る量が違ったからでしょうかね?収縮剤とかいっぱい使ったら、確かに実費としてお金かかりそうだし。カナダの獣医の料金設定基準ってどうなってるのか知りませんけど、日本はテキト~でしたよ。カナダも獣医さんによりけりなんでしょうかね。
  1. 2006/08/26(土) 22:29:00 |
  2. URL |
  3. じゃすみん #-
  4. [ 編集]

うしおばさんへ

DRが交配していたかどうか、実際見たわけではないので100%それが原因とはいえないのですが、それ以外理由が思い浮かばないので。

ただ、子牛を出産する前に、しばらく内陰部が外から見えていました。そのため、出産したときに子宮脱になるのではと心配していたのですが、何ともなくて。出産後に子宮がきちんと戻ってなかったのかもしれませんね。憶測するのみです。でも、ちゃんと戻してもらってよかったです。
  1. 2006/08/27(日) 00:28:59 |
  2. URL |
  3. jordefarms #-
  4. [ 編集]

じゃすみんさんへ

カナダも獣医の料金設定基準ってテキトーって感じです。ティズデールの獣医は高いので有名です。

オスネコの去勢をした時だって、ケルビントンは30ドルなのに、ティズデールに電話したら、100ドル以上と言われた。

ケルビントンの獣医さんは、動物の扱いもやさしくて、とても感謝しています。うちからティズデールまでは30分くらいで、ケルビントンは一時間かかるけど、もうずっとケルビントンに行ってます。
  1. 2006/08/27(日) 00:33:36 |
  2. URL |
  3. jordefarms #-
  4. [ 編集]

じゃすみんさんへ

ヒル、そこにいるとは聞いていたのですが、それまで見たことなかったので、ちょっとびっくりしました。トモコさん、腫れたりしなくてよかったです。
  1. 2006/08/27(日) 00:35:11 |
  2. URL |
  3. jordefarms #-
  4. [ 編集]

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