カナダ大平原のファームからの便り
カナダ・サスカチュワン州の大自然の中で農業をはじめて約10年。カナダ人の旦那、二人の娘、犬と猫と牛たちに囲まれた日々の出来事を紹介したいと思います。
あと二日・・・もない
7月30日(日)晴れ 最高気温 +21度 最低気温 +13度
気温はあまり高くないのに、ひどく蒸し暑い一日でした。
8月1日(火)に、日本からライオンズクラブのユースエクスチェンジを通じてTさんという女の子が我が家にやってきます。私たちはライオンズクラブに所属しているわけではないのですが、隣町のライオンズのメンバーの方から電話をもらって、4週間のホームステイを受け入れることにしました。
同じライオンズクラブの依頼で4−5年前にふた夏続けて日本人の高校生の女の子を預かったことがありますが、今度ステイする子は大学の2年生です。写真と自己紹介文からは、とても明るくて積極的な女の子という印象を受けました。うちの娘たちは火曜日を心待ちにしています。
カナダ旅行といったって、サスカチュワンは行こうと思って行く場所ではないから(一応セールスポイントのつもり)、ひょんなめぐり合わせで体験することになったサスカチュワンの田舎のファーム生活をエンジョイしてくれるといいなと思っています。バンクーバーやトロント、モントリオール、カナディアンロッキーなどは、ガイドブックにも載っているわけだから自分でそれを目的地として旅程をたてることは簡単だけど、サスカチュワンのそれもファームなんて、知っている人でもいない限りは行こうなんて思わないだろうし。
とにかく、それに先立ち何とか受け入れの準備をしなくてはと思いつつ、どこから手をつけていいやらとはっきり言ってお手上げ状態です。まず、ジャングル状態になっていた庭の草を今日やっと刈りました。草刈り機のタイヤがパンクしてしまったので取り替えたところ、ベアリングがすっかりだめになっていて、車軸と一体化してしまっている事に気づいたのです。グレッグに頼んで鉄を焼き切る工具でベアリングを切ってもらい、新しいベアリングを買いましたが、その裏側にあるはずの埃が入るのを防ぐカバーも完全に役に立たない状態だったので、それも買いに行きました。近くの部品やさんに行ったら、ジョンディア(の草刈り機なので)に行って買わないとだめだといわれ、ジョンディアのお店に電話したら、特別部品だから取り寄せになるということで、結局全部直るのに3週間くらいかかりました。草は私を待ってくれるわけでもなく、牛でも放牧しようかというほどになっていました。
次は家の中です。とりあえず泊まってもらう部屋だけでも明日片付けようと思っています。残りは来てから一緒にってことで。
それでは火曜日にサスカトゥーンの空港でお待ちしていまーす!
2006/07/31(月) 15:26:07
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日常
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夏休み 半分経過
7月29日(土)晴れ 最高気温 +24度 最低気温 +13度
子牛ちゃんを一匹下痢で死なせてしまってからというもの、放牧地の見回りでの目つきが明らかに鋭くなっていて、お尻が下痢便で汚くなっている子牛はいないかと後ろに回ってみようとする私を、牛たちは不審なものを見る目で何だ、何だあいつは?と警戒してみています。大体牛たちは人に後ろに回られるのがいやなので、なんだかぐるぐる回りあいをしています。
ま、それはさておいて、子供たちの夏休みも半分ほどを過ぎました。この間にしたことといえば、ただひとつ「遊ぶ」。カナダの新学年は9月に始まるので、夏休みは学年の変わるときでもあります。この2ヶ月間の間、宿題は全くなく、脳みそがだれ切ってしまっているのではないかと心配になります(私も忙しさにかまけて勉強をしようとか言わないのもいけない)。
朝起きてから夜寝るまで、ひたすら二人で遊んでいます。我が家にはテレビがないため、(いや、厳密に言えばテレビの機械はあるのですが、前に古い家に住んでいたときに突風でアンテナが屋根から飛ばされてそれ以来付け替えていないため、テレビはビデオとしての機能しかない。)いろいろな遊びを考えて楽しんでいます。
まず一番人気はもちろんトランポリン。はねたり追いかけっこしたり、トランポリンの下の草のところを家に見立ててままごとのようなものをして遊んだり。
次はプール。去年の夏の終わりに安売りしていたのを買って、今年初めて膨らませました。直径3mくらいで深さが75cmくらいなので、二人で入っても十分な広さです。水がたまりきらないうちから待ちきれずに飛び込んだ二人ですが、井戸水のためものすごく水が冷たく、すぐ飛び出てきました。その後3−4日してやっと入れるくらいの暖かさになりました。
この前は読んだ本の中に「きみも火山を作ってみよう」というプロジェクトがあり、粘土で山を作って、ベーキングソーダにお酢をいれて噴火させていました。
牛の水やりのときによくついてきて、ビーバーの谷のところに行ったりします。この前はしっぽがまだ残っている蛙を見つけました。蛙とかを捕まえるのは平気なのに、アリに触るのはいやだという不思議な子供たち。
村の図書館で夏休み中子供たち向けにいろいろアクティビティーを計画してくれ、一週間に2回行っています。そのときにはお友達にも会えるのでとても楽しみにしています。
とても暑い日には地下でビデオを見たりしています。日本から送ってくれる「サザエさん」とか「ふしぎ大自然」とかが大好きですが、図書館に行けばディズニーからシャーロックホームズからバッグスバニーから何でも借りられます。
という感じで手伝いはほとんどしません。頼めば皿洗いの手伝い、洗濯物干しや取り込み、卵洗いなどしてくれますが、頼まなかったら遊び放題です。
手伝いながらも遊びになってしまうのは子供だから仕方ないのだろうけど、石拾いに行くと「あ、この石きれ〜!」「この石洗って飾ろーっと」などと、捨てるよりも取っておく方が多くなる始末。木々の枝や棒などを拾ったときも、「木をこすり合わせて火を起こそう!」と二人でガシガシ始めて、もう何でこういうふうなの???
この前お皿ふきを頼んだときに、ちょうど同じシャツを着ていたので、「どっちがどっちかわかんないといけないから、マヤさん(妹)のにMってかいとけば?よくマスオさんやってるじゃん」と冗談で言ったら、本気でマジック持ってきて書こうとしたので大慌てで止めました。
晴れの日は自転車を乗り回し、雨の日は居間のソファーを使ってボート遊びをし、やることには事欠かないようです。もう一息で干草作業も終わりなので、そうしたら何か一緒にしたいものです。
2006/07/30(日) 16:14:56
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子供
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明と暗
7月27日(木)晴れ 最高気温 +28度 最低気温 +14度
朝起きてすぐ、電解質の水を持って放牧地に行きました。G13の隣で子牛が何事もなかったかのようにすやすやと眠っていました。「全く世話をかけてもう〜、困るよ。」と思いながら、無事に耳標をつけました。放牧地の周りにはエレクトリックフェンスのワイヤーが二本張ってあるのですが、上の線には電気が通っていて、下の線はグラウンド(アース)になっています。二本一度に当たると感電のショックが大きいようにしてあるのですが、生まれたばかりの子牛はフェンスのそばに寝ていることがよくあり、起き上がるときに反対側に出てしまうことがたまにあるのです。あるいは、小さいので下の線にだけ当たってショックを受けない、生まれてすぐにはフェンスのこととか感電とかよく分かっていないのでうっかり触ってしまって気が付いたときにはもう反対側にいってたということもあります。
一度経験したり、生まれて2−3日たったりすれば母親のそばを離れないことというのがわかってくるので、もう大丈夫だと思います。
さてその次はC10の下痢子牛ちゃん、と思って見回すと、カラスが4−5匹かたまっているのが見えました。いやな予感がすると思っていってみると、やはり、子牛ちゃんは死んでしまっていました。体に触ってみると暖かかったのですが、硬直してしまっていたので、いつ頃死んでしまったのかはちょっとはっきりしません。
ごめんねえ、と思いながら、「やれるだけの事はやったから仕方ない」という気持ちと、「もしもっと早く気づいていたら」「もっとたくさん水飲ませてたら」「もっとずっとついていてやったら」という気持ちが入り混じって、悪かったなあというのが率直な気持ちでした。
生と死ってほんとに微妙な距離にあるんだなと改めて思い知らされました。昨日の夕方はあんなに一生懸命呼吸をしていたのに、体と心(意志)がもうだめだ、疲れた、これ以上頑張れないって思っちゃったのかなあと悲しくなりました。
親牛は昨日と今朝最初に行ったときはモーモーと大きな声で鳴いていましたが、そのあとそりを持って子牛を移動させにいったときには、もうあきらめたのか全く何の反応も示しませんでした。わかったんだろうか?
子牛の死に直面したのは初めてではないけど、やはりずんと落ち込みます。残りのみんなは、元気で頑張ってくれ!!
2006/07/28(金) 13:25:55
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牛
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放牧の日々
7月26日(水)晴れ 最高気温 +29度 最低気温 +15度
今朝サスカチュワン州の北部の町では気温が+5度だといっていました。ちょっとゼロに近過ぎるんじゃないの〜?
10日ほど前から牛たちを別の放牧地に移しました。ここは家のそばの水呑場から1kmくらい離れているのですが、放牧地の近くに谷間があり、そこを流れている水をビーバーがせき止めてダムを作っているため、水汲みポンプを置いて毎日放牧地においてある水飲み用の大きな鉄製のたらいにくみ上げています。
ビーバーのいる谷にあるポンプ。6.5馬力のポンプに直径の5センチのホースを100mつなげています。さすが日本製(これはホンダさん)は性能がいい。
この急な坂100mを毎日上り下りするのはいい運動になります。別に運動不足でもないんだけど・・・・
水呑場に集まってくる牛たち。
直径3m、高さ80cmくらいのたらい二つに水を張ります。一日で両方とも飲み干してしまいます。あまりのどの乾いているときに行くとわれ先にと押し合うので、足を踏まれるんじゃないかと気を使いますが、そんなときにはホースで水をかければ退散します(でもその辺ビシャビシャになるけど)。
放牧地で生草を食べ始めるとウンチがとても柔らかくなって緑色のがだらだらーっと流れ出てきます。去年のある日、水のホースを持って3mくらい離れたところでだらだらーっと垂れ流している牛を眺めるでもなく眺めていたら、急にその牛が咳をして、そのだらだらーがブッと飛んできて頭からかぶってしまいました。「うわっ!最悪!」と思ったものの水を入れ終えるまではどうすることもできず、そのあと家に帰ってシャワーを浴びたことを覚えています。
子供たちもよく四輪バギーで一緒に来て、石の山で遊んだり、野イチゴや野生のラズベリーを摘んだりしています。
ここも放牧地を細かく区切ってあり、1−2日ずつフェンスを広げています。C10の子牛が下痢になってしまい、ぐったりしていたので錠剤と電解質の水を持ってきて夕方飲ませました。それを見ていた牛たちは、何かいいものをもらっていると思ったのかワラワラと集まってきて、ビンの匂いをかいだり、こぼれた水を舐めたり、私の顔や手を舐めたり、邪魔くさいったらありゃしない!本当はフェンスを広げる予定はなかったのですが、仕方なくフェンスを広げてやっと追い払いました。食べ物さえあれば満足なんだから。この子牛ちゃん、大丈夫かな?明日も生きているといいけど。
初産のG13が今朝子牛を産みましたが、いまいちよく分かってないみたいで、子牛にムームーと話し掛けてはいるものの舐めてやりませんでした。子牛がおっぱいを探して後ろの方に行こうとすると後ずさりして自分の顔の前から後ろに行かせないのです。子牛は頑固に何度も何度もトライして、やっとありつきました。よかった、これで親子の絆も深まるだろうなんて思っていましたが、夕方見に行ったら子牛が見当たらないのです。親は別に捜しているふうではないし、困ったぞ。この前もフェンスの後ろ側(大麦畑)に出てしまった子牛がいましたが、そのときは母親がちゃんとフェンスのところからモーモー鳴いていたので翌朝には戻っていました。大麦畑に入ってしまうと、草の丈が高いのでどこにいるか全くわかりません。これも明日の朝一番に様子をみなくては・・・・全く次から次へと。
2006/07/27(木) 14:29:42
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牛
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食料買出し
7月25日(火)晴れ
忙しさにかまけて2週間以上も食料品の買出しに行っていませんでした。パンや牛乳も、ネコの餌もなくなり、やっぱ行った方がいいなと思い、隣町のティズデールまで行ってきました。
まず最初はパンや。子供たちは大喜び。というのは、この店は大人が何か買い物をすると子供たちにタダでドーナツをひとつくれるからです。小さいうちからドーナツの味に親しませておいて顧客を増やそうというマーケティングかしら?
買ったのはパン10斤。干草収穫でゆっくり食事を作る時間がないので、サンドイッチが多い最近。あっという間になくなってしまいます。
次は町のスーパーに行き、必要なものを次々と買い込みました。
まず8kg入りのキャットフード。
次に4リットル入りの牛乳を2本。
もっと買いたかったのですが、うちには冷蔵庫がひとつしかないので(冷凍庫は4つもあるのに)、これ以上入らないのです。我が家は牛乳の消費が多いので全くバカになりません。搾らせてくれる親牛でもいればいいのに。
このお店では、30ドル(3000円相当)の買い物をすると、砂糖2kg、牛乳2リットル、卵1ダース、パン一斤の中からひとつ選んでタダでもらえます。
今回はこの砂糖を選びました。
家に帰ってきたらこんなに大荷物。
買い物の途中でグレッグの友達に久しぶりにバッタリ会って、話をしているうちに彼の友達の奥さんが朝亡くなったのを聞いたとのこと。奥さんは16歳の娘のための車を選びに(カナダでは16歳から免許が取れる)その子ともう一人の娘をミニバンに乗せてティズデールから1時間くらい離れた町に行く途中、反対から来た車がセンターラインを超えてその人の車線に来て正面衝突したそうなのです。
すぐにサスカトゥーンの病院まで空輸されたのですが、危篤が続いていたということでした。衝突してきた方の車の運転手は事故発見の時点で死亡していたので詳しいことがわかるのに時間がかかったそうですが、後々の検査により、その人が車内で心臓発作を起こし、意識不明(だか死亡)になり、反対車線にきてしまったそうです。
ちょっとやりきれない話だと驚きました。注意するったってしようがないし、サスカチユワンみたいに対向車がほとんどいないようなところでこんなことになるなんて運が悪いとしか言いようがありません。
2006/07/26(水) 16:35:17
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日常
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干草の水分チェック
7月24日(月)曇り・雨のち晴れ
干草をサイレージベールにするためには、水分が40-60%のときにベールにしてラップしないと発酵がうまくいかず、冬の間に凍ってしまったり(水分が多すぎる場合)、カビが生えてしまったり(水分が少なすぎる場合)します。
水分を調べるため、うちではいつもこんなことをしています。
1.畑の真ん中辺のウィンドローから(刈り取った畝の平均的なものから)干草を一握り取ります。(畝の一番上でも下でもなく、ちょうど真ん中ぐらいから)
2.ビニール袋に入れて、重さを量ります。50-100gのサンプルが必要。デジタルのはかりがあるととても便利です。今回、私のサンプルは85gでした。
3.冷たい水を入れた大き目のコップを3つ用意します。
4.電子レンジにサンプル(袋の口をあけたまま)とコップひとつを入れ、「強」で15分セットします。(水を一緒に入れるのは、サンプルを加熱している間に火がつかないように)
5.水が沸騰したら、次のカップに取り替えます。
6.また沸騰したらもう一度取り替え、全部で15分加熱します。もし最後のカップが沸騰していても、そのまま15分たつまで放っておきます。
7.15分加熱したサンプルの重さをもう一度量ります。私のサンプルは24gでした。
8.最後の重さを初めの重さで割ります。
例: 24÷85=28.2 ということは、乾物の比率は28.2%ということ。したがって、100−28.2=71.7% 水分は71.7%ということになります。これではベーリングはしばらく無理ですね。
ベールに突き刺して水分をはかる器具もあるのですが、この方法で量られるのは植物の外側についている水分だけであって、茎の中、繊維の中などの水分量はわかりません。
電子レンジでの方法なら、植物そのものに含まれている水分がわかるので確実です。この作業をしていると、子供のころに家で作ってくれた柏餅を蒸しているときと同じような匂いがします。
さて、3つも残ってしまった熱いお湯のカップはどうするか?やっぱりお茶でしょう。電子レンジが終わるのを待っている間、お茶を入れてリラックスしてます。
デジタルのはかりは去年買ったものですが、それまでは目盛りが動くはかりだったので微妙なところがいまいちよく見えず、いつも疑心暗鬼でした。でもこのはかりになってからは憶測はもう無用です。
2006/07/25(火) 14:56:38
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農作業
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種牛くん いざ出陣!
7月23日(日)晴れ 最高気温 +31度 最低気温 +16度
今日はグレッグの誕生日。彼は朝からベーリングです。干草収穫が一段落したらケーキでも焼きましょう。
昨日種牛を雌牛たちのいる放牧地に送り出しました。今交配させると、来年の5月1日から出産が始まる予定です。
4月にここに来てからずっと住み慣れた囲いの中を離れるのがいやなのか、出すのに少し苦労しましたが、グレッグに手伝ってもらってその場所から出たら、放牧地にいる雌牛たちが見えるのか(においがわかるのか)、張り切って走り出しました。
私は四輪のバギーで後をついていきましたが、800mほど先の雌牛たちのいるところまでは別の放牧地をいくつか通って行かなくてはならなかったので、うちに来てからはじめて外に出るハンサム君が混乱せずにいけるかちょっと心配でした。
木があると必ず立ち止まってすごい勢いで頭や体をこすりつけて、折れるんじゃないかというくらい木がしなっていました。「ボワッ、ボワッ!」という低い声をあげたり、雄たけびをしたり、土を前足で掻いたりして、一人で盛り上がっていましたが、ようやく雌牛のいる放牧地までたどり着きました。
エレクトリックフェンスの細い針金が一本張ってあるだけでしたが、前に痛い目にあっている彼はきちんとその前で止まり、大きな声を出していて、私がフェンスの一方の端をはずしたら、そこからちゃんと入っていきました。
雌牛たちは、種牛が近づいてくるのを見てみんなフェンスのところまで集まってきましたが、「だれかとってもハンサムなのが来た!」というよりは、「何であいつはフェンスの反対側にいるんだ?」というようでした。その証拠に、フェンスの中に入った種牛は子牛達と一緒に放牧地中を走り回っていましたが、雌牛たちは彼の存在に全く目もくれず私に向かって「フェンス広げろ!」の大合唱だったからです。フェンスを広げたらみんな大満足のようにワシワシ入ってきました。
今朝放牧地に見に行ったら、種牛くんはボス牛のフロスティーに寄り添っていました。
と思ったら、今度はロビンが発情の兆候を示していて、そちらに走っていきました。
フロスティーはとても大きいし、純血のシメンタール種のロビンも「馬」というニックネームがあるほど背が高いので、2歳の種牛くんはとても小さく見えます(能力検査済みなので交配ができることは証明されている)。
今年は50頭強の雌牛を交配予定なので、体力を消耗させずに頑張ってもらいたいものです。
とてもフェミニンなエボニー
いつも丸々している肉の固まりのミッシー
これらの黒毛アンガスの雌牛たちが来年どのような子牛を産むのかとても楽しみです。
2006/07/24(月) 06:00:23
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牛
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牧草収穫まだまだ続く
7月22日(土)晴れ 最高気温 +30度 最低気温 +14度
暑い!暑すぎです。日差しがきつく、肌の出ているところがじりじりと黒くなっていくのが実感できます。でも日本はもっと暑いのでしょう。こちらは湿度が低いため、日陰にさえ入ればしのぎやすく、夜になると涼しくなるのがせめてもの救いです。
牧草収穫作業は延々と続いていて、あともうひとつ畑が残っています。ここまでで850個のベールを作りました。
もうひとつの畑から600個近くのベールが取れるんではないかと予測しています。もういらない、と言いたいところなのですが、ベールの数ではなく畑単位で契約しているので、契約した畑の分は全て収穫しないといけません。これらの畑はアルファルファーを蒔いて2年目であることや春から初夏にかけて雨が多かったことなどにより生長がよく、去年の3倍ほどの量が取れています。
昨日終えたばかりの畑は湿地帯を通らなくてはいけないため、トラクターを使ってベールを運びました。ベールを積んでから家まで運び、ラッピングしてまた次のを運搬する、というサイクルにとても時間がかかり、作業が夜遅くなることも頻繁でした。
ベールを乗せるトレーラーは15mほどの長さがあるので小回りが効かず、目が悪くて鳥目がちの私には畑の全体の様子をつかんだり、グレッグがトレーラーに効率よくベールを乗せるためにはトラクターをどの辺でとめたりするかという判断が難しいです。昼間に見ると全く違った世界。全てがよく見える!
その前の畑は地面が固かったので友達に大型トラックを借り(その代わりにグレッグがその人の干し草をベーリングする予定)、一回りする時間をかなり短縮することができました。
グレッグは大型トラックの運転ができるため、行き帰りの道は彼に任せ、私は畑の中の移動だけ担当しています。馬力のある乗り物は坂などでもいっぱいいっぱいという感じではなく余裕でクリアしてくれるので安心です。
この畑の隅には古い家があったので、グレッグの来るのを待っている間に覗いてみました。キッチンの中にカレンダーがかかっていて、1992年8月とかいてありました。
1992年といったらそんなに前のことではないはず。つい最近まで誰かが住んでいたなんて・・・・・ちょっとびっくり。
次回、電子レンジで干し草の水分を測る方法を紹介します。
2006/07/23(日) 15:05:09
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農作業
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また雷雨
7月19日(水)晴れのち夕立のち晴れ
朝は快晴でグレッグはまずスワッサー(草を刈り取る機械)の部品を買いに行って取り付けた後、ベーラーをその畑まで移動し二日前に刈り取ったアルファルファのベーリングをはじめました。私は昨日刈り取ったアルファルファのサンプルを受け取り、電子レンジを使って水分を調べていました。お昼過ぎにグレッグにお弁当を届けて水分の報告(昨日刈り取ったのは68%でまだベーリングできない ベーリングできるのは水分40%-60%の間)に行ったとき、西の方に真っ黒な雲があるのに気づきました。
風がだんだん強くなって雲がどんどん増えてきたため、子供たちにボウルやなべに水を汲んでおくよう頼んで、種牛のいるところに行って大きな水飲み用のたらいに水を汲んでおきました。
そうこうしているうちに雷が鳴り出し、「水や鉄のゲートに触ってる場合じゃないな」と思って、走って家に帰りました。家に入ったらすぐ大雨になり、雷がだんだん近くで鳴り出し、5分もしないうちにピカ!、ガシャーン!というものすごい音がして、それと一緒に停電してしまいました。
コンピューターなどあらかじめ電源を切っておいたので、大丈夫だろうと思いましたが、以前コンピューターのモデムの電話線に雷が落ちてインターネットに接続できなくなったことがあったので少し心配でした。
しばらくしたらグレッグが帰ってきて、牧草地でも雨が降ってたけど、家の方がかなりひどいようだと言っていました。この前運転中に降られたのと同じくらいのひどさで、西の窓に雨がひどく叩きつけられ、外は全く見えず、家が飛ばされるんじゃないかと思うくらいの風でした。子供たちは、避難しなくちゃいけないかもといって、懐中電灯、貯金箱、食べ物、目覚し時計など(???)を持ってきて、台所のテーブルに積んでいました。
4時過ぎにやみ、晴れてきたものの、あたりは水浸し。この夏はこういう天気が多いような気がします。
6時になっても電気が戻らなかったので、「停電の友」である1.6km先の隣家に電話をしてみましたが(うちと隣だけがこの辺では電気が違うルートで通っているため)だれもいないようで、仕方なく電気会社の停電担当に電話をしてみました。「そちらの方でトラブルがあったと言う連絡は全く受けていませんから、庭の電柱のブレーカーを引っ張ってみてください。それでも復旧しないならまた連絡ください。」と言われ、やってみましたが、何の効果もありません。もう一度電話したら「それではすぐにメンテの者を送ります。」と言ってくれました。
8時過ぎにきてくれて、雷によって膨大な電流が流れたため、ヒューズが飛んでしまったということで新しいヒューズに取り替えてくれました。被害があったのはうちだけだったようで、あのものすごく近いな!と思った雷が当たったのかもしれません。
それからまたベールを運びに行ったので、家に帰ったのは10時半過ぎ。どう考えても干し草作りって感じの気候ではないですね。
2006/07/20(木) 14:41:54
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天気
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夜中の闖(珍?)入者
7月18日(火)晴れ 最高気温 +27度 最低気温 +16度
夕べは天気予報では空は澄んでいるといっていたのに11時近くになり急に土砂降り。カナダの気象庁は2-3時間先のことも予測できないのかとちょっと怒!
まあそれはいいとして、11時過ぎベッドに入ってしばらくしたら外でネコが喧嘩するようなものすごい声が聞こえました。そのすぐ後には犬のチビのけたたましく吠え、うなるような声が。「え、一体何が起こったの?」と心配になり起き上がると家の中にいるブラッキーまで大興奮して走り回っています。
今まで聞いたこともない騒ぎぶりに、ネコがやられたか?と思って懐中電灯を持って急いで外に出ると、シマちゃん(ぼんやりネコ)はガレージの方から家のほうに向かって歩いています。ガレージ(という名の、グレッグの作業場)の方に電気を照らすと、小さい丸っこいものがガレージの前に立ててあった板の上で「キリリリリ、キリリリリ」という声で鳴いています。何だこれは?と思ったら、なんとタヌキの子供。ガレージの中では親ダヌキともう一匹の子タヌキがネコの餌を食べていました。
急いで家に帰って寝ていたグレッグに「ちょっと、タヌキが3匹もガレージにいるよ。見に来ない?」と言ったものの、全く興味示さず。カメラを持って外に行ったら、ガレージの外にいた子タヌキはガレージの中のセメントでできた煙突を上っているところでした。
親タヌキは?と思ってみるともう梁の上に上っていてカメラを向けた私のほうにうなり声を上げています。「タヌキって人間襲わないよねえ」と思いながらも急いで退散しました。
グレッグに「タヌキ3匹ともガレージに入っちゃったよ。どうする?」と聞いたら、「どうするったってどうしようもないんじゃない。」とのこと。まあ確かにそうだけど。
今朝早くガレージに行って音を立ててみたら、上のほうでがさがさと動く音がしました。タヌキって夜行性なのかなあと思いながら、今夜また餌を食べにお出ましするのかなあと不安。こんなところに住みつかれたらどうしようって感じです。
2006/07/19(水) 14:12:16
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野生の動物
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子牛の下痢
7月17日(月)
先週の初めに産まれたIC8が下痢をしているのに気づきました。春先に生まれる子牛にはよくありがちなのですが、出産時期を5月以降に遅らせてからはほとんど見ることがありませんでした。バクテリアかウィルスが原因で下痢を重ね脱水症状を起こしてひどい場合には死に至ることがあります。
7月12日に臀部がとても汚れていて、乳白色の下痢をしていたのに気がついたのですが、近づいてペニシリンを打とうとすると走って逃げていってしまったので捕まえられず、同時に逃げるだけの元気があるなら大丈夫だろうと思っていました。
ところが翌日放牧地に行ったら、すっかり倒れていて頭を持ち上げる元気もないのです。
母親は心配そうに見守っていましたがどうすることもできず、「げ、このまま死んじゃうのかしら」と不安になりました。とりあえずペニシリンを打って、電解質の入った水を飲ませました。母親のミルクには下痢を悪化させる成分が含まれているため、脱水症状を避けるためにこのスポーツドリンクのような飲み物を飲ませることが必要です。
なんとなくゲータレードのようなにおいのするこの飲み物を持っていって飲ませようとしましたが、乳首を吸う元気もないので乳首をはずしてビンからガバガバと口の中に流し込みました。
胃の中に直接液体を流し込むチューブもあるのですが、差し込む場所を間違えると肺の中に入ってしまい溺死させてしまうので私はいまいち自身がなく、いつも口から流し込んでいます。
そうしている間にも意志とは関係なくだらだらと黄白色の便が流れてきます。ハエがたかっていて、目もくぼんでしまって、本当にかわいそうでした。放牧地の真ん中の日なたで倒れていたのでそりに乗せて日陰に移し、その日はそうやって4回くらいその水を飲ませました。一度に2リットルずつ作っていきましたが、こぼれてしまったのもたくさんあるから、実際どのくらい体内に入っていたのか不明でした。
翌朝もう絶対死んでると思いながら恐る恐る放牧地に行ったら、昨日から進展はないもののまだ生きていました。友達にそのことを電話で話したら、もしバクテリア性の下痢なら口の中奥深くに錠剤を入れれば、直接消化器内にはいっていくから注射よりも効果があると教えてくれました。ペニシリンもバクテリアにしか効かないわけだから、だめもとです。ビヨークデールのコープにその錠剤と差し入れる器具を売っていたので早速買ってきて飲ませました。
その日も電解水を何回か飲ませ、最後には自分で頭を持ち上げることもできて、乳首から飲むこともできました。その日の夕方牛たちをすぐ隣の放牧地に移動させなければならず、干し草のラッピングもあったのでその子牛をそりでひっっぱって行く時間がなく困ったなあと思いましたが、母親は子牛のそばにずっとついていたし、悪いけど次の朝まで待ってもらうことにしました。
翌朝今まで子牛の寝ていたところに行ったら跡形もなく消えていて、親子共々ほかの牛たちのいる放牧地にきていました。子牛の臀部もすっかり乾いていて、下痢も収まったようでした。近づいたら速足で逃げていってしまったので、これは直ったサインだな、とほっとしました。
ハエがたかっていたところが毛が抜けてしまってちょっと痛々しいですが、それからはすっかり元気になったので安心しました。
2006/07/18(火) 06:17:54
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牛
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イチゴ摘み
7月16日(日)
忙しい、忙しいと言いながら楽しいことがあると断れない私。
つい先日友達から電話があり、知り合いの人がイチゴ畑を持っているのだけど、用事でしばらく留守にするからその間にイチゴを摘んで欲しいとのこと。せっかく育ったのが無駄になるのがもったいないので、摘んだのは全部あげるからぜひ摘みに来て欲しいといわれたと、私を誘ってくれました。
イチゴ?摘み放題?タダ?「行く行く!!!!」と二つ返事で引き受けた私でした。
子供たち二人を連れて夜7時に待ち合わせし、暗くなり始めた9時半過ぎまで、もうこれ以上足が動かないというまで摘みつづけ、こんなに取れました!
友達の娘さん(8歳)が馬を連れてきていたのでカンナもマヤも乗せてもらいました。初めて乗ったけどとても楽しかったらしく、「馬ほしいなあ〜」としきりに言っていました。ほしいのはいいけど、ネコの世話も満足にできないのにちょっと無理じゃない?おまけに馬小屋もないし、まあいつか将来的に考えることもあるかもしれないけど、しばらくは無理ですね。でもとても優しい目をしていて、おとなしくて、すごいな〜と感心しました。
さて帰ってきてから洗ったりヘタを取ったりするのに3時間くらいかかりました。でも翌日はイチゴのショートケーキを作ってデザートに食べました。
甘さが濃縮されている感じでとてもおいしかった!極楽、極楽。
2006/07/17(月) 15:44:08
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食べ物・飲み物
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干し草作業続く
7月16日(日)曇り
なぜかやたら忙しい日々が続いています。
サイレージベールの収穫が延々と続いていて、まだやっと半分くらい終わったところです。ベールのラッピングは夜になってしまうことが多いのですが、先日昼間のうちに終わった日があったので写真をとりました。
この畑は丘の上にあり、遠くにはカノーラ(菜の花の一種)畑や湖が見えてとてもきれいです。
ジョンディア4430というフロントエンドローダーがついたトラクターでベールをトレーラーに乗せます。グレッグはローダーの操作がとてもうまく、一連の動きが滑らかで見ていていつも感心するのですが、彼はそれをほかの人にも期待するため、とても困ります。私はグレッグほどトラクターを運転しないので、いつも一段遅いギヤを使おうとするのですが、そうすると遅すぎると文句を言われます。でも一段上のギヤを使うと私にはスピードが速すぎてローダーのフォークの操作とかするときにクラッチを多く踏むことになります。そうするとクラッチの踏みすぎと文句を言う!クラッチ踏みすぎて故障させるよりは一段遅いギヤでコンスタントに作業した方がいいと思うんだけど。全く!!
しかし、グレッグはタイプをするのがものすごく遅く、指の動きがぎこちなくて見ていてもどかしくなります。前にグレッグがタイプしてるところを見た彼のいとこは、「あのトラクター操作のスムーズな動きはどこへいったんだ!?」と絶句していました。だから、そういうもんなんだということをわかってくれないかしら、彼ってば。
今日はこの小さいトラックを使いました。一度に8-12個ベールを運べます。
さて、全部積み終わったのでグレッグがこのトラックで先に家に帰って家にあるもうひとつのトラクターを使ってラッピングを先にすることにしました。このトラクターの左前輪のタイヤが割れそうになっているので家に持って帰って明日一番でタイヤ交換をすることにしたため、私が家まで運転することにしました。もしタイヤの調子が悪いと聞いていなければ絶対タイヤを見たりしなかったと思うのですが、なんとなく気になって見てしまいます。そうしたら、前輪がゆがんで動いているのに気が付いたのです。外に出てチェックしてみてもボルトとか緩んでいるところはないし、気のせいかなあ?と思ってまた運転し始めてもやっぱりグラグラしているのです。もう一度降りていろいろ見たら、リムの溶接してあるところが二箇所取れていて、タイヤがリムにゆがんでくっついているのです。
グレッグは一日中これでベーリングをしていたのだからもしかしたら何ともないのかもしれないけど、私が家まで帰る途中にとれちゃったら大問題だし、と焦ってしまいました(こういうときの判断が難しい)。ラッキーなことに携帯がトラクターの中に入っていて、丘の上だから電波も通じるところで、もう少ししたら子供たちも家に入るだろうからグレッグを呼んでもらおうとしました。グレッグと子供たちが畑を出てから30分くらいしてから電話をしても子供たちはトランポリンをしているのか全く返事がありません。困ったなあと思いましたが、夏だから凍死することもないだろうし、夜になっておなかすいたら私が帰ってないことに気が付くだろうから、と気長に待つことにしました。しばらくしてもう一度電話したらやっとカンナが出てくれ、グレッグを呼んでもらいました。グレッグに説明したら、「もう少しでラッピング終わるからそうしたらすぐ行く」とのこと。私は彼の「もう少し」も「すぐ行く」もよく心得ているので、時間つぶしに畑の石拾いをして待っていました。
200個以上は拾ったなというころやっと来てくれて(もうすっかり暗くなっていた)、故障中のトラクターからはずしてきた前輪を変わりに取り付けました。
たまたま同じサイズのタイヤがあったことはラッキーで、無事に家まで着いてよかったです。
2006/07/17(月) 01:40:13
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農作業
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G15親子戻る
7月10日(月)
天気予報によると夕立の恐れがあるということだったのでグレッグはベーリングの続きをやりに行きました。
私はフェンスの反対側に行ってしまったG15の親子を探しにまた出かけました。いくら林の中で生草を食べていても、丸一日以上水無しで過ごしているわけだからきっと喉が渇いているだろうとバケツ二杯分の水とたらいも持っていきました。
案の定牛たちはみんなフェンスの近くに集まり、うらやましそうにG15のいるところを見ています。水をやるためにフェンスをまたいでたらいを置いたら「モオ〜、モオ〜、何それ、私たちもほしいよお〜」の大騒ぎ。当のG15といえば、その前の日にフェンスの中に戻しいれようと追ったてたりしたものだから私が近くに行くと逃げてしまいます。水をたらいに勢いよくいれて音で注意を引き、少し下がったらやっぱり水を飲みにやってきました。
バケツ二杯分あっという間に飲んでしまったのでまた持って来ようと思いましたが、その前にフェンスの前に群がっているサメ軍団(牛たち)を何とかしなければいけないと思い、放牧地をまた広げることにしました。
新しい放牧地に気を取られているスキにまた水を持ってきて、ぴんと張っていたエレクトリックフェンスを緩めてワイヤーを地面まで下ろしてしまい、水の入ったたらいをフェンスのこちら側に置きました。
そうしたらジャ、ジャーン!!あっけなくフェンスを越えて戻ってきました。喉の渇きには勝てなかったのね。たらいのところにいってものすごい勢いで飲み干しました。親が入ってしまえばこっちのもの。子牛は素直に親の後ろをついてきたのでそのスキにまたフェンスを元に戻して出られないようにしました。
間違ってまた出て行かないようにほかの牛たちのいるところまで連れて行ったら、みんなは知らない牛が来たと思ってまた大騒ぎ。けんかを吹っ掛けようとしたり、匂いをかいだり忙しそうでした。
ま、とりあえず一件落着。
2006/07/12(水) 15:56:42
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牛
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ありがた迷惑?
7月10日(月)
日本の妹からメールが入り、「ペーパークリップからわらしべ長者をしたらサスカチュワンの家にたどり着いた」と書いてありました。その記事についてのウェブアドレスも書いてくれてありましたが、なぜかあけることができませんでした。
朝食時グレッグに「わらしべ長者」の話を簡単に説明し、妹からのメールの一件も話したら、「それ、カナダの話だよ。この前ラジオで言ってた。」というのです。彼の説明によると、カナダケベック州の男性が、赤いペーパークリップを何か別のものに取り替えたい人はいないかということをインターネットに乗せたら、それがペンと交換され、一年かかっていろいろなものと交換された挙句、サスカチュワン州のキプリングという町の家が手に入ったのだそうです。分からないものですね。「家が欲しかったけど、お金がなかった」そうでとても喜んでいるらしく、ガールフレンドと移ってくるらしいとのこと。
かと思えば、1-2年前にブリティッシュコロンビア州の州都ビクトリア(英国調のとても美しい町)のロック系のラジオ局で電話をかけてきて選ばれたリスナーに何か当たるというコンテストを行って、その賞品というのがサスカチュワン州のゴバーンという町(?村?とにかく超田舎)の一軒家だったそうなのです。当選したカップルは「結構です」と断ったとのこと。わかるねえ、その気持ち。「サスカチュワンはカナダのケツの穴」(ちょっと表現失礼)と言われてますからねえ・・・・・
2006/07/11(火) 02:46:21
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田舎のお話
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大混乱
7月10日(月)
子牛は34匹になりました。28匹目からギャロウェー種と繁殖した子牛が生まれているため、みんな真っ黒でほとんど見分けがつきません。
耳標をつけているのですが、番号がとても小さく耳の毛に隠れてしまうので、耳をつまんでみないことにはとても読めません。おまけに子牛は生後3日もすると、近くに行くたびに逃げてしまいます。昔は耳標のタイプが違ったので親の番号とかをマジックで大きく書く場所があったのですが、新しく定められた耳標では無理です。二つ耳標を付ける人もいますが、うちではそれをやっていません。(耳標が高いのと、要するに耳にピアスするわけだからひとつあけられたあとは、じっとおとなしくしていなくて二つ目をつけるのは無理。)
7月8日グレッグが朝早くベールを運びにいったとき、「今日は早くから時間があるなあ」なんていってブログを書いたりしたあと放牧地に見回りにいったら、その前日に産まれたG15の子牛が親牛もろとも放牧地から消え去っているではありませんか。その子牛は産まれた日にエレクトリックフェンスの下をくぐって何度も反対側に出たりしていたので、「要注意」と思っていたのですが、どこへ行ってしまったの?
そうしているうちにG15が林の中から現れました(もちろんフェンスの反対側)。「ちょっと、あんたどうやってフェンスから出たの?おまけに子牛どこよ?」と聞いたら林の中を戻っていくので、「なるほど、子牛のところへ連れてってくれるのね。」と後をついて30分ほども歩き回りましたが、結局子牛は見つからず。そのうちにグレッグが帰ってきて、ラッピングの手伝いをしてくれと言われたので子牛探しは中断。親牛は子牛のいるところを必ず覚えているので、大丈夫だろうと思いました。
その日の午後のこと。初産の予定のG9のおなかがずいぶん凹んでて、臀部に血の跡のようなものがあるのに気づきました。「あんた、子牛生んだの?どこよ?」と言って探しましたが、全然見つかりません。夕方になってその前日に産まれたDRの子牛が見境いなしにいろんな牛のところへ行ってミルクを飲もうとしているのが見えました。蹴られてもド突かれてもへこたれず、しつこく歩き回っています。「そんなことしてないでお母さんのところへ行きなさいよ」とDRのところに誘導したら、思いっきり蹴られてヨロヨロしています。
「え、何で?今までもう3匹も子牛を生んでみんな育てたじゃないのよ〜。」
とちょっと途方にくれましたが、よく見るとDRはまだ丸々しています。「もしかして、これあんたの子供じゃないの?」そうです、たぶんこれはG9の子供なのでしょう。その前の日、初めてその子牛を見たときたまたまDRのすぐ前に寝ていたので私はてっきりDRの子牛だと思い込んでしまっていたのでした。その後干し草のことで忙しくなってしまったので気をつけてみていなかったのでした。
結局G9には全く子牛を育てる気はなし。子牛はみんなのところに行ってミルクを飲もうとしていますが、来られても気にしていないのはバンビだけ。あとは蹴られド突かれの連続。バンビに三匹めを預けるのはさすがに無理だから、また哺乳瓶の生活です。やっとみなしごちゃんから解放されたかと思ったのに。
しかし、どれがその子牛か分からない!同じようなのが7匹いるので耳標をつけるたびに、「これはなんとなく色が茶色っぽいな」とか、「これは去勢牛で耳標は右」「これは左」「ちょっとおへそのところが白っぽい」「毛が長め」などとこまめに記録をしていますが、この後まだまだ生まれる予定ですから、これもいつまで区別できるやら。
そこで、この子牛ちゃんに私がよく読ませてもらっている「うしおばさん」のブログにでていたアイデアを拝借させていただき、子牛の耳標の後ろにピンクのリボンをつけました。
あまりリボンを長くするとほかの牛とかが食べようと引っ張ったりして取れてしまうといけないと思い短くしておきましたが、こうすれば遠くからでもすぐに分かります。
女の子だしリボンちゃんとでも呼ぼうと思いましたが、元気でガッツがあるので「スパンキー」と名前を付けました。
G15は子牛とともに林の中から現れましたが、エレクトリックフェンスを越えたくないのでまだ反対側にいます。電気を切ってワイヤーを地面すれすれまで下げたのですが、それでもだめなのです。ほかの牛たちは、「どうやってそっち行ったの?うらやまし〜!」と大合唱のため、フェンスを完全に取ってしまうこともできません。まあ、親子一緒にいるので水でも持っていってやって、そのうちグレッグが帰ってきたら手伝ってもらって戻します。たまらん。
2006/07/11(火) 02:21:52
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牛
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牧草刈り取り始まる
7月8日(土)
牧草の刈り取りがやっと始まりました。雨が多く、畑の土が柔らかいせいで例年より2週間くらい遅れていて、アルファルファがいつもより成長し過ぎています。
4日ほど前にグレッグがスワッサーという機械で刈り取りしました。アルファルファの茎は乾燥しにくいためモウワーコンディショナーという刈り取りながら茎を裂いていく機械が欲しいのですが、今のところ予算の都合でちょっと無理です。
ちょうど乾燥していて高温の日が続いたため2日前に100個ほどベールにすることができました。
うちでは牧草を作る畑が足りないので、近くの農家(といってもこの畑は家から8kmくらい離れている)からアルファルファを契約して買っています。
昨日も120個くらいベールを作り、70個ほどラッピングするために運んだところで大雨の夕立になり、道路がものすごくぬかるんでしまい中断せざるを得なくなりました。今年の春からの雨などのせいで道路がしっかりと固くなっていず、ちょっとの雨ですぐぬかるんでしまいます。ぽっかりと割れてしまった畑が春の大水の様子を物語っています。
残りの50個を朝4時起きで今グレッグが運びにいきました。私も運ぶのを手伝うのかと思いましたが、ベールは畑の中でわりとかたまったところにあるから、行かなくてもいいと言われました。ラッキー!戻ってきた時にラッピングを手伝うだけでいいそうです。優しいじゃない。
ベールはひとつ120cmx140cmくらいで、900kgほどです(水分45%ほど)。前にも活躍した友達のジョンディア5020で23個一度に運び、もうひとつのトラックにトレーラーをつけて12個運びました。昨日夕立の中帰ってくるときに、すべってトレーラーの後ろが左右に振られてはまって動けなくなるんじゃないかとものすごく緊張しました。道がぬかるんでしまったのでトラックでは行けなくなってしまい、今朝はトラクターだけで運んでいます。おまけに少し遠回りしなくてはいけないので、出かけてから帰ってくるまで1時間半くらいかかると思います。
トラクターのフロントエンドローダーでベールを乗せ、二つのラップフィルムでまわりをぐるぐると巻きます。40秒くらいでひとつのベールが巻けるため、作業そのものは早いのですが、運搬に時間がかかるのが難です。もっと近くに畑があればいいのですが、なかなかうまくいかないものです。
2006/07/08(土) 20:58:37
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農作業
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放牧続く
7月4日(火)晴れ 最高気温 +28度 最低気温 +11度
牛たちを今いる放牧地に入れてから二週間になろうとしています。5ヘクタールの放牧地に50頭の成牛がいるわけですが、今日までで半分強、三分の二弱の草を食べたと思います。
はじめは4日くらい何もしませんでしたが、それからは1-2日で食べる分だけ放牧地のフェンスを広げ、牛たちのいける場所を管理しています。
こうするとやはり効率よく食べているようで、今までの年に比べ、放牧地が長持ちしているような気がします。
牛たちは学習機能が高いらしく、エレクトリックフェンスのあった場所に躊躇していたのは最初の日だけで、そのあとはおなかがすくと「フェンス広げろ」の大合唱で、広げた端から何のためらいも見せず、新しい放牧エリアにワシワシ入っていきます。そういうことは覚えがいいんだから・・・・
でも新しいフェンスがすぐ近くにあることも分かっているようで、やみくもに走ったりとか、フェンスのワイヤーにぶち当たるとか、そういうことは決してありません。
背の高い草は子牛にはもってこいの隠れ場所のようです。
この放牧地にスコッチアザミと言われる花が増えているのを見かけました。
4年ほど前初めて見たときには、あまりの不気味な巨大さに鳥肌が立つほどでした。そのときにはひとつしかなかったのに、どんどんはびこって20本くらい見ました。カナダアザミはちくちくして痛くて大嫌いですが、このアザミはあまりに毒々しいのがぞぞーっと不気味です。
牛たちに踏み倒してもらって、もう二度と生えないようにしてくれないかしら。
2006/07/05(水) 15:02:06
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牛
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怪しい日本語
7月4日(火)
今日も晴れて暑くなりそうです。
子供たちは夏休みに入りました。小さいときは日本語99%の生活をしていたのですが、二人とも学校に行くようになり、特に下の娘が一年生で毎日学校に行くようになってから(幼稚園のときは一日おき)、二人の会話はほとんど英語になってしまいました。私と話すときも、私が日本語で質問して、子供たちは英語で答えることがよくあります。
せっかく身につけた日本語なのに忘れてしまうのはもったいないと、休みの間に何とか少しでも取り戻せないものかと苦心しています。
でも・・・・
その1 「おかあさーん、ほら
カミキリ
やろう〜。こーやって手を叩いて・・・・」とまねをする。「それって茶摘のこと?」「あ、そうそう、チャツミ、チャツミ」
その2 ラジオからアバ(ABBA)の「ダンシングクイーン」が聞こえてきた。「この人たち、スエーデンの人たちなんだよ。英語話せないんだけど、発音だけ練習して歌えるようになったんだって。だから自分たちの歌の意味はわかってないんだって。」「へー、覚えてる?あたしが静かな
ゴハン
って歌ったの(「静かな湖畔の森の陰から」の輪唱をしたときのこと)。」
その3 ナマムギナマゴメナマタマゴ の早口言葉を
「ナマゴミ」
と言っていた。
先が思いやられる陽気な二人組み。でも上の娘は夕べ「狼と七匹のこやぎ」を読んでくれました。がんばろーっと。
四輪バギーとカートに乗って石拾いの手伝いに行くところ。でもちょっとやっただけであとは花を摘んでいた役に立たない二人。
2006/07/04(火) 22:45:11
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子供
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メープル誕生
7月2日(日)
昨日7月1日はカナダの139回目の建国記念日でした。町に行けば花火とか催し物があるのでしょうが、うちでは何らいつもと変わらぬ生活でした。
朝7時に放牧地に見回りに行ったら、私の大好きなG14という番号の牛がなんとなく落ち着かない様子で、ほかの牛を頭で押していたりしました。
G14
この牛は私の一番のお気に入りの14番の牛が2年前に産んだ娘です。
お母さん(14番)
そろそろ子牛を出産する時期だとわかっていたので様子を見ていたら、案の定7時11分に破水しました。普通子牛を産むときは仲間から離れた静かな場所を選ぶことが多いのですが、この牛はみんながいるところの真ん中から動こうともしません(周りの牛たちも何の注意も払ってない)。
7時23分には足先が見え始めたので、「ちぇっ、カメラもってくればよかった」と後悔したものの、初産だったので途中で離れて何かトラブルが起こってもいけないと、その場についていることにしました。陣痛が少しおきに来ているようでいきんではいるのですが、なかなか進みません。
足先を見るととても大きい感じがしたので、「もしかして男の子かなあ?大丈夫かなあ」と少し心配になり、手伝うことにしました。母親のいきみに合わせて子牛の前足首を引っ張ると、少しずつ鼻先が見え、そこまで来ると結構簡単に頭が出て、体も腰もスポンと出てきました。あんなにあっけないなら自分でも充分産めていたと思います。結局生まれたのは7時45分で、初産にしてはとてもスムーズに行きました。
普通だったら子供を舐めて乾かすのですが、優しくムームー鳴いているものの舐めません。子牛はとても活発で、生まれてすぐ立ち上がっておっぱいを探そうとしていました。20分もしないうちに飲みはじめ、お母さんも嫌がりもせずにじっと立っています。でもいつまでも舐めないので穀物倉庫に行ってオーツ麦を持ってきて子牛の体に振り掛けました。地面の上にも少し置いたらバクバク食べ始め、子牛の体についたのも食べようとして体も一緒に舐めていました。次に見に行ったときには子牛はすっかりきれいになっていたので、やっと母親意識に目覚めたのかもしれません。
これまでずーっとかわいい女の子と思っていたのにお母さんになってしまって子牛の面倒を見ているなんて、なんかそぐわなくってヘンな感じです。
産まれたメスの子牛をカナダの建国記念日にちなんでメープルと名づけました。お母さん牛、おばあさん牛のような優しい牛になるといいけど。
2006/07/03(月) 15:11:30
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牛
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親子水入らず
7月2日(日)晴れ 最高気温 +23度 最低気温 +12度
今日は放牧地での仲良し親子を写真で紹介します。
お母さんは番号15のリトルガールという名前。今年11歳で、5月に産まれたこの子牛はこの牛の10番目の子供です。子牛は小さいのだけどがっちりしていて、好奇心旺盛のやんちゃ坊主。親子共々体を掻いてもらうのが大好きです。
二匹登場
お母さんが舐め始めます
あ、そこいいねえ・・・
おお、いいよ、いいよ、そこ
そうそう、そんな感じ
首伸ばしちゃうよ、もう
たまんないねえ〜
とご満悦の様子。こんなのんびりもいいものです。
2006/07/03(月) 14:24:06
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牛
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コメント:12
とんだ一日
今日は7月1日ですが、内容は6月29日(木)のこと。
うちには、ジョンディアのほかにマッシーファーガソンのトラクターもあるのですが、しばらく前に壊れたきりになっていてそのまま放ってありました。この夏必要になるかもしれないからということで近くに住むメカニックの人にきてもらってグレッグと一緒にどこが悪いのかいろいろ調べていました。
エンジンのインジェクターのノズルが悪いのではないかということでここから2時間ちょっとのところにあるプリンスアルバートという市までノズルを修理に持っていくことにしました。2日連続のメルフォートまでの運転では足りないかのように、もちろん行くのは私。子供たち二人とともにボロ車でいざ出発!
エアコンがないので窓を開けて風ビュンビュンさせながら、プリンスアルバートについたのは12時ちょっと過ぎ。思ったとおり、修理やさんはお昼休みの真っ最中。1時まで待って部品を見せたら「5時くらいにはできますよ」と軽く言われ、4時間も待つの〜?とショック。でもまた出直すなんてもっといやだし、まあしょうがないか、ということでお昼を食べに行きました。
町の中には車がいっぱい!信号もいっぱい!ひえ〜、疲れるう〜。街中だとスピードも出ないから窓を開けていても風も入ってこないし。上の娘が「オムレツになった感じがする。」というほど、車の中は暑いのです。外はかんかんでりで気温は35度を越えていました。
お昼のファーストフードの店に入った途端、極楽極楽。できるだけ粘って気持ちよくなったものの、また灼熱地獄へ。下の娘も「こんないっぱい車がいて、私は都会は嫌いだ!!」なんて言うのですが、プリンスアルバートは人口4万人ほど。日本から考えたらすごく小さい町なんでしょうが、サスカチュワン州では3番目か4番目に大きい都市なのです。
普段だったらこんな都会に来たときには安く買える牛乳とかたくさん買い込んでいくのですが、こんな暑い日には腐るだけ、と買出しもできず、やっと修理してもらった部品を持って5時帰途につきました。
6時半頃ティズデールについたら、東の空がやけに暗いのです。それまであまりに好天だったため、森林火事の煙かなあなんてはじめは思っていましたが、いや、これは尋常ではないということにすぐに気がつきました。
しばらく走っていたら、風がものすごく強くなり、草は完全に横倒し、木もものすごくかしいでいるのです。あれあれという間にすごい勢いで雨が降り出し、ワイパーを最速にしても追いつかないほど。対向車が来ようものなら水しぶきで視界が一瞬完全にさえぎられ、ハンドルをまっすぐにしておくことだけに意識を集中します。そうかと思えばあられまで降り始め、どうしよう、Uターンしてティズデールに戻ろうかなあと真剣に考えましたが、でも横道も見えないし、それもできません。あられはグリーンピースぐらいの大きさがほとんどでしたが、中にはビー玉くらいのもあり、車に当たる音がかなり響きました。
少し明るくなったときに誰かの農家への入り口が見えたので、ちょっと雨宿りをさせてもらおうと思ってドライブウェーに入ったら、ほかにも止まっている車がいました。そこで15分くらい待ったら、なんとなくさっきより静かになった気がしたし、道を走っている車が見えたので「運転してる人もいるじゃん。、もう少しだから(まだ30分くらいだけど)頑張ろう」と、再挑戦。
ほんの少し静かになることもあったけどそのあとすぐまたバリバリ、ガシャーンという音の連続で、家にたどり着くまでに結局もう二回とまる羽目になりました。
家にやっとついたらグレッグが、「すごい嵐をちょうど逃したね」といったので、「すごい嵐の中にいたんだよ」と言っておきました。子供たちは怖がりもせず、「お母さん、少しやんだみたいだよ。」「ほかにも行く人いるよ。」などと励ましてくれ、ほんとに助かりました。
家に帰ったらやっぱり停電していて、水が出なかったので困ったなあと思いましたが、9時ごろまたかなり激しい雷雨になったのでそのときにバケツに雨水をためて顔を拭いたりするのに使いました(超原始的。昔を思い出させるわ〜)。
翌朝までには停電も回復していたのですが、こんなに激しい嵐に出くわしたのは初めてでした。よかった、過ぎ去ってくれて。
2006/07/02(日) 13:34:32
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天気
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