カナダ大平原のファームからの便り
カナダ・サスカチュワン州の大自然の中で農業をはじめて約10年。カナダ人の旦那、二人の娘、犬と猫と牛たちに囲まれた日々の出来事を紹介したいと思います。
また除雪 またはまる
1月29日(月)晴れ 最高気温 -20度 最低気温 -23度
今日はよく晴れた!と思ったのに、全然暖かくなりませんでした。
また除雪してきました。もうそろそろこの話も終わりにしたいものです。家回り、庭、ベール置き場、子牛たちの近く、午前中できれいにできました。あとは、水呑場から親牛たちのいる畑へ向けてです。
フェンスの近くを除雪しているときに、「ズボッ」ああ、右の前輪が去年木を抜いたところの穴に入ってしまった・・・・その辺りは古い木がたくさんあって邪魔だったので、去年バックホーのおじさんが来てくれたときに根っこから取って行ってくれたのです。そのあとグレッグがほとんど整地したのだけど、このフェンスに近いところだけはやってなかったみたいです。この前除雪したときこんなに近づかなかったので気がつきませんでした。ああ〜、どうしよう。
除雪車来ないかなあ〜??来るわけないよな、今朝6時前に来たばかりだし。しょうがない、誰かに電話するか。1.5km先の隣の人はお勤めなので家にいないことは分かっています。仕方がないのでその隣の4km先の人に電話することにしました。ここのおばあさんからは昔、卵を売ってもらったりしていつもよくしてもらっています。「ツー、ツー、ツー」おばあさん、お願いだから電話切ってちょうだい(;_;)
しばらく待ってもお話中なので、直接行くことにしました。ここの息子さんは99.9%家の仕事場で何か直しているはずです。行ったら、おばあさん電話終わった模様。「スティーブだったら、なんか直してるから作業場にいるよ。あそこに住んでるようなものだよ。」よかった。
快く引き受けてくれました。車に乗ってシートベルトをすると、何でこんな近くなのにシートベルトをするのか?と笑われてしまいました。「あんたは、私の運転する車に乗ったことがないからそんなことを言うんだね。」と指摘しておきました(相手の方が年上だけど)。
家に帰る途中で状況を説明したら、もしブレードを押し下げてはまっている前輪を上げることができれば、その隙間に板か何かをはさんで抜け出せるかもしれないと提案してくれました。
餌やり用のトラクターもブロックヒーターをつなげてあったのでエンジンはかかると思いましたが、とりあえず板をはさむやり方でやってみようと、厚い板、角材などをいくつか持って行きました。
まずブレードの下に角材を入れて、ブレードに高さを加え、それを下向きに押し付けたら前輪がすっぽり穴から浮きました。その隙間に厚い板を3枚くらい入れてブレードをあげると、はまった前輪がもうひとつの前輪と同じくらいの高さにまでなって穴からの脱出に成功しました!!
ひとつコツを覚えました(もうはまるのはたくさんだけど)。
それでは除雪再開。と思ったら、また顔を雪だらけにした子牛がいます。いやな予感・・・・「
また水呑場凍ってる〜〜〜
怒!」家まで戻ってお湯汲んで水呑場に空けてビニールシートかぶせてゲート閉めて・・・・・この前と同じだ。
そんなこんなで除雪は予定していた2/3くらいしかできませんでした。吹き溜まりがひどくて、雪を寄せるところがないほどの箇所もあります。どうしよう、この先。
そんな矢先、なんとグレッグから夜電話があって、明日から4日ほど家に帰ってくるそうです。この近くの人が帰ってくるそうなので、乗せて来てもらうそうです。おお、なんというタイミング。「除雪、除雪・・・・・うひひひひ」
夕方までには水呑場も溶けました。よかった。
今夜はよく晴れて、オーロラがきれいです。ベッドに行った子供たちが「お母さん、オーロラが見えるよ〜!!!」と大声で教えてくれました。北側の窓から見ているとリボンのようにゆらゆらと揺れてとっても素敵でした。「外行ってもいい?」というので、「マイナス23度だけど。もうパジャマだしやめたら?」と、残念がる二人組みを何とか説得しました。
今夜はこんなによく澄んでいるのに、明日の予報は小雪だそうです。はあ〜。。。
2007/01/30(火) 13:19:56
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農作業
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ミニ吹雪再び
1月29日(月) 曇り
26日(金)は雪が少し降って強い風とともに視界が悪くなるミニ吹雪状態だったのですが、昨日28日(日)はそれがさらに長時間続きました。
警報が出なかったので大したことないはずだったのですが、十分悪かったです(-_-)
土曜日に一度除雪車が通ったもののその除雪の苦労がみんな吹き飛ばされるほどの突風で、降った雪の量は5cmほどと(普通の人から見れば)大したことがないのですが、時速50km-60kmという風によって雪が飛ばされて、場所によっては60-80cmの吹き溜まりがまたできていました。
夕べは気温がマイナス21度ほどになり、風のための体感温度はマイナス30度ほどといわれていました。
「スクールバス通れるかなあ・・・・金曜日も学校休みだったし(先生方の会議だか何だかで州北東の全部の学校が休みだった)また明日もバス運休だったらどうしよう・・・・一月半分くらいしか学校に行ってないような気がする。」と思いながら11時過ぎにベッドに入りました。
朝6時に起きて外を見たら、もう除雪車の通ったあとがありました。いつの間に来てくれたのでしょう??徹夜か?朝超早くか????どちらにしてもありがたいことです。
早速バスの運転手に電話して、除雪車が通ったことを伝えました。ただ、わたしたちの前の子供の家からうちに来る間の道(近道になる裏道)が除雪されているかどうか分からないので、他の子供たちをとりあえず学校に降ろしてから、カンナとマヤを迎えに来てくれると言いました(このバスのルートで学校より北側に住んでいるのは私たちだけ)。
いつもより10分くらい遅れて迎えに来てくれましたが途中どこかではまらなくてよかったです。朝のニュースでは、夕べ風のせいで車やトラックが何台も道端に落ちてしまった(?)ので、警察で運転は控えるようにと勧告していると言っていました。
自然相手だから仕方はないものの、ちょっと気が滅入ります。まあ警報が出なかったということはこの前の吹雪みたいにひどくはないということだと楽天的に考えたいと思います(ほんとは出し忘れたんじゃないの〜?)。
それでは除雪に行ってきます。
2007/01/30(火) 00:09:58
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天気
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手作り餃子
1月26日(金)雪 最高気温 −7度 最低気温 −18度
半分くらい書いたのに、急に全部消えてしまった。キーッ!!怒れる。
昨日はあんなにいい天気だったのに、今日はミニ吹雪(ーー;)雪の量は大したことがなかったけど(だから警報など出なかった)風が強く、時には時速50kmの風が吹いていました。道路情報を見ても、「吹き上げられる雪のため視界悪し」「滑りやすい箇所あり」「吹き溜まり注意」などなど、サスカチュワン州のほとんどの道路に何らかの注意報が出ていました。
牛の餌やりなどで遅くなったため、この前吹雪のときに作って冷凍保存していた「餃子」を夕食としました。これは、ブログリンクさせてもらっている「
まみっこさん
」が紹介していた「
皮も手作り
」の餃子で、早速作ってみたものの、グレッグがいないと食べ物の減り方が格段に遅く、やっと今日食べる機会がありました。
市販の皮が少し残っていたため、それを使い終えてから、手作りの皮もやってみました。
「うしまとんさん」
も餃子を作っていたため、その記事も参考にさせてもらって、ラードの代わりにサラダ油を入れてみました(もう最初からレシピに従わない私・・・・)。伸びがよく、具がちゃんと包めてうれしかったです(笑 昔作った皮は、全く伸びずに、伸ばした先から縮んでしまい、全く具を入れられなかった(涙)。
なぜか私が作った皮のものは見栄えがよくない・・・・・焼いていたらカンナが来て「今日の夕ご飯何?」「ほら、これよ。」「なにそれ?」「なにそれって、餃子じゃないの〜」「え〜、ちょっと違う感じ。わからなかった。」あんまりだ・・・・
でも、味はとてもよくって、子供たちもたくさん食べました。これから練習を積めば、きっと皮も上手に作れるようになると思います(と、思いたいです。)。これでいつでも好きなときに餃子が食べられます。次回はうしまとんさんの水餃子に挑戦です!!まみっこさん、うしまとんさん、ありがとう♪
2007/01/27(土) 14:33:01
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食べ物・飲み物
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陽気な子供たち
1月25日(木)晴れ 最高気温 +1.5度 最低気温 −7度
今日はなんと気温がプラスになってしまい、ビックリ!
下の娘のマヤは、お友達の誕生日会に呼ばれたため、上の娘カンナだけがバスに乗って帰ってきました。トラクターでの牛の餌をやり終えて、子牛たちに大麦をやったり種牛に大麦とサイレージ(干し草)をやる仕事だけが残っていたため、カンナに手伝ってもらいました。子供たちは牛たちのいるほうに普段あまり行かないため、子牛たちは「何だこの見知らぬ物体は?」と一同に警戒してなかなか近づいてきませんでした。
まず、大麦を入れたバケツを運ぶのを手伝ってもらいました。(この写真は終わったあとで空っぽなのでとても軽い。いっぱい入っていたときはバケツが地面から3cmくらいしか浮いていませんでした。ひとつ15kg近くあるので、さすがに重いでしょう。でも自分でやるといってゲートのところまで30mくらい運んでくれた)
そのあと、私が種牛に餌をやっている間、その辺にうろうろしていた子牛たちにサイレージをやっていました。最初は警戒していた子牛たちも、食べ物がもらえると分かったら態度を急変してすっかりお友達になっていました。
「あんたたち、ほんとにたくさん食べるわねえ。」とか一人でぶつぶつ言いながら(親近感を覚えたか?)「とっても楽しい」とエンジョイしていました。しばらくして、「もう夏がすぐって感じだね。」と言い出すので「な、夏ですか?」と聞くと、「じゃあ春でもいい。春がすぐって感じ。」「そうかな?何で?」「まだずいぶん明るいから。」確かにそのとおり。5時半近くなるというのにまだ明るくて驚きました。冬至のころは4時過ぎるとなんだか薄暗くなってきたなあという感じでしたが、着実に日が長くなっています。
そのあとマヤを迎えに行って夕ご飯を食べた後、ポップコーンとジュースを食べ(飲み)ながら三人でビデオを見ました。グレッグのお母さんが送ってきてくれた「ベートーベン(1992年上映)」という犬泥棒から逃げ出したセントバーナード犬「ベートーベン」がいろいろな騒動に巻き込まれながらニュートン家になくてはならない存在になるという映画でした(まだ見たことなかった)。
ハラハラドキドキの内容に子供たちは大喜びで、終わってからカンナは「この映画、ほーんとに楽しかった」と興奮冷めやらぬ様子。「この映画、結構古いんだよね。」と言ったら、「今の映画も、この昔の映画みたいに楽しいのあるかなあ?これ、本当にあった話かな?あの子供たちに(その一家には三人の子供がいた)会ってみたいなあ。あ、子孫でもいいけど。」子孫って・・・・・そこまで古い話じゃないと思いますよ・・・・・
グレッグから電話があって今日はプラス10度だったそうです。マイナス100度まで耐えられる防寒ブーツ持っていったんだけど・・・・・「ちょうどいいときに電話してきてくれた。」と言ったら、「今度は何が壊れたの?」すっかりお見通し。
餌やりに使うアンラベラーというベールをほぐす機械のプラスチックのトレーが鉄のフレームからなぜか急に外れてしまったのです。とりあえずお友達が明日見にきてくれるといったので、簡単に直せるものだといいです。グレッグも、これといっていいアイデアはないと言っていたので・・・・
アトピー症のカンナは(昔に比べればずいぶんよくなってきた)、時々思いっきり引っ掻きたくなることがあるらしく、私が日本にいるときからずーっと使っていたブラシがそれにピッタリなのだそうです。グレッグが出稼ぎに行く際、なぜかそのブラシを持っていってしまい(家の中で一番いいブラシなのに(涙)、カンナはこの前「あ〜あ、早く3月になってダディー帰ってこないかなあ」やっぱり離れていて寂しいのね、と思う私に、「そうすればあのブラシまた使えるし・・・・」「え、ダディーとブラシとどっちに帰ってきてもらいたいの?」「場合によるけど、今はブラシ。」グレッグ、かわいそ〜・・・・マヤも続けて「ダディーなんてあんなに髪短いのに、何もあのブラシを持っていかなくてもいいのに!!櫛で十分だと思うけど」と言いたい放題。今ごろクシャミしてるかも。
2007/01/26(金) 14:36:08
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子供
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吹雪の余波
1月23日(火)曇り 最高気温 −6度 最低気温 −9度
50年ぶりといわれた
猛吹雪
がサスカチュワン州中部を襲ったのが1月10日のことでしたが、それによる悲しい被害が、私の住む村ビヨークデールにありました。
村に住んでいる38歳の男性が、吹雪の始まった9日(火)の夜、ここから30分くらい北へ行った別の小さな村から「これから家に帰るから」という電話を母親にしたあと途中で行方不明になってしまったのです。吹雪は水曜日一日中吹き荒れ、吹雪がやんだあとは3日ほどマイナス30度以下という寒気が入ってきました。
その人の乗っていたトラックが14日(日)に見つかりましたが、その人の姿はありませんでした。ほとんど人通りのない道で角を曲がり損ねて雪にはまってしまったらしいのです。
トラックが見つかったという連絡をもらって、その人のおとうさん(70歳前後)が息子を探しに出かけたそうですが、何の手がかりも得られず、家で大層心配していたということです。大柄でヘビースモーカーのおとうさんは心臓を病んでいたらしく、ストレスが引き金となってその夜自宅で心臓発作をおこし、亡くなってしまったのです。
それからも息子の捜索は続き、21日(日)の午後、トラックから2kmほど離れたところで遺体で見つかったとのことでした。吹雪の中、誰か近くの家に行こうとして、方向感覚をなくして凍死してしまったらしいです(話によっては、車で居眠り運転をしてしまって雪にはまり、気がついたらガソリンもなくなってバッテリーも上がって、それでパニックして外に出たとか)。
村の人たちをはじめとした捜索隊が組まれ、スノーモービルで探しに行ったり、バックホーで雪をかいたり、ここからずいぶん離れたところの原住民のトラッパー(罠を仕掛けて、コヨーテやビーバーやその他動物の毛皮をとるのを職とする人たち 雪の中での地理勘に長けているのでしょう)が来て捜索を手伝ってくれたりしたということです。
村中がその話で持ちきりだったのですが、私は「藪の中」に住んでいるため、又聞きの部分が多く(人によって話の内容が違うので、みんなそういうふう)実際の背景がよく分からないのですが、お酒を飲んでいたので(その息子は飲酒癖のある人)裏道を通っているうちに道から外れてしまったのではとか、いろいろ憶測されています。
お父さんの心臓発作にしても、警察に日曜日まで失踪の届け出をしなかったことや、その時点で他の人たちに頼まずに自分だけで探そうとしたことなど、村の人たちはあとで残念がっていました(息子は飲酒癖のせいで、これまでも2−3日家をあけることはあったらしいので、連絡しなかったのかもしれないと私に教えてくれた人(の一人)は言っていました)。
どんな事情だったにせよ、一人残されたお母さんがとても気の毒です。こんな小さな村の名前がニュースで聞かれることは今までなかったのに、こんな残念な内容で州のラジオのニュースに流れたりするのは悲しいです。
捜索に当たった人は総勢200人ほどいたとのことで、それはそれでこの村の人たちの暖かい気持ちに感謝します。あんな吹雪はもうこりごりです。
2007/01/24(水) 15:28:08
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田舎のお話
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慣れてきた子牛たち
1月21日(日)晴れ 最高気温 −9度 最低気温 −17度
今日もよく晴れた大変穏やかないい日でした。一日一度大麦を与えている子牛たちは、だんだん警戒心も薄れてきて、行くたびに近寄ってきます。
何しに来たの?
なんか食べ物くれるの?
昨日のパンダ牛の兄弟たちです。種牛は、もともとスコットランド出身の「ギャロウェー」という種類で、ハイランド系の、毛が長くて厚い、小柄でがっしりした牛です。生まれたときは夏毛だったのでそれほど気にならなかったのですが、冬になると羊のような毛玉牛になってしまい、前髪で目が完全に隠れています。どれをみても同じなので、耳標をつまんで番号を確認しないと、どれがどの牛か分かりません(でも仲良くならないと、耳に触らせてくれない)。
買ったばかりの私の時計、食べないで〜・・・・
2007/01/22(月) 13:40:53
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牛
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異種交配悲喜こもごも
1月20日(土) 最高気温 −10度 最低気温 −15度
私たちが農業をはじめたときから飼っている15番です。小柄でおとなしい、優しい牛です。
母親 15番 1995年生まれ
娘その1 A15 1997年生まれ 父親:レッドアンガス
孫娘その1 IA15 2006年生まれ 父親:シメンタール とってもかわいい女の子です
母親 15番 1995年生まれ
娘その2 G15 2004年生まれ 父親:シメンタール
孫娘その2 IG15 2006年生まれ 父親:パンダ(笑)
2007/01/21(日) 08:57:33
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牛
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久しぶりに買い物
1月18日(木)晴れ 最高気温 −13度 最低気温 −17度
この前食品の買出しに出たのは確か二週間ほど前。肉やパン、その他日持ちするものには全く事欠かないのですが、野菜、果物などの生鮮食品が底を尽きてきました。ビヨークデールの村にあるコープに行くこともありますが、時を選ばないと、「ああ、これも昔は生鮮食品だったのかもしれないなあ・・・」と思わせるような野菜に出くわすこともあり、仕方なく隣町のティズデールに行くことにしました。
行きたいと思ってもすぐ行けるわけではなく、天気や道路の状態、自分の仕事の段取り、「行こう」という決心(多分これがかなりのウェートを占めている。私は出かけるのが嫌い)などなど、いろいろ考慮すべき要素があるわけなのです。
昨日は風もなく、最高気温はマイナス2度という、絶好の運転日よりでした。ハイウェーもこのようにきれいに除雪されていて、安心しました。
それでも、道路と路肩や畑の高さが全く同じほど雪があるため、風のある日にはハイウェーに雪がたまってしまって凍ってしまい、気をつけないといけません。気温が低ければ雪がさらさらしているのでハイウェーの上を通り過ぎていってしまうのですが、このように気温が高い日には、道路にくっついてしまってかえって危険なことがあります。
果物や野菜を買い込んで、これで子供たちのお弁当もしばらくはOKでしょう。
食品を売っているスーパーで、私の今回の買い物の一番のお目当てのものを買いました。それは「腕時計」。もうずーっと壊れていて(ストラップが切れてしまって電池がなくなっているだけだけど、ベルトと電池を買うと時計よりも高くなる)不便な思いをしていたのですが、車や家の中なら時計もあるので別にそれほど切実に必要だったわけではないのですが、一人になって外やトラクターの中で仕事をする時間が増えると、不便さが一段と増してきました。この前のお葬式の時には娘がクリスマスにもらった腕時計(水色のストラップ)を貸してもらってしのぎました(ーー;)
さて、時計売り場に行くといろいろありましたが(値段的には10ドル以下のものオンリーを見ていた)、二つのどちらかに絞られました。ひとつはアナログ(針)で、皮風のストラップがついたもの、もうひとつはデジタルで布のストラップがついたもの。どちらももちろん中国製です。いつもストラップが壊れて駄目になるので、それさえ丈夫なものなら何でもいいのですが、結局デジタルのものにしました。アナログの方には、「ジャパン ムーブメント」と書いてあって、ちょっと心が揺らぎましたが(笑)「何よ、ジャパン ムーブメントって?」と笑ってしまいました。日本製のように正確とでも言いたいなら、せめて「ジャパニーズ ムーブメント」くらい言ってもらいたいものです(それだって意味よく分からないけど)。
家の近くまで来ると、除雪車が畑の中に高い雪の壁を作った跡がいくつか見えました。スノートラップ(トラップとは、英語で罠、罠を仕掛けるという意味)と呼ばれる防風壁を作ることによって、畑の雪が風のために道路に積もってしまうことを防ぎます。道路の両脇が開いていれば雪も通り過ぎるのですが、この道のように、片方が林だと、その前の道に大きな吹き溜まりができてしまうのです。道路は写真左側の林のすぐ手前。
吹雪から一週間ほどたって、除雪車のおじさんは、道路の除雪はやっと追いついたので今度はこういう防風壁を作る作業に取り掛かるとのことです。今回の吹雪は、このおじさんが覚えている中でも一番ひどいものだったらしいです。
2007/01/19(金) 14:49:15
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日常
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最近のニュースより
1月15日(月)晴れ 最高気温 −16度 最低気温 −23度
寒波が過ぎ去りつつあり、今朝はマイナス23度でした。子供たちが学校に行く前の会話。
カンナ「お母さん、今日スカーフ要ると思う?」
私「いらないよ。だって暖かいもん。」
カンナ「ほんとだ、マイナス22度って書いてある」
何ごとも見方次第ということで・・・・
除雪作業もほとんど追いついて、あと2−3時間やれば牛の餌やり場も吹雪の前の時点と同じくらい道が広くなると思います。トラクターも調子よく動いたし、雪にはまったりしなかったし、個人的にはいい一日でした。
先週カナダの農業新聞にこんな記事が出ていました。サスカチュワンはカナダの後進国のようなところなのですが、農業が産業の中心というだけあって、サスカトゥーンにある「サスカチュワン大学」は、農業研究が盛んです。その中の「Vaccine Infectious Disease Organization・・・カナダ獣医感染症機構(ちょっとヘンな名称ですが、カナダ大使館のウェブサイトではこのように訳されています)」という組織が、牛のフンから、E−COLI(O−157菌)の元になるバクテリアを99.5パーセント取除くワクチンを開発したという発表がありました。
このワクチンを使うことにより、食中毒を劇的に減らすことができるということです。きちんと調理されていない挽き肉を使ったハンバーガーを食べたことによって食中毒になるケースはもうここ何年も聞いていますし、去年はO−157菌が混じった肥料がかかったレタス、ほうれん草などが問題になっていました。
このワクチンのこれからの課題はこのワクチン代を誰が負担するかということらしいです。きっとまた家畜生産者に降りかかってくるのだろうけど、このバクテリアによって牛が病気になるわけでもないのだから、家畜生産者にとってこのワクチンを使うメリットは直接的にはないわけです。
ワクチンを開発したことはすばらしいとは思うものの、O−157菌は家畜のフンの中に自然に存在するものなのだから、その後の流通過程にあるいは(野菜の)生産方式に問題があるのではないのだろうかと、疑問に思ってしまいました。北米では1ポンド(454グラム)の挽き肉には、平均250頭の牛の肉が混じっているといわれています(確かファーストフードネーションという本に書いてあった)。
カナダでは肉牛の個体識別耳標の装着が義務付けられています。それにより、もし狂牛病などが発覚したら、その牛がどのようなルートを通ってきたか分かるようになっています。耳標をつけることは義務ですが、その牛の生年月日の登録は生産者任意になっています。だからといって、生年月日を登録するとセリでの子牛の値段に反映するかというとそうではありません。このワクチンも耳標も、生産者が作業やコストを負担をするもののそれによる恩恵がほとんどないというのも残念な限りです。
最近は牛の値段がとても安いのですが(だから離乳した子牛たちはまだ家にいます)最近のフィードロットの言い訳は、
・餌にする穀物の値段が高すぎる。エタノール混合のガソリンが義務化され始めているので、そちらに回る穀物が増えて、飼料供給に影響があるのではと懸念もされている
・みんなアルバータ州、ノースウェスト準州とかの油田、鉱山(ダイヤモンドなど)の給料のいいところに働きに行ってしまって、フィードロットや食肉加工施設での求人がままならない。(一日だけニュースになったのは、マニトバ州の大手食肉加工業が、中国から何人か(数を忘れた)の人たちを雇ったのだが(多分就労ビザを出した)、その人たちがカナダに来るために一人あたり10,000ドル(百万円近く)をバンクーバーの仲介業者に支払っていたという事実が発覚した。その後ぷっつりとニュースから消えてしまったので、どうなったのか不明)
生産者はいつもトーテムポールの一番下にいるような気がします。
2007/01/16(火) 14:09:46
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牛
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寒くても穏やかな朝
1月14日(日)晴れ 最高気温 −25度 最低気温 −35度
涙なしでは語れない話が続きましたが(ちょっとウソっぽい)、今朝は寒いものの風もなく穏やかでした。
朝9時ごろ、台所の窓から外を見ると、なんとムースが一頭、リンゴの枝を食べていました(ーー;)。
温度計を見ると、外はマイナス34度
15分くらいそうしていたかと思うと、悠々と歩いて家の南の林に入っていってしまいました。1歳くらいのオスのムースでした。小さい角が見えました。大人になると、角の幅が2メートルくらいになるそうです。
しばらくしてから外に出て、ムースの通ったところを見に行きました。これが足跡。
リンゴ、姫リンゴの木のまわりをグルッとしたあとがあります。
もみの木が並んでいるところの南側で休んだ模様です。
お土産を落としてくれたあとが。
急速冷凍されているアーモンドチョコレート(笑)
ベール置き場に行くと、鹿が通ったあとがありました。
こちらはレーズンチョコ
マイナス30度の中写真をとっていたら、「バッテリー残量わずか(なぜだ?)」の表示が出てしまったので、家に入ってきたら、二人組みはこんなふう・・・・
「何してるの?」と聞くと、「日光浴」ですって。いいわね、あなたたち陽気で。
2007/01/15(月) 04:08:16
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野生の動物
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寒くて長い二日間
1月12日(金)晴れ 最高気温 −24度 最低気温 −35度
水曜日の大吹雪の翌日(昨日)はそれまでの猛威がウソのように晴れあがりました。けれども晴れ=寒い。実際の気温はマイナス32度だったのですが、WINDCHILLと呼ばれる風による体感温度がマイナス40度に相当するものでした。たいした風とも思えないのですが、気温が低いので、ほんの少しの風でも体感温度をぐっと下げてしまい、露出した肌(顔とか鼻とか)がほんの1−2分で凍ってしまうという危険な状態なので、気象庁でまた警報を出していました。
朝スクールバスの運転手から電話が来て、「除雪車がどこにいるのか誰も知らないのよ。だから今日も運休。」子供たち大喜び。
朝のラジオは前日の吹雪の被害の報告で持ちきりでした。空港まで行ったものの駐車場からターミナルにたどり着けず、車の中で何時間も過ごす羽目になった人、ウォルマート(大きな安売りデパート)で一晩明かした50人ほどの人たち、一台の救急車が一日で6回もはまった話、サスカトゥーンの消防士が雪にはまった人たちを救助するために近くのお店のスノーモービルを借りて救助に行った話、どれを聞いてもビックリするものばかりでした。
種牛くんや子牛たちに大麦をやりにいこうとすると、林の中から一匹、また一匹とサメ軍団が出てくるのが見えました。「お〜、生きてる、生きてる。よかった〜。」その行列はどんどん長くなり、雪を蹴散らして怒涛のように(いつものとおり)みんなで走ってきました。前日一日突風で水呑場まで来られなかったため、みんなのどが渇いていたのです。
それらを横目で見ながら、除雪をはじめました。しかしすごい量の雪。どこから手をつけようか、どこに寄せていけばいいのか・・・・・千里の道も一歩からということわざを思い出しながら。
道路に出てみると、道、溝、畑の区別が全くつきません。
家の横もこんなに積もってしまいました。
庭の周りとベール置き場を丁寧にやって、牛たちの餌場の方もとりあえず通れるだけ除雪をし、天気は晴れの日がしばらく続くようだったので、残りは明日以降にしようと思いました。かなり吹き溜まりができていましたが、通れないほどではありませんでした。この前の日曜日に丁寧に除雪をしておいて、本当によかったです。通るだけのところでも、最初にかなり広く開けておかないと、雪が何回も降ることによって寄せる場所がなくなってしまうからです。去年も最初にグレッグが15m幅くらい除雪しておいた通路が、春先までにはトラクターがやっと通れるほどに狭まってしまったからです。牛たちのいたところはほとんど雪がなく、東風からも保護されていたので、吹雪を無事にやり過ごせてよかったです。
午後も半ばになってしまったので、除雪用のトラクター(ジョンディア4430)のエンジンを切って、餌やり用のトラクター(ジョンディア4010)のエンジンをかけました。エンジンを温めている間10分くらい他のことをして戻って来たら、油圧のポンプのちょうど真下くらいに、オイルがかなりもれているのが見えました。時々ポツ、ポツとたれるのは知っていましたが、これはどう見てもそれ以上です。「ポンプ壊れたか!(これは古いトラクターで油圧ポンプがいつも心配の種)」と思って、急いでエンジンを切って、除雪用のトラクターにベールをほぐすアンラベラーという機械をくっつけて餌やりを済ませました。このトラクターには除雪用のブレードがくっついているので小回りが利かないのが難ですが、仕方ありません。おまけに油圧を接続するのが二つしかないので、アンラベラーを接続するとブレードを使うことができません。油圧ホースを接続するのに手間なので(特に寒いときは)できれば避けたいのですが、やむを得ず。
ベールを運んでいると、除雪車のマーセルさんがものすごい雪煙をあげながら来るのに遭遇しました。「去年の冬でやめとけばよかったと思った?(除雪車の仕事から引退しようと思ったのを考え直して今年もやることにしたので)」と聞いたら、「ああ、ほんとに。」といったので、「お願い、やめないで。」と嘆願しておきました。すごい量の雪、すごい量の道、ストレスがたまる仕事だと思います。でもせっかく携帯の番号までもらって心強く思ったのが水の泡・・・・私を見捨てないでくれ〜。
とりあえず餌やりも終わって、トラクターのヘッドライトをたよりに子牛たちに大麦をやりました。ふと見ると、雪を食べている牛がいるではありませんか。「あんた、何で雪食べてるのよ?いやな予感・・・・・」と思って水呑場を見に行くと、やっぱり。水が凍ってしまって、水呑場が空っぽになってしまっていました。牛たち(サメ軍団のグループ)が使う水呑場がこのように2ヶ所あるのですが、
これは凍らない
これが凍ってしまった(子牛たちが使えるのはこれだけ)
50頭もの牛が一度に水を飲みに来ると、ポンプの水圧がとても下がって水が流れ出る速さが極度に遅くなって、このように思いっきり寒いときには水の出るスピードが水の凍るスピードに追いつかず、特にこの青い水呑場はデザインが悪いせいで凍ってしまうことがあるのです。
家に戻って熱いお湯を20リットルのバケツに3杯ほど汲み、凍ってしまった水呑場に注いで、ビニールシートをかぶせて鉄のゲートで囲んで、子牛たちが行かないようにしました。水呑の下に電熱が通っているので、そこからの熱とお湯とで水管が溶けるのを待つのみです。以前にもこういうことがあって、これでうまくいったので、今回もそうなるといいなと・・・・
トラクターに戻ってみると、なんだかこのトラクターからもオイルが漏れています。さっき除雪に使ったときにはそんなことなかったのに、ヘンだなあと思いながら、いつもの場所に片付けました。
しばらくしてからブロックヒーターがちゃんと作動しているか見に行ったら、なんだか先ほどよりももっとオイルが地面に落ちている気がしました。
次々とことが起こって気が滅入っているところに、出稼ぎにいっているグレッグから夜になって電話があり、助かったと思いました。「寒いときにはオイルが漏れるのはよくあることだから、どのくらい減っているのか気をつけてみていて、注ぎ足せばいい。一週間に一リットル使うくらいなら仕方ないと思って。」といわれ、やっぱり私の取り越し苦労かと、少し安心しました。とりあえず友達のカルバンさんに時間のあるときにでも見てもらうことにすることを伝えました。
グレッグは12月に溶接していたときにグラインダーがそれて手の節に傷を作ってしまったのですが、そこを何度もぶつけてついに炎症をおこしてしまったそうです。手が腫れてしまったのでちょうど病院のある町に行く人がいたので乗せてきてもらって、病院で抗生物質の点滴を打ってもらってその町のホテルに泊まったそうなのです。「帰ってくるの?(期待が膨らむ)」と聞いたら、「いや、明日には仕事に戻る。」「あ、そう・・・・(ちぇっ トラクター見てもらおうと思ったのに残念)」
仕事はまずまず順調で、宿舎は個室で食事もとってもいいそうです。うらやましいぜ。でもラジオも何も入らないところなので、世間で何が起こっているか全く知らないらしく、この猛吹雪のことも、カナダ初の六つ子誕生も、それ以外のニュースも初耳だったそうです。
スクールバスの運転手に除雪車が来たことを伝えて、昨日は終わりました。
今朝またバスの運転手から電話があり、「バス凍っちゃってエンジンかからない」と言われ、「今朝何度なんですか?」と聞いたら、「マイナス35度だけど、風のための体感温度はマイナス44度と言われてるわ。」うっそ〜・・・・彼女の旦那さんはスクールバスの補助(正規の運転手が都合が悪い時に代わって運転する)で、今朝は運転を頼まれていたらしく、そのバスはエンジンがかかったそうです。旦那さんのルートを終えたらそのバスを借りて自分のルートをするから、一時間ぐらい遅れるけど迎えに来てくれるとのことでした。バスが来ると思って私の車はブロックヒーターをつないでいなかったため、絶対エンジンがかかる見込みはないのでバスが来るまで待つことにしました。
10時を過ぎても来ないので、大丈夫かなと思って私たちの一つ前の家に電話しましたが、そこはお父さんが自分で子供を送っていったとのことでした。もう少し前の家に電話したら、バス来たけど、ドライブウェーではまっちゃったから、旦那さんがトラクターで引っ張り出したそうです。それで遅れていたのね・・・・なんて大変な仕事でしょう。
やっとバスが来てくれて、運転手は「もうたまらないわ」と言うように首を振っていました。「帰りは送ってくれるんですか?」と聞いたら、「バスが動けばね。どうなるか連絡するから」と教えてくれたので、念のため自動車のブロックヒーターをつけておきました。
さて除雪の続きと思ってトラクターのエンジンをかけ、オイルが漏れていないのを確認した後、水呑場の様子を見に行きました。やったー!水管溶けてました。子牛たちはやっと水が飲めてうれしそう。
エンジンを温めている間にカルバンさんに電話をして、「急ぎじゃないけど、もし時間があったら見に来てもらえるとありがたい。(カルバンさんは朝牛に餌をやっていたらトラクターのベールを突き刺すフォークが折れてしまって溶接してもらいに持っていくところだといっていました)」と頼んでトラクターに戻ると、トラクターの下にオイルが川のように流れています。トラクターの側部もオイルでぐっしょり!!!「え、何だこれは。」と超パニックになって急いでエンジンを切りました。またカルバンさんに電話をしたら、まだ出かける前で「フォークを溶接してくれる人のところに持っていったら行くから。」といってくれ、ホッとしました。
お昼頃来てくれてどこからオイルが漏れているか一緒に見てくれました。油圧のポンプにオイルが戻ってくるところのホースが劣化していて、オイルの圧力により留め金もろとも抜けてしまっていたのです。「ホースを替えればすむことだと思うから、ラッキーだよ。」と言ってくれ、ビヨークデールのコーヒー屋さん(車の修理、農機具の部品なども扱う)で新しいホースを買って(あってよかった)それを取り付けたら漏れは止まりました。オイルがかなり流れ出てしまったのでそれも足して(タンク容量42リットルと書いてある・・・・・もったいない)、もう新しく漏れているところはないことを確認するまでカルバンさんは手伝ってくれました。
機械が故障すると途端に心細くなるのですが、助けてもらってほんとに感謝しています。バスも午後はエンジンがかかったそうで、子供たちを家まで送ってくれました。今日は気温がマイナス24度まで上がったので、事態は上向きになるかも・・・・
2007/01/13(土) 14:37:22
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天気
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猛吹雪
1月10日(水)吹雪 最高気温 −18度 最低気温 −23度
午後7時現在で気温はマイナス23度ですが、これから夜にかけてさらに下がり、マイナス30度が予想されています。風が強いため、体感温度はマイナス40度近くになるといわれています。
来てしまいました、プレーリーブリザード(大平原の猛吹雪)。何年ぶりかといわれるほど広域で激しい勢力のものです。
夕べにはサスカチュワンに猛吹雪が来るということを、気象庁のウェブサイトで二日ほど前から予報が出ていたため(当たらないことが多くても、やっぱり感謝してます♪インターネットもあってよかった)昨日お葬式から帰ってきてから牛の餌(ベール)をいつもの3倍くらい持っていって、寝床の敷き藁も東側に林がある場所に厚く敷いて置きました。牛たちにとってみれば、「なんだ、なんだ、こんな次々と餌が来て!?さては痴呆か?しめしめ・・・・」くらい思っていたことでしょう。いつもは「餌の時間だモ〜モ〜」と催促しなくてはいけないのに。
その作業をしているときは風もあまりなく青空で、これから何かが起こるなんて気配は全くなかったのですが、夜になって曇り始め、夜中頃風が少し出てきました。
朝6時ごろ外の電気をつけたら、まだそれほど積もっていませんでしたが、かなり強い横なぐりの東風が雪を吹き飛ばしている様子が分かりました。「子供たち学校に行かせたくないなあ」と思っていると、7時ちょっと前にスクールバスの運転手から電話がかかってきて、「今日バス運休するから」と教えてくれました。「よかった。これで朝だけ運転して午後からキャンセルされたら困るから、どうせなら最初から休ませたほうがいいし。」というと、「そうなの。きっとそうなると思うから今日は運休しろと連絡が来た。」とのことでした。
9時近くまで明るくならないので、なかなか外の様子はわからなかったのですが、ラジオでも吹雪のことが一番のニュースになっていました。サスカトゥーンあたりはかなりひどいらしく、ハイウェーは閉鎖され、通行しない方がいいという道路も次々と出て、「どうしても出かける必要がない限り、出かけないでください。」と勧告していました。
やっと明るくなってビックリ。外は真っ白で真横に雪が降っていることしか分かりません。降っている雪が風で舞って視界がゼロになるときもあります。柵の中にいる種牛のミスターグッドルッキングや子牛たちに大麦を持っていって早々に家の中に戻ってきました。みんな食べるために急いで出てきて、そのあとはまた風をしのいでいました。
そのうちにここから一時間ほどのメルフォートの道路も視界ゼロだから運転しないようにというリストに加えられました。
玄関から10m弱のところにあるトラックもよく見えません。
グレッグが出稼ぎに行っていることを知っている友達のカルバンさんから電話があり、大丈夫かと様子を聞いてくれましたが、私が昨日餌を余計にやったから、今日はトラクターを運転しないと言ったら、安心したようでした。ラジオによるとメルフォート付近だけで車が8台も道路わきにはまってしまったそうです。
ニュースのたびに吹雪の様子が伝えられ、夕べ遅く自分の家の近くで雪に車がはまってしまった親子が歩いて帰ろうとして凍死したから(真っ白で方角の見当もつかない)、もしはまっても、絶対車から出ないようにといっていました。
サスカトゥーンは空港も閉鎖され、遠距離バスも運休になり、市内バスも子供たちを送り届けるのが終わる6時で運転を停止すると言っていました。道の脇そこらじゅうに高い吹き溜まりができているようで、はまってしまった車がたくさんあるようでした。牽引車は市内の対応で手一杯で、ハイウェーでトラブルのある車の要請には応じられないからとのことでした。
そんな中、「道路閉鎖」というサインが出されているにもかかわらず通ろうとする人もいるらしく、ハイウェーメンテならびに警察では「道路閉鎖のサインを越えて行ってトラブルになっても、多分誰も通らないだろうし、牽引車は(サインを越えて)行くことを禁止されているから、よく考えてから行動して欲しい。」と、ちょっと腹立たしげでした。
去年の暮れからサスカチュワン州の政府労働者(刑務所の看守とか)が賃上げ交渉などの理由でストライキをしていて、日曜日からハイウェーのメンテ、除雪車の運転手など360人ほどもストライキに加わったばかりでした。25%の数に相当する管理職がその代わりを務めていたのですが、技術的に劣るし、量的に不可能ということと、今回の吹雪の到来が予測されたことで、組合の方からこの人たちにストライキから抜けるように言い渡しがありました。
午後5時ごろに子牛たちにもう一度大麦を持っていったら、朝はふくらはぎの下ぐらいまでしかなかった雪が、ひざ上まで来ていました。
畑の方は完全に見えなくなっています。(ひどい写真ですが・・・・)
いまだに吹雪警報は出ていますが、今夜にはやんで、極寒が来るそうです。明日は晴れるということなので(最高気温マイナス26度の予想(ーー;)被害の査定はそのときに。あんな一杯ある雪、除雪できるんかいな、私・・・・・でもみんなおんなじなんだ。私が最悪の事態ってわけでもないだろう。除雪車のマーセルさんは超忙しいだろうから、はまらないことだけ気をつけます。明日も学校休みかもしれないけど、私たち除雪車が来ないことにはどこへも行けませんので。
たった今スクールバスの運転手から電話があり、「除雪車が来ない限り出られないし、朝までにどの道を除雪してくれてあるか分からないから、様子を見て電話で連絡をとりながら決めるわ。」とのことでした。この女性の運転手は15年ほどもバスを運転しているベテランなのですが、二冬前に極寒がきたときまで、一度もはまったことも運休したことがないと言っていました。去年も運休があったし、二回ぐらいはまったし、今年もすでに一度はまったし、まだ朝暗い中、人家もない田舎道を運転するなんて、大変な仕事です。私にはできません。ありがたい限りです。
明日、うまくいきますように。
2007/01/11(木) 11:11:57
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天気
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地獄に落ちかけている話
1月9日(火)曇り 最高気温 −17度 最低気温 −21度
先週、近所の女の人が亡くなって、今日がお葬式でした。まだ61歳だったこの人は、34歳のときにパーキンソン病にかかって、いろいろな薬や治療法を試したけれども駄目だったそうです。とっても若かったのにかわいそうでした。
ビヨークデールの村でお葬式があると、私にピアノ伴奏の役割が回ってきます。もう少し大きい町なら(人口2000人の隣町ティズデールでも)教会ごとに伴奏者がいて担当するのですが、この村は小さいため「カトリック」と「プロテスタント(アングリカンとユナイテッド)」の二つの宗派しかなく、伴奏はどちらも仏教徒の私です(ーー;)
お葬式はキリスト教式で行われますが、この村の人たちほとんどは普段教会へ行くことがないため(行くのはごく限られた家族のみ)、誰かが亡くなると「さて、それではお葬式をしないといけないから葬儀屋さんに頼んで牧師さんに連絡とってもらわないと」ということになり、牧師さんはいつもお葬式のときに「この2−3日間、OOさんの家族と一緒に過ごす時間を持って、いろいろ知り合うことができました」と言うのです(要するにそれまで全く面識なし)。
家族の希望を聞いて式中に参列者みんなが歌う3−4曲の賛美歌が選ばれ、それをコーラス隊のリーダーのペギーさん(この方は敬虔なカトリック信者)に伝え、ペギーさんから私に連絡が回ってくるという次第です。
なぜか先週末この牧師さんから直接私に電話があって曲のリストをくれ、そのあとで「毎週の礼拝の伴奏をしてくれませんか?」と聞かれたのです。「ガーティーさん(という名前のギターを弾くおばさん・・・プロテスタントの信者でコーラス隊のメンバー。68歳の平均年齢を吊り上げているうちの一人ですが、とっても元気です)はどうしたんですか?」とたずねると、「引退したいということなので。」とあっさり。「申し訳ないけど、今ダンナが出かけているし、農家の面倒も見ないといけないので、都合が悪いんですけど。誰か他にいませんか?」と尋ねたものの、全く心当たりなし。
何年か前に頼まれて、4人くらい(ガーティーさん、私、あと二人ピアノを弾ける人)で持ち回りにしてやったことがありますが、ガーティーさんは信者だから大体来るものの、二人は他の町の教会に移ってしまったりして、その時も貧乏くじを引いたのは、信者でもない私でした。そのあとやめさせてもらったのですが、牧師さんが入れ替わったこともあり、この前クリスマスのときに頼まれて行ったのを牧師さんが見て、また私に声をかけてきたのだと思われます(ガーティーさんは上手なのにひどくナーバスになるタイプで、ナーバスだけならまだしも、「私できるかしら?」って百万回ぐらい聞いてくるのでちょっと困る。お葬式が始まる前に15分くらいBGM程度に曲をひくのに、以前はガーティーさんのギターとデュエットをしていたのですが、そのたびに「大丈夫かしら・・・・」と聞かれ、「大丈夫ですよ。」と励ましてきたものの、あるときお葬式の10分くらい前になっても現れず、家に電話してみたら「できるかどうか不安だわ。私行くべきかしら?どうしましょう・・・」と言われ、ビックリ。「もう駄目、私、ついていけない」と電話をペギーさんに手渡してしまった私でした。
さて、牧師さんに「やりたくないって言うんですね。」とか言われてしまったし(そんなこと言ってません。私は都合が悪いから困るといっただけなのに)、何でこうなるんだ・・・・ 「誰かほかにいるといいですね。」といって電話を切りました。前のときもそうだったけど、参列者は見た限りでは気が向いたときだけ来るけど、私が行かないと「伴奏者がいなくちゃねえ・・・」という目で見られる。
そのあとすぐにコーラス隊のペギーさんから電話があったので、牧師さんから電話があって曲名を聞いたことを伝えたら、「ヘンねえ、お葬式の曲については私から連絡するって言ったのに。」と不思議がっていました。事の顛末を伝えて、「今ごろ藁人形作って釘さして『ジュンコ〜、地獄へ落ちろ〜』って言ってると思うけど」と言ったら、『あーら、じゃあきっと私も同罪よ(なにやったか知らないけど)。それじゃ、地獄で会いましょうね。ハハハ」と高らかに笑いながら電話を切ってしまいました。
「上手になろう」とかよりも、練習の後のお茶が楽しみなコーラス隊(みんなにとっては社交クラブ)を引っぱって(ついてきてないけど)みんなを励ましながら(空回りだけど)がんばっているペギーさんの前向きな姿勢にいつもすごいなあと心を打たれます。みんな隣の人とのおしゃべりが忙しくて話半分でしか聞いてないから、私だったらぶっちぎれていると思うのに、すごい忍耐力です。
教会の方は、ぜひガーティーさんに続けてもらいたいものです。
2007/01/10(水) 14:15:57
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田舎のお話
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除雪の日
1月7日(日)晴れ 最高気温 −11度 最低気温 −14度
このところ3週間以上雪も降らず穏やかな天気だったのですが、やはりこのまま冬が終わってしまうことはありませんでした。いつか雪が降るかも・・・・と思ったら、昨日の夕方から降り出しました。今朝までにはやんでいて、量としては10cm程度と大したことはなかったのですが、西風がかなり吹いたために、場所によっては吹き溜まりになっているところもありました。
「いやだなあ」と思いながらもグレッグがいないので仕方なく除雪をはじめることにしました。今週半ばにもう一度雪の予報が出ているため、あまりたくさん積もってしまう前にできるだけきれいにしておいた方がいいと思ったからです。
まずベール置き場から始めて、それから牛たちに餌をやっている畑の方まで除雪することにしました。経験が少ない割りにはまあまあのできかなと内心自画自賛しつつ、子牛たちのいる柵の裏側を除雪した後バックして戻ろうと思ったのですが、せっかくだからもう少し広く除雪しようと思い(欲張り)、右に曲がろうとした途端「あ、そういえばここは秋に道路整備のおじさん=除雪のおじさん(マーセルさん)に来てもらって雪解けの水が流れるように溝を作ってもらったんだ、気をつけなきゃ。」と、ふと思い出したのですが、時すでに遅し。右の前輪が妙に下向きになっています。急いでバックしようとしても、急な角度のせいで(たいして急でもないはずなのに、後輪にチェーンも何もないのでスピンしてしまう)全くでられません。「え〜い、こうなったら向きを変えてみるか。」などといろいろ試してみましたが、効果なし。
グレッグが出かけてからの除雪初日にしてもうはまってしまったか・・・・・どうしよう。ギヤをニュートラルにしてもうひとつのトラクターで引っ張るか、カンナに頼んでクラッチを踏んでいてもらうか、などいろいろ考えましたが、事態をさらに悪化させる可能性もあったので、とりあえず隣の人(1.6km先)に電話しようと思って家のほうに歩いていきました。しばらく行くと、何となく機械のエンジンの音が聞こえます。「もしかして除雪車?まさか、こんなちょっとの雪で来るはずないし・・・・もしかして自分のトラクターの音が反響(何に?)してるだけ?・・・・」
でも、やっぱりそれは除雪車!!!!助かった!「マーセルさ〜ん」と狂ったように手を振り回して走る私に気がついてくれたおじさんは、「何してるの?」「トラクターがはまった。引っ張ってくれる?」「どこにはまったの?」「おじさんが作ってくれた溝」
(この写真は、冬のはじめに来てくれたときにとったもの。さすがに今日は写真をとる余裕ありませんでした。)
あっという間に引っ張り出してくれました。おまけに庭周りの除雪もちょっとやってくれたし。「グレッグは?」と聞いたので、「出稼ぎに行った」と言ったら、「じゃあ、これから雪のときは気をつけていてあげるから」と言ってくれました。なんて親切なの。まだ地獄には落ちてなかった、私(笑 これは次回書きます)。明日から学校なので、ビヨークデールの村のちょっと北側(私たちの家の向き)にある坂道をきれいにした後、たまたま私たちの家の前の道を除雪しに来たとのことでした。途中で他の道に行ってしまう可能性だって十分あったわけだし、除雪車は速いので気がつくともう行ってしまっていたことものよくあるのだから、本当にラッキーでした。
出かける前にグレッグがかなりきれいに除雪をしていってくれたので、とりあえずそれと同じ状態まで除雪しておきたいと思い、牛たちのいる畑の方まで除雪に行きました。除雪そのものは大したことはないのですが、雪をどこにどかしたら一番効率がいいかというの考えるのが大変です。このトラクターのブレードはちょっと斜めを向いていて、左側に雪を押すようになっているのです。だから除雪した雪は全部左側にたまって、それを何度も何度も繰り返すことによって最終的にどこかに寄せることになります。雪がなくなるわけではないので(私の掃除と同じ。物を別のところに動かすだけ)「これで完了」というのがなく、「ここまでやれば、今度雪が降ったときまでとりあえず大丈夫かな?」程度です。サスカチュワンの雪は水分が少ないので軽いのですが、風が強いと吹き溜まりになりやすく、そうなると硬い雪の壁ができてしまうのです。
除雪用ブレードをつけたジョンディア4430
今朝のニュースで、サスカチュワンのハイウェイ(要するに町を結ぶ舗装された国道、県道)の除雪車の運転手たちが、政府労働者の組合のストライキに参加することを決めたらしく、今朝から除雪車が動いていないので運転に注意してくださいとのことを言っていました。毎日ハイウェイを通って通勤する人たちにとってえらい迷惑です。そうかと思えば、マーセルさんは、帰る前に「何かあったらいつでも電話してくれていいから」と除雪車の携帯番号まで(携帯を持っているなんて知らなかったぞ)教えてくれて、これでずいぶん心強くなった私でした。
2007/01/08(月) 14:27:59
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農作業
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1月の初め?
1月3日(水)晴れ 最高気温 +4度 最低気温 -3度
夕べは「凍結雨警報」が出ていたのに天気は全く崩れず、明け方は曇っていたもののその後すっかり晴天になりました。それに加えて、プラス4度!!!こんなことが一月初めのサスカチュワンにあっていいのでしょうか?
グレッグが出稼ぎに行ってしまったので、牛の餌やりはまたまた私に戻ってきました。親牛たちには毎日ベールを3つ、子牛たちには3−4日に一度ベールを2つずつやるのですが、天気はいいし、グレッグが行く前にベール置き場などきれいに除雪してくれたし、全てがバッチリだと思っていました。
まず親牛用のベールを持ちに行くのですが、ベールアンラベラーと呼ばれるラウンド(ロール)ベールをほぐしながら落としていく機械をトラクターの後ろにつけて後進し、その機械についているフォークでベールを突き刺してトレーに乗せ、またもう少し後ろに下がって次のベールを突き刺し、それは先のベールがほぐしてなくなってしまうまでフォークに刺したままにしておくのです。ベールが3つ必要だったため、とりあえずベール二つずつ二回持ってきて、余った一個は明日使えるようにその辺に置いておこうと思いました。
ベール置き場から戻ってきて、さてこの辺に置いておこうとして、初めのベールはトレーを斜めに動かしていって転げ落としましたが、二つ目の(フォークに刺さっている)ベールをはずそうと、フォークを下ろして前進しようとしたのですが、簡単に抜けるはずのベールがフォークにしっかりと刺さったまま抜けないのです。
このフォークはベールの大きさにあわせてどこに突き刺すか油圧で高さを変えるのですが、ぼんやりしていて二つ目のベールを突き刺したときにフォークが一番下の位置になったままだったのです。今まで一度もそんな間違いをしたことがないのに・・・・
普通だったら、真下にかかる圧力と前進するスピードを組み合わせれば絶対ベールが抜けるはずなのですが、この時点でフォークが既に一番下にある状態なので、下向きの圧力というものが存在せず、どうしたものかと困ってしまいました。
いつか取れるんじゃないかと、ベールを引きずりながら庭中トラクターで走り回りました(笑)が、しっかりとついていて、一ミリも動いた形跡がありません。
どうしよう、初日からこれか・・・・・と情けなくなりましたが、とにかく何かでベールが前に進めないように固定すればいいのだから、何かないかな?といろいろ考えました。
そうだ、チェーン!!トラクターを動かして、このベールを先ほど落としたもうひとつのベールの前に近づけ、チェーンを二本持ってきて、二つのベールのまわりに引っ掛けました。そしてトラクターを前進させると・・・・・じゃじゃーん!なんてことない、大成功です。
私は要領が悪いのか仕事にやたら時間がかかるので、午後の早い時間から餌やりを始めたのに、こんなよけいなことをしていたおかげで「段取り良子」という目標は崩れ去ってしまいました。でもこれからは、ベールを突き刺す前にフォークを少しあげておくことを絶対忘れないぞ〜(これが自分でやらなくちゃいけないときのいい点。自分で起こして解決した間違いは、後々までよく覚えていて繰り返すことが少ないような気がする。まあとりあえずそのようにしたい)。
グレッグから夜電話があって、無事に着いて明日から仕事だけど、その場所は北緯59度ほどの何もない場所(緯度が違うだけでうちと変わらない・・・・)で携帯もラジオ通信(?ラジオ電話???)も入らず、交信(といっても向こうからかかってくるだけだが)の方法は会社の衛星電話のみだそうです。とりあえず無事に着いたとの連絡がもらえてホッとしました。
2007/01/04(木) 15:36:55
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農作業
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グレッグ出稼ぎに行く
1月2日(晴れ)最高気温 +0.5度 最低気温 -7度
12月の中旬、グレッグは近くの人から頼まれて穀物運搬用トラックの溶接をしていました。その人は天然ガスのパイプライン敷設の仕事を入札・契約して作業する人で、新年早々から一緒に行く人を探していました。グレッグに「どう、やる?」と引き合いがあり、「もし溶接の資格のグレードアップのコース(グレッグは溶接が上手なのですが、資格的にはある程度までしか持っていなくて、その上の資格を取ればもっといろいろなところで溶接工として働けるし、このようなコースを自分が教えることもできる)の申し込みが通ればいけないけど、もし通らなかったら行く」と返事をしていたらしいのです。
一月に始まるはずのそのコースから、全く音沙汰がなく、州政府管轄の「技術者の資格レベル判定」をする担当の人に(その人から以前書類の提出を求められたため)何度も伝言を残しても返事がもらえず、クリスマス、新年などになってしまい、ますますだれとも連絡がつかない状態になってしまいました。
そこで、「今になっても連絡が来ないなら、今回はコースに通えないってことだ」という結論になり、パイプラインの方を手伝うことになりました。溶接もある程度はすると思いますが、どちらにしても肉体労働ということになります。近年カナダでは、油井、ガスライン敷設、採鉱などの産業がとても盛んで、どこもとてもいいお給料を払って労働者を探しています。農業事情がよくないこともあって、サスカチュワン州の農家の人たちは冬の間その様なところに出稼ぎに出る人が多いのです。
グレッグの行き先はカナダ最西のブリティッシュコロンビア州のかなり北部にあるフォートセントジョンというところで、車で20時間以上かかるところです。うちより少し南に住んでいる人で、いっしょのところに行く人がいたため、連絡をとって車に乗せていってもらうことにしました。
どのくらい行く予定か聞いたら、仕事がどのくらい長引くかによるけれども、去年は3月の終わりまでだったそうです(その前の年は2月終わりまでだったらしい)。身の回りのものは持っていかなくてはいけないけど、同じところで働く人たちが滞在できる簡易宿泊施設のようなものがあり、食事も寝具も支給してくれるそうです(こういうところの食事はかなり評判がいい。ものすごくへんぴな所だから、食事が楽しみになるはずだし、重労働だからみんなおなかもすくだろうし)。
ということで、夕べから荷造りを始め、「そうだ、本持ってこう。本はどこにあるんだ?(本棚がないのでダンボール箱に入っている)」ということで、選び出した本はこれ。プラトンの「国家」って書いてありますけど・・・・もう一冊の本は、いろいろな作品の集まりみたいで、著者の一人に「ジョージ・オーウェル」って書いてありますけど・・・・こんなの建設現場の宿舎で読む人いるか?かなり変わった趣味だな。私だったら椎名誠や群ようこ読んでると思うけど。
そんなこんなで今朝5時出発で待ち合わせ場所のティズデールまで行きました。5時45分の約束なのに、6時過ぎても来ない。もしかしておいてかれたか・・・・とちょっと焦りましたが、相手は6時15分ごろ到着しました。その人は過去3年この仕事に行っているということだったので、グレッグも心強いかもしれない(でもグレッグは、そういう風に考えるタイプではないと思うので、私がこう思ったところで余計なお世話かも 笑)。
携帯の電波が届くところらしいのですが、私たちの携帯は(もちろん一機のみ)プリペイドのテレフォンカード形式で「サスカチュワン州のみ」でしか使えないのです。今まではそれで何の不都合もなかったので気にもしませんでたが、今回全く役に立ちません。更に悪いことに、ほんの二日前くらいになって行くということと出発日が決まったのと、年末年始と週末でお店が休みだったこととで、このプリペイドを「カナダ全国で使える」というのに切り替えることもできなかったのです。サスカトゥーンとかで止まって切り替えていくか?とも考えたのですが、結局やめることにしてしまいました。便りのないのはよい便りってことでしょうか?誰かの携帯を借りて連絡するといっていましたが、大丈夫でしょうか?
私が残って農家の事をするわけですが、天気さえよくて機械が壊れなければ心配ないのですが。頼むよ、トラクター。頼むよ、カナダ気象庁(トラクターよりこっちの方がよけい当てにならない)。
2007/01/03(水) 14:24:10
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田舎のお話
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今年を振り返って
12月31日(日)晴れ 最高気温 −5度 最低気温 −10度
あっという間に2006年も終わろうとしています。日本ではもう新年なんですね。クリスマス前に政府農業投資関係の翻訳の仕事を二件依頼され、1月2日が納期で、あともう一件ありますとのことで、クリスマス前にそれらを済ませてしまって余裕で日々を過ごしていたら、27日の夕方になって残りの一件がメールで送られて来ました。添付資料を見ると、A4サイズ3−4枚の文書が7件もあるではないですか!!何で休み前に送ってくれなかったの・・・・と焦りまくって、夜も徹夜で(ちょっと大げさ)やっと片付けました。
ちょうど日本にいる妹も年末休みに入っていたため、できたものからメールで送って日本語が怪しいところがないか見てもらいました。テクノロジーって本当に便利です♪
グレッグが溶接の仕事を終えて家にいたため、牛の餌やりを担当してくれたので助かりました。でも彼は明日から出稼ぎです。本人は1月2日か3日に家を出ればいいかと思っていたら、一緒に行く人から「出発は明日だから」と電話がかかってきました。何にも準備してないんだけど。。。。。おまけに今からまだニワトリの餌用に穀物を粉砕しなくちゃいけないんだけど。。。。。
お肉屋さんに持っていったE4
もすっかり変わり果てた姿で(笑)帰ってきました。おいしそう♪冷凍庫に全部並べて、上のあいているところに小分けしたソーセージをしまいます。
スモーキーと呼ばれる、燻製のソーセージと、ハムソーセージというガーリックがほのかにきいたソーセージの二種類頼みました。
冬至も過ぎたので、あとは日が長くなる一方(のはず)なのですが、今は朝8時半過ぎに明るくなってヨロヨロと日が昇り、昼間でも地上30度くらいの角度でしか太陽が昇らず(林にすっかりさえぎられている)、午後5時前には暗くなってしまいます。しかしなんと言っても、ここ三週間ほどとても穏やかな好天が続いて、こんなうれしいことはありません。
エアーズロック、サスカチュワンに現る(笑)
とりとめのないことを書いてしまいましたが、今年1年もいろいろなことがあったなあと改めて思い返しました。
初めてのニワトリの飼育、日本の家族の訪問、ライオンズクラブの留学生トモコさんのホームステイ、グレッグのトラック免許取得・・・・
ブログを通じて酪農関係、畜産関係、食肉流通関係、獣医さん、サスカチュワンの同志(?)の皆さんと知り合えたことをとても感謝しています。コメントを残してくれたり、ブログを訪問させてもらったり、いろいろな世界を知ることができました。皆さん、よいお年をお迎えください。そしてこれからもよろしくお願いします。
最後は、陽気な二人組みで。今日開けたプレゼントは、グレッグのお姉さんが編んでくれた帽子とマフラー。
2007/01/01(月) 06:16:44
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