カナダ大平原のファームからの便り

カナダ・サスカチュワン州の大自然の中で農業をはじめて約10年。カナダ人の旦那、二人の娘、犬と猫と牛たちに囲まれた日々の出来事を紹介したいと思います。

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メープル誕生

7月2日(日)

昨日7月1日はカナダの139回目の建国記念日でした。町に行けば花火とか催し物があるのでしょうが、うちでは何らいつもと変わらぬ生活でした。

朝7時に放牧地に見回りに行ったら、私の大好きなG14という番号の牛がなんとなく落ち着かない様子で、ほかの牛を頭で押していたりしました。

G14
G14


この牛は私の一番のお気に入りの14番の牛が2年前に産んだ娘です。

お母さん(14番)
14番


そろそろ子牛を出産する時期だとわかっていたので様子を見ていたら、案の定7時11分に破水しました。普通子牛を産むときは仲間から離れた静かな場所を選ぶことが多いのですが、この牛はみんながいるところの真ん中から動こうともしません(周りの牛たちも何の注意も払ってない)。

7時23分には足先が見え始めたので、「ちぇっ、カメラもってくればよかった」と後悔したものの、初産だったので途中で離れて何かトラブルが起こってもいけないと、その場についていることにしました。陣痛が少しおきに来ているようでいきんではいるのですが、なかなか進みません。

足先を見るととても大きい感じがしたので、「もしかして男の子かなあ?大丈夫かなあ」と少し心配になり、手伝うことにしました。母親のいきみに合わせて子牛の前足首を引っ張ると、少しずつ鼻先が見え、そこまで来ると結構簡単に頭が出て、体も腰もスポンと出てきました。あんなにあっけないなら自分でも充分産めていたと思います。結局生まれたのは7時45分で、初産にしてはとてもスムーズに行きました。

普通だったら子供を舐めて乾かすのですが、優しくムームー鳴いているものの舐めません。子牛はとても活発で、生まれてすぐ立ち上がっておっぱいを探そうとしていました。20分もしないうちに飲みはじめ、お母さんも嫌がりもせずにじっと立っています。でもいつまでも舐めないので穀物倉庫に行ってオーツ麦を持ってきて子牛の体に振り掛けました。地面の上にも少し置いたらバクバク食べ始め、子牛の体についたのも食べようとして体も一緒に舐めていました。次に見に行ったときには子牛はすっかりきれいになっていたので、やっと母親意識に目覚めたのかもしれません。

これまでずーっとかわいい女の子と思っていたのにお母さんになってしまって子牛の面倒を見ているなんて、なんかそぐわなくってヘンな感じです。

メープル


産まれたメスの子牛をカナダの建国記念日にちなんでメープルと名づけました。お母さん牛、おばあさん牛のような優しい牛になるといいけど。

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  1. 2006/07/03(月) 15:11:30|
  2. | コメント:7
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コメント

メープルの誕生おめでとう!!!
何もかもスムーズにいってよかったね。常に目配り気配りして、大変なんですね。もう立派な牛飼いさんですね。頼もしいこと!。産まれた子牛も逞しそうで、あとは放っておいても、ぐんぐん育っていく事でしょう。
  1. 2006/07/03(月) 19:00:12 |
  2. URL |
  3. A&M #-
  4. [ 編集]

えッ、何回目の建国記念日ってあるんだ。
日本は何回目になるんだろ?
って言うか、日本の一回目っていつ?
  1. 2006/07/04(火) 01:43:42 |
  2. URL |
  3. dagings #-
  4. [ 編集]

牛の群れの中で、分娩すると、他の牛はどうしてるんでしょうね?モーモー鳴いたり、舐めようとしたり、取り囲んだりしませんか?
うちで一度、他の牛に踏まれてた子牛がいました。急いで救出しましたが。
  1. 2006/07/04(火) 07:53:00 |
  2. URL |
  3. うしおばさん #-
  4. [ 編集]

dagingsさんへ

カナダは歴史が浅いですからねえ。日本の国の始まり?古事記とか神武天皇とかいう言葉が思い浮かぶだけです・・・・実際はいつだったんでしょうか。日本史もっと勉強しておくんでした。
  1. 2006/07/04(火) 09:44:09 |
  2. URL |
  3. jordefarms #-
  4. [ 編集]

うしおばさんへ

牛が群れの中で出産していても、周りの牛たちは全く気にする様子を見せません。(一番近い牛は3-4mくらいのところにいるんですけどね。)未経産の牛も何頭かいるのに、のんびり反芻しているだけです。

種牛が同じ放牧地にいたときも、別にどうってことありませんでした。でももし顔のまん前で出産したら(そんなことしないと思うけど)、粘液とか血とかに興奮しちゃうかもしれませんね。それは避けたいです。
  1. 2006/07/04(火) 09:50:12 |
  2. URL |
  3. jordefarms #-
  4. [ 編集]

名前をつけるところが素敵ですね。
ばあちゃんと母ちゃんの雰囲気が全然違うんですが、
血統のせいですか??
放牧で分娩介助するのって、母牛をつなぐことができないけどどうするんだろう・・・
お産の途中で近づいていっても大丈夫なんですか?
  1. 2006/07/04(火) 23:36:59 |
  2. URL |
  3. kiri #-
  4. [ 編集]

kiriさんへ

おばあさんはアンガス、お母さんはアンガスとシメンタールの交雑なため、模様が違いますね。でも性格は同じようにおっとりしています。今回生まれたのは、アンガス・シメンタールに、ギャロウェーの種牛をかけたものです。すごいぐしゃぐしゃ。

みんなに名前をつけたいのですが、ぴんと来る名前を思いつかないことが多いので、名前のついているのは20%以下だと思います。それ以外はみんな「グッドガール」って呼んでる気がします。

分娩の介助、今回はほんとは全然いらなかったのですが、たまたま近くにいて、見てたら大変そうな感じがしたのでちょっと手を貸してしまいました。帝王切開が必要な場合は拘束してないと無理だと思いますが(ラッキーなことに、帝王切開今のところ未経験です)、手で、あるいはチェーンとかを使って引っぱる程度だったら、つながれてなくても大丈夫だと思います。しばらくは立ったり座ったりしていても、本気で分娩始まったら動かないから。私たちのことを毎日見ているので、近くに行っても警戒されません(私たちはそれを目標としています)。
  1. 2006/07/05(水) 14:38:02 |
  2. URL |
  3. jordefarms #-
  4. [ 編集]

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