カナダ大平原のファームからの便り
カナダ・サスカチュワン州の大自然の中で農業をはじめて約10年。カナダ人の旦那、二人の娘、犬と猫と牛たちに囲まれた日々の出来事を紹介したいと思います。
珍しいお客様
4月18日(金)晴れ 最高気温 +13度 最低気温 +4度
今日はとてもいい天気だったのに、明日からかなり悪くなる(州南西部は50cmほどの雪になるかもしれないとのこと)と言われています。この辺りは雪あるいは雨になるらしいです。
まだ辺りが一面真っ白だったある朝のこと、ベール置き場に行ってみたら、こんなものがいました。
ハイウェーで車にひかれて死んでいるのや、犬のチビがまだ子犬だったころ誤って喧嘩して口や鼻の周りに刺さってしまった針(抜くのに大変な思いをした)などは見かけがことがありますが、実際にこんなに近くで見たのは初めてでした。
急いで家に戻って子供たちを呼んで来ました。あまりにじっとしているので死んでいるのかと心配になりましたが、子供たちが小さい雪のかたまりを投げたら動き出して、50mくらい離れたところの木に登ってしまいました。体長は50cmくらいあり、高さも30cmくらいはありました。のそのそと歩いていく姿はとてもかわいかったです。
デジカメのビデオモードでも撮ったのですが、なんせアップロードするすべがないため(笑)残念な限りです。
家に入ってきたらここにもハリネズミが・・・・
ネコのシマちゃんでした(笑)
2008/04/19(土) 14:01:24
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野生の動物
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エルク相変わらず
2月21日(木)晴れ 最高気温 −5度 最低気温 −19度
今日はよく晴れて風もない、とても暖かな一日でした。屋根からしずくが落ちたりして、「今度こそ春近し」と言ったところでしょうか(やたら楽天的 笑)。
エルクが先週の木・金とベール置き場に現れて、「いよいよここまで来てしまったか・・・・」と目の前真っ暗になりましたが、土曜日、日曜日には新しい足跡やフンを見つけませんでした。金曜日には政府機関の「作物保険」の担当者がきて、エルクによる被害を視察していきました。「3頭目撃したのだけど」と言ったら、「この足跡からしたら10頭はいるはずです。」と言って、『毎日ベールをいくつやったか、現れる野生動物の種類と頭数(目撃した数ではなくてこのくらいはいるだろうと思われる頭数)食べられたり荒らされたりして被害を受けた干し草の量』などを記入するための用紙を置いていってくれました。
月曜日牛たちのいる畑にベールを持っていったら、10頭ほどのエルクが干し草を食べていて、さらに10頭以上が公共放牧地の方から一列になって歩いてきました。
私がトラクターで餌をやっているところからそう遠くないところで牛たちに混じってちゃっかりと食べています。体のでかいこと(・_・;)
二頭は角が生えていて、角の様子から一歳と二歳のオスだと思われます。
トラクターがかなり近づいても怖がる様子も見せず、食べ続けるエルクたち。写真の下中央にトラクターのフォークが一本写っています。
もっと近くに行ったらやっと逃げ出しました。けれど途中まで行ってまた立ち止まってしまい、私がいなくなるのを待っています。待ちくたびれたのか座り込んでしまうエルクもいました(>_<)
翌日(火)は餌をやる時間が少し遅くなったのですが、畑に行ったら前日と同じエルクがみんなで走って来ました。おいおい、やめてくれ・・・・
昨日は姿を見なかったものの、たくさんの足跡からまだまだ居座っているものと察しました。今日も姿を見なかったので、「ヘンだなあ?どこかに移ったのだろうか?」と喜びかけたところ、公共放牧地との境目の林に黒っぽいものが見えました。600m以上離れていてよく分からなかったので、ベールの続きを持ってきたときに一緒に双眼鏡も持ってきました。
やっぱりエルクでした・・・・・みんなで寝そべっちゃったりして、「なーに、そんなに焦って行かなくてもご馳走はたくさんあるからあとでゆっくり行こう」とでも申し合わせているかのように、誰も動きませんでした。
カルバンさんの友達で公共放牧地の北側(私たちは南側)に住んでいる人のところにも20頭以上のエルクがいるらしく、自然資源庁に電話したら、「それでは仕方ないでしょう。」と言われたので、銃を持ってきてその場で撃ち始めたそうです。3頭しとめたそうですが、二日も経ったらほかのエルクたちは何ごともなかったかのように倒れているエルクのそばを通ってベールに戻ってきているそうです。図太いったら・・・・
この話を猟好きな義兄に言ったら、「撃ってそのままにしといたの〜?もったいない。エルクが25頭?信じられない・・・・・。3月に行くかもしれないからそれまで取っておいて・・・・」とのこと。「今マイナス29度だよ。」と言ったら、「やっぱり行かないかもしれない。」と言っていました。ひどいじゃないの、それって?
2008/02/22(金) 15:37:30
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野生の動物
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エルクその後
2月12日(火)晴れ 最高気温 −17度 最低気温 −26度
冬眠から覚めた・・・と言いたいところですが、まだ冷凍庫状態のサスカチュワンビヨークデールです(-_-メ)。先週末はマイナス35度で突風という日もあり、日曜日の体感温度はマイナス54度(・_・;)でした。電話をしてきた妹にそのことを言ったら、「お姉ちゃんのところの牛はホッキョクグマの親戚なんじゃないの?」と唖然としていました(笑)マジにそうかも・・・・
ところで、エルクは相変わらず出没しています。先週やっと自然資源庁の担当の人が見に来てくれました。(3人も来た。おまけにその中の一人はものすごいお年よりで「あんたの給料、税金の無駄遣いじゃないでしょうね?」と疑心暗鬼になってしまった私)ちょうどそのときに10頭ほどのエルクが牛たちが餌を食べている畑の端のほうにいるのを目撃し、たくさんのフンや足跡も確認したので、「エルクのために余計にやっている餌代は補償しますから。」と言ってくれ、ほっとしました。しかし、この人たちは「あんたはどこの出身?」「カナダで生まれたの?それとも日本?」「どこで農業をおぼえたの?」「ダンナさんはどこで働いているの?」「え、ジャスパー?ジャスパーは昨日プラス1度だと言ってたけど」とか日本人の私がこんな極寒の辺境(爆)で牛の餌をやっていることを明らかに不思議に思っているようで、ここにたどり着いたいきさつまで延々と説明する羽目になりました(笑)。
とりあえず牛たちにやったベールの数とエルクを見かけたかどうかなどの記録を毎日とっています。エルクは、しばらく前までは公共放牧地のほうから来ていたのですが、最近は家から牛たちのいる畑に行く途中にある放牧地(牛たちが今いる畑に移る前に餌を食べていたところ。牛たちが食べ残した干草が雪下に散らばっている)でも見かけるようになりました。その北側の林の中で休んでいるようです。「寒い中公共放牧地までわざわざ戻らなくてもこの林にいれば餌もすぐ近くだし・・・・」と引っ越してきたらしいです(-_-)。今日は18頭もいて、トラクターで近くを通っても少し動いただけですぐ戻ってきました。なんだかだんだんずうずうしくなってきているみたい・・・・
2008/02/13(水) 14:41:37
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野生の動物
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今度はムース
1月27日(日)曇り 最高気温 -10度 最低気温 -16度
今夜になって少し小雪がちらつき始めましたが、州西部ならびに南部のほうには吹雪警報が出されています(-_-)。この辺も今夜から明日にかけて雪になり、その後はまたマイナス30度前後の寒波が訪れるそうです。はあ〜〜〜
相変わらずエルクは出没しています。今のところベール置き場にはやって来ず、牛たちの餌を食べているだけなのでまだいいのですが、自然資源庁からはまったく何の音沙汰もないので、今週もう一度電話をしてみようと思います。先回の記事で
ムースと鹿のフンの大きさをリンク
させたつもりだったのですが、全然関係ない記事にリンクされていました(>_<)ちゃんとチェックしろよ、自分。今さらながら訂正しておきました。
金曜日の朝8時25分ごろ明るくなってきたのでリビングルームのカーテンを開けたら、窓から30mほど離れた林の端で大きなメスのムースが小枝を食べていました。
家の中でスクールバスを待っていた子供たちに、「ちょっとこの窓まで来てごらん!」と言って、カンナと一緒に眺めていました。しばらくしたら朝のパトロール(?)を終えたチビが道路から家のほうに歩いてきたので、「おお、これは見ものだ!」と興奮したのですが、チビは途中で急に仰向けに寝転がって背中を雪でゴシゴシし始め、拍子抜け。起き上がったと思ったらまっすぐにガレージの近くまで歩いていって雪を食べ始めました(-_-メ) 窓からチビまでは15mほど、そしてムースはそれからさらに15mのところにいたのですが、チビは全く気づく様子も見せず、時々こちらを見たりしています。ムースのほうはチビに気づいて体をひねって見ていましたが、何の動きもないのでまた小枝を食べ始めました。
私たちは家の中で、「ちょっと、チビ!ムース、ムース!!」と大きなひそひそ声で盛んにチビに教えようとしていたのに、そのうちマヤがブラッキーを持ち上げて(ムースを見せてやろうと思ったらしい 笑)ドアの格子ガラスのところに押し付けた音がチビに聞こえて、家に入れてもらえると思ったのか家の前のデッキのところまで歩いてきてしまったのです。
「ああ〜、もう、チビ!ムースだってば!!」としきりに騒いでいたら、林の中の音が聞こえたのか、ついにムースに気づいてそちらをじっと見つめました。
それなのに・・・・・追いかけるでも吠えるでもなく、じっとしているだけです。「ちょっと〜、チビ、なんかしないの?」と思っているうちに、スクールバスがやってきました。
そうしたら、今までの無関心さを一蹴するかのように、ムースの方向に向けて弾丸のように走って吠え出しました。もちろんムースはスクールバスの音に驚いてすっかり林の中に逃げさってしまっています。
チビ、またですか・・・・・(>_<)人が来るといいところを見せようとするか、応援が来たと思って勇気百倍になるかのどちらかで、笑えるし呆れるし・・・・・頼むから、エルクは応援なしでも追っ払ってちょうだいね(笑)
2008/01/28(月) 14:26:26
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エルク現る
1月23日(水)晴れ 最高気温 -14度 最低気温 -23度
まだまだ寒い日が続きます。昨日ベール置き場から家に向かって歩いてくる途中、何の気なしに振り返って見たら、200mくらい先に動物がいるのが見えました。「鹿か?それにしては大きいし、胸の辺りがこげ茶っぽい色をしているし。まさか・・・・」急いで家に戻って双眼鏡を持ってきてもう一度見たら、(@_@)ガ〜ン、予想通りエルクでした。
3頭見えたのですが、もう少し近づいたらじっとこちらを見つめていて、しばらくして向きを変えて北のほう(公共放牧地の方向)に走り始めました。そうしたら、周りの林から次々と出てきて、全部で9頭走っていきました。
エルクはワピチ(ワピティ)とも呼ばれ、ムースについで大きい鹿です。ムースは単独行動をとるのですが、エルクは群で行動し、多いときには100頭以上も一箇所に集まることもあり、ベールを荒らしたり、畑(菜園とかではなくて何十ヘクタールとかのレベル)の作物を食べたりして農家に大損害を与えます。カルバンさんの家の近くでも400個あったベールのうちの100個以上が荒らされ(食べたり、角で台無しにしたり、おしっこをかけたりして使い物にならなくなる)、エルクと聞くだけで、「うちの方には来ないように・・・・」とみんな祈っているのです。
これまでほとんど見かけたことがなくラッキーだと思っていたのに、ついに登場してしまいました。
お昼頃カルバンさんに電話してそのことを言ったら、「自然資源庁(野生動物の保護や密猟とかの取り締まりもするところ)に電話して、問題になる前になにか対策をとってもらえないか聞いてみたほうがいい。たいした対応は期待できないと思うけど。」と教えてくれました。とりあえず電話して、農家の所在地と状況、電話番号などを伝えました。担当者が戻ったら連絡するといっていましたが、現時点までで何の連絡もありません(-_-メ)。
昨日牛たちに餌をやりに行ったら、牛たちが餌を食べているところの雪の上に無数の足跡と、よく見るとエルクのフンも落ちていました(今回はカメラのバッテリーが減るといけないと思って、カメラをシャツの中に入れていきました 笑)。
大きさはちょうどムースと鹿のフンの間くらい
。まさしくエルクのものでしょう。
更によく見るとこの畑の北に隣接している公共放牧地からの雪の中、通り道もちゃっかりできていました(>_<)全然気が付かなかった私・・・・
今日の夕方寝床用の敷き藁を持っていったら、なんと、エルクの群に遭遇しました。牛たちの食べているところからちょっと離れたところで、固まって食べていて、数えたら20頭以上いました。昨日は見かけなかったけど、立派な角を生やしたオスのエルクも2頭くらいいました。少し近づくと、雪道をまだまだこちらに向かってきます。全部で25頭ほどいました。私に気づいてみんな頭を上げ、硬直状態になりましたが、そのうちに向きを帰って走って逃げだしました。けれども、公共放牧地まで行く前に立ち止まり、私の様子をじっと見ているのです。「こんなご馳走にありつけたんだ。そんなにあっさりは手放せないぜ。」くらい思っていたのでしょうか?私としてもベールを荒らされるよりは(特にサイレージベールはビニールに穴があいたらそこからカビが生えてしまいダメになってしまうので)ばらした干草や牛の食べ残しを少しくらい食べられたほうがいいかな、と思ったりしましたが、頭数にもよります。これ以上増えたら、牛の食べる分がなくなっちゃうかもしれないし・・・・
明日またカルバンさんと自然資源庁に電話をしてどうしたものか聞いてみます。は〜、全く来なくていいのに。次から次へと余計なことばっかり・・・・
2008/01/24(木) 14:25:07
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