カナダ大平原のファームからの便り

カナダ・サスカチュワン州の大自然の中で農業をはじめて約10年。カナダ人の旦那、二人の娘、犬と猫と牛たちに囲まれた日々の出来事を紹介したいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

大混乱

7月10日(月)

子牛は34匹になりました。28匹目からギャロウェー種と繁殖した子牛が生まれているため、みんな真っ黒でほとんど見分けがつきません。

ギャロウェー種の子牛たち


耳標をつけているのですが、番号がとても小さく耳の毛に隠れてしまうので、耳をつまんでみないことにはとても読めません。おまけに子牛は生後3日もすると、近くに行くたびに逃げてしまいます。昔は耳標のタイプが違ったので親の番号とかをマジックで大きく書く場所があったのですが、新しく定められた耳標では無理です。二つ耳標を付ける人もいますが、うちではそれをやっていません。(耳標が高いのと、要するに耳にピアスするわけだからひとつあけられたあとは、じっとおとなしくしていなくて二つ目をつけるのは無理。)

7月8日グレッグが朝早くベールを運びにいったとき、「今日は早くから時間があるなあ」なんていってブログを書いたりしたあと放牧地に見回りにいったら、その前日に産まれたG15の子牛が親牛もろとも放牧地から消え去っているではありませんか。その子牛は産まれた日にエレクトリックフェンスの下をくぐって何度も反対側に出たりしていたので、「要注意」と思っていたのですが、どこへ行ってしまったの?

そうしているうちにG15が林の中から現れました(もちろんフェンスの反対側)。「ちょっと、あんたどうやってフェンスから出たの?おまけに子牛どこよ?」と聞いたら林の中を戻っていくので、「なるほど、子牛のところへ連れてってくれるのね。」と後をついて30分ほども歩き回りましたが、結局子牛は見つからず。そのうちにグレッグが帰ってきて、ラッピングの手伝いをしてくれと言われたので子牛探しは中断。親牛は子牛のいるところを必ず覚えているので、大丈夫だろうと思いました。

その日の午後のこと。初産の予定のG9のおなかがずいぶん凹んでて、臀部に血の跡のようなものがあるのに気づきました。「あんた、子牛生んだの?どこよ?」と言って探しましたが、全然見つかりません。夕方になってその前日に産まれたDRの子牛が見境いなしにいろんな牛のところへ行ってミルクを飲もうとしているのが見えました。蹴られてもド突かれてもへこたれず、しつこく歩き回っています。「そんなことしてないでお母さんのところへ行きなさいよ」とDRのところに誘導したら、思いっきり蹴られてヨロヨロしています。

「え、何で?今までもう3匹も子牛を生んでみんな育てたじゃないのよ~。」
とちょっと途方にくれましたが、よく見るとDRはまだ丸々しています。「もしかして、これあんたの子供じゃないの?」そうです、たぶんこれはG9の子供なのでしょう。その前の日、初めてその子牛を見たときたまたまDRのすぐ前に寝ていたので私はてっきりDRの子牛だと思い込んでしまっていたのでした。その後干し草のことで忙しくなってしまったので気をつけてみていなかったのでした。

結局G9には全く子牛を育てる気はなし。子牛はみんなのところに行ってミルクを飲もうとしていますが、来られても気にしていないのはバンビだけ。あとは蹴られド突かれの連続。バンビに三匹めを預けるのはさすがに無理だから、また哺乳瓶の生活です。やっとみなしごちゃんから解放されたかと思ったのに。

しかし、どれがその子牛か分からない!同じようなのが7匹いるので耳標をつけるたびに、「これはなんとなく色が茶色っぽいな」とか、「これは去勢牛で耳標は右」「これは左」「ちょっとおへそのところが白っぽい」「毛が長め」などとこまめに記録をしていますが、この後まだまだ生まれる予定ですから、これもいつまで区別できるやら。

そこで、この子牛ちゃんに私がよく読ませてもらっている「うしおばさん」のブログにでていたアイデアを拝借させていただき、子牛の耳標の後ろにピンクのリボンをつけました。

スパンキー


あまりリボンを長くするとほかの牛とかが食べようと引っ張ったりして取れてしまうといけないと思い短くしておきましたが、こうすれば遠くからでもすぐに分かります。

女の子だしリボンちゃんとでも呼ぼうと思いましたが、元気でガッツがあるので「スパンキー」と名前を付けました。

G15は子牛とともに林の中から現れましたが、エレクトリックフェンスを越えたくないのでまだ反対側にいます。電気を切ってワイヤーを地面すれすれまで下げたのですが、それでもだめなのです。ほかの牛たちは、「どうやってそっち行ったの?うらやまし~!」と大合唱のため、フェンスを完全に取ってしまうこともできません。まあ、親子一緒にいるので水でも持っていってやって、そのうちグレッグが帰ってきたら手伝ってもらって戻します。たまらん。




スポンサーサイト
  1. 2006/07/11(火) 02:21:52|
  2. | コメント:7
<<ありがた迷惑? | ホーム | 牧草刈り取り始まる>>

コメント

ホントに大混乱ですね~。ひとごとだから、どたばたぶりに、くすくす笑ってられるけど、これが自分ちで、もし起こったと思ったら、うんざりしますね。おまけに、牧草作業の真っ最中で、超忙しい時期だしね!
リボンつけたんですね。遠くからでも、よく見分けがつくでしょ?
うちでも、脱柵した牛をフェンスの中に戻すのは、苦労します。線を下げても、入らないしね~。出た時は、どうやって出たんだろうと、不思議に思いますね。
  1. 2006/07/11(火) 09:36:32 |
  2. URL |
  3. うしおばさん #-
  4. [ 編集]

私たちが見たらみんな同じに見えるんだろうな?
リボンを付けた子牛  かわゆいじゃない?

私だったら「えーめんどう。」とばかりに、適当にやってしまうだろうなー。でも、そうすると、あとで大変なことになるんでしようね。ご苦労様です。
  1. 2006/07/11(火) 14:43:27 |
  2. URL |
  3. A&M #-
  4. [ 編集]

うしおばさんへ

やっぱり他人事だと笑って読めますよね。私も同じですもの。でもこのくらいならいいほうです。

私がいやなのは集団脱走。牛ってあの体重や普段ののんびりさからは想像できないほど身軽にカモシカのように(でも怒涛のように)走っちゃうんですよね。
  1. 2006/07/11(火) 21:55:38 |
  2. URL |
  3. jordefarms #-
  4. [ 編集]

A&Mさんへ

牛は一頭一頭少しずつ顔が違いますね。ずーっと見てると分かるようになるけど、生まれたばかりではなかなかその区別に気が付きません。
いつ頃から違いが分かるようになるかなあ?
  1. 2006/07/11(火) 21:57:48 |
  2. URL |
  3. jordefarms #-
  4. [ 編集]

ホルスタインは斑紋があるから区別ができるけど、最近ブラウンスイスをかけて産まれた牛たちはみんな同じような色で、わかりにくいですね。それでもF1だからまだ白いところがあるからいいけど、純血に近づいたらほとんど区別できないんじゃないかな?
でも30頭の黒毛和牛を顔で区別している人の話を読んだこともあるし、不可能ではないのでしょうか?
私には全く自信がありませんが。
  1. 2006/07/12(水) 02:47:12 |
  2. URL |
  3. cowbell #93SSyXN.
  4. [ 編集]

スパンキーって元気っていう意味なんですか?
うちにも、ベル オーク スパンキーという牛がいて、スパンという愛称で呼んでますが、とてもおっとりしていて、名前負けしてますね。
  1. 2006/07/12(水) 02:49:30 |
  2. URL |
  3. cowbell #bV.rN02k
  4. [ 編集]

COWBELLさんへ

SPUNKYと書いて元気なとか血気盛んなとかいう意味ですね。この子牛、その言葉そのもので、哺乳瓶にも「もっと出せ!」と一生懸命頭突きしてました。

うちには今全身茶色のアンガスの成牛が9頭いますが、一応それは全部顔と全身の様子で区別することができます。子牛たちはまだ生まれて日が浅いので特徴をつかみきっていません。これで毎日見ていればだんだん慣れるのかなあ?

  1. 2006/07/12(水) 15:25:41 |
  2. URL |
  3. jordefarms #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

jordefarms

Author:jordefarms
ジョルディファームへようこそ!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

フリーエリア

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。