カナダ大平原のファームからの便り

カナダ・サスカチュワン州の大自然の中で農業をはじめて約10年。カナダ人の旦那、二人の娘、犬と猫と牛たちに囲まれた日々の出来事を紹介したいと思います。

くつろぎのひととき

3月16日(日)晴れ 最高気温 −1度 最低気温 −14度

金曜日のお昼頃除雪を終えて家に入って来たところ、村内に住むおばあさん(の一人)から留守電が入っていて、「明日ティズデールで行われるコンサートのチケットがあるのだけど行けないから代わりに使ってほしい。」と言う事でした。その人は出かけてしまうため銀行で働いている娘さんのところに預けておくからということで、遠慮なくいただいてきました。

シーズンチケットが2人分あるのだけど使わないのももったいないからということで、私はもう一人分会場でチケットを買うことにして昨日の夜カンナとマヤと一緒に行ってきました。

本当なら午後早めに出かけてついでに買い物もしたかったのですが、こういうときに限って餌やりのトラクターの後ろにつけて引っぱる機械の具合が急に悪くなり、いろいろなところに電話してやっと直ったと思ったら夕食を急いで取らないと間に合わないという状況になってしまいました。

「ほうれん草が(も)嫌いだ」と言っているマヤをせかして、会場についたのは7時ちょうど。7時半から始まるコンサートなのにピアノの鍵盤が見える席はすっかり埋まっていて、私たちはマリンバの正面に陣取りました。

夕べの演奏はマリンバとピアノのデュエット(このなかのTOUR 3)で、なんとピアノ演奏者は「トミナガ アキコ」という日本人の女性でした。

マリンバの演奏を生で聞くのは初めてのことで、片手に二本ずつ計4本バチ(?)を持って演奏したりすること(手がつりそう)、バチにもいろいろな硬さがあってそれによって音色がずいぶん違うことなど、いろいろ学びました。

300人ほど入る会場の前から3列目だったので演奏者の息づかいも感じ取ることが出来て、ずいぶん迫力がありました。曲と曲の間には演奏者本人が次の曲や楽器についてなどの解説をしてくれ、本当にアットホームな感じのコンサートでした。

このコンサートは「プレーリー(平原州)デビュー」と名づけられていて、モントリオール出身のマリンバ奏者、カルガリー在住のピアニストがアルバータ、サスカチュワン、マニトバの平原州3州の小さい町を回って演奏する企画でした。普段目や耳にすることのない素晴らしい演奏をこんな田舎で聞けることは本当に素晴らしい機会としか言えません。

途中の休憩にはロビーでコーヒーやデザートをおいしくいただいたのですが、甘いもの大好きのカンナはお皿代わりのナプキンにデザートを載せきれないようで、心残りの様子でした(笑)。マヤは「おかわりに行ってもいい?」と言う始末だし(もちろんひきとめました 笑)、全く恥ずかしい限りです・・・・・

休憩のときに主催者の一人(知り合い)と話す機会があったので、「ピアニスト日本人なんだけど、あとで話ができないかしら?」と聞いてみたら、「じゃあ言っておくわ。」と快諾してくれてうれしく思いました。

ソロもデュエットもあり、クラシックからラグタイムまで、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。

終わった後舞台の脇でピアニストのトミナガさんに会う機会があり、素晴らしい演奏を聞かせてもらうことができた事を感謝しておきました。8歳のときに日本を離れてアメリカに渡り、カナダには7−8年程前に移ってきたそうです。トロントやモントリオールで活動をしていたのだけど、去年の秋からカルガリーのカレッジで仕事を始めたため、カルガリーに移ったとのことでした。お姉さんもピアニストでドイツで演奏されているとのことです。「こんなところに日本人がいるなんて珍しいですね」と言っていました。そうでしょ?私もそう思うわ(笑)「富永」という姓は私の実家の遠州(静岡県)によくあるので、実家はどこかと聞いたら(初対面のピアニストにする質問か?)ご本人は東京出身だけど、おとうさんの実家は愛知県だということでした。やっぱりね(笑)。

このコンサートを主催したのは「ティズデール芸術協会」という団体で、カナダの様々なジャンルの音楽家を招いて秋から春にかけて5回コンサートを開くのです。「家族向けのシーズンチケットはいくら?」と聞いたら、なんと90ドルとのこと。これで家族4人(もしくは3人)で5回もコンサートにいけたらとってもお得だ!と驚いてしまいました(各コンサートのチケット代は大人18ドル、子供15ドル)。子供たちも音楽は好きだし、じっとして聞いていられる年齢になってきているから来年は絶対シーズンチケットを買おう!と思わせる実に充実したくつろぎのひとときでした♪





  1. 2008/03/17(月) 01:21:46|
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ラフライダーズ優勝・・・・そして極寒

11月28日(水)

今まだ外が暗いため天気はよく分かりませんが、予報では曇りあるいは小雪、最高気温はマイナス17度になるらしいです。ちなみに夕べの最低気温はマイナス24度。

さてさて、フットボールチームのサスカチュワンラフライダーズ、日曜日に優勝してしまいました。23対19という、接戦だったそうですが、応援に行った人々、大満足だったことでしょう。テレビの視聴率はグレイカップ歴代6位ということで、90%以上のサスカチュワン人たちがテレビを見ていたのではないかとのことでした。

そして翌日の月曜日には本拠地レジャイナのスタジアムで祝賀会、火曜日にはスタジアムから州議事堂までのパレードがありました。

しかし(笑)

月曜日の気温はマイナス25度で強風風を考慮した体感気温はマイナス33度と言われていました。そんな中になんと8000人もの人が集まったそうです。これぞサスカチュワンの意地(?って言うか・・・・・)

昨日のパレードの間もほぼ同じ状態の寒さ・・・・・

先週、グレイカップが行われる前に試合会場となったトロントでグレイカップにちなんだイベントの一つとして「パンケーキ(ホットケーキみたいなもの)ブレックファスト」が予定されていたのですが、寒さのため(その日トロントではマイナス8度だったらしい)キャンセルされたのです(笑)。すでにサスカチュワンからわざわざ応援に行っていた人たちにかなり不評だったらしいです。そこで極寒の中での優勝祝賀イベントは「サスカチュワン魂」をトロントの人たちに見せてやったということでしょうか?

でもトロントの人たち、この祝賀会のこと知らないかも・・・・・(爆)

何はともあれ、あっぱれサスカチュワンラフライダーズ♪

  1. 2007/11/28(水) 22:01:04|
  2. 田舎のお話
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サスカチュワンとフットボール

11月23日(金)曇り 最高気温 -8度 最低気温 -11度

今週の日曜日は、カナディアンフットボール(アメリカンフットボールのカナダ版)の決勝戦である「グレイカップ」がトロントで行われます。サスカチュワン州の「ラフライダーズ(ROUGHRIDERS)」がマニトバ州ウィニペグの「ブルーボマーズ(BLUE BOMBERS)」を相手に戦うわけですが、先週の日曜日の準決勝をサスカチュワンがブリティッシュコロンビアライオンズに勝って以来、州内はフットボールフィーバーに沸いています。

サスカチュワンが決勝に出るのは1997年以来、もし優勝すれば1989年以来の快挙になると言うことで、州のラジオ番組は朝から夕方まで、それぞれの番組の進行役がトロントのスタジオにまで出向いて放送をしています。

サスカチュワンのチームのチームカラーは緑と白で、トロントの町じゅうに緑と白に着飾ったサスカチュワンファンがたむろしているということです。

しかし

盛り上がっているのはサスカチュワンの人々のみ!

決勝の行われるトロント(カナダ最大の都市)はフットボールのほかにも、野球やホッケーのプロチームがあるため、フットボールにはそれほど熱が入っていないのです。準決勝で破ったブリティッシュコロンビア州にもバスケットボールやホッケーのチームがあるし、こういう大都市ではカナディアンフットボールはアメリカンフットボールの一段ランクが下のスポーツという感じで何となく見下されているのです。

ここまで盛り上がっているのはほかにスポーツのないサスカチュワンのみ(爆)相手チームのウィニペグはサスカチュワンと同じ平原州ということでライバル意識があるようですが、サスカチュワンの盛り上がりぶりは全国ニュースでもとりあげられたりして、ちょっと恥ずかしい限り(-_-メ)

子供たちの行っている学校でも、「ラフライダーズを応援しよう」といって、今日はみんなが緑と白の洋服やデコレーションをまとって、誰が一番熱の入ったコスチュームを着てきたかというコンテストがあったそうです(笑)。

私は個人的にフットボールに興味がないので(ラグビーは好きだったけど)、「ほらまたサスカチュワンってば田舎者振りをさらしてるよ」と冷めた目で見てしまうのですが、中には飛行機、列車、あるいは30時間もかけてトロントまで運転して応援に行ってしまう熱心なファンもいるのだそうです(@_@)。

みんなのこの期待にこたえるためにも、サスカチュワン、がんばってくれ〜(笑)。


  1. 2007/11/24(土) 14:24:37|
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  3. | コメント:14

電話不通

10月19日(金)晴れ 最高気温 +11度 最低気温 0度

昨日は一日中小雨と霧で湿度100%、今朝は晴れたものの霧が晴れるまでにまたまた時間がかかりました。午前中にインターネットの天気予報を見たら、今日は晴れ、明日は曇り、夕方から小雨になって日曜日には雪か雨の可能性が40%あると出ていました。麦わらのベーリングがまだ残っているので、気が気ではないのですが、こんなに湿っていてはどうしようもありません。

今日は晴れたものの風がほとんどなかったので乾燥するまでに時間がかかり、お昼頃の湿度は79%とでていました。午後になればベーリングができるかなあと思いましたが、庭の草を触ってみても水滴がまだ残っています。

こういうときの判断が自分ではどうしてもできないので(自分で判断すると「これじゃベーリングなんてムリ」という結論にすぐ達してしまうのですが、今後の天気予報を見ると、「天気が悪くなりそうだから少し湿気ていてもベーリングしてしまった方がこれ以上雨にあたるよりはまし」としたほうがいいのか、悩む)グレッグに電話をしてみました。600kmも離れたところにいる人に電話をしたって相手も迷惑なだけかもしれないけど、何か参考になることを言ってくれるのではないかと期待を込めて電話したのですが、あいにくトラックの中にはいなかったので、私は外に出て他のことをしていました。

しばらくして(午後二時ごろ)家に入ったら、グレッグから「今トラックに戻ったら電話があったようだったのでかけてみた。これからはトラックにいるからまた電話してくれ」と留守電が入っていたので、また電話することにしました。

ところが、受話器をとっても何の音もしないのです。まずは「電話が壊れたか?」と思い、別の電話をつないで見ましたが、何の音もしません。「また電話線が切れたか?」と心配になり、携帯電話の電波の通じるところまで行って電話会社に連絡しようと思いました。しばらくトラックで走っても全く電波が入りません。「この辺こんなに入りが悪かったか?」と思い、家のほうに戻りながら隣家に寄ってみました(家から1.6km先)

「電話使える?」と聞くと、隣人のゲリーさんが「え?知らない。ちょっと待って・・・・だめだね、全く音がしない。」「ホッ、良かった。うちだけじゃない。じゃあ、もう一件先に行ってみるから。」といって、3.5km先の次の隣人のところに行きました。そこのおばあさんがちょうど玄関の前に座っていたので、「電話通じる?」と聞くと、「いや、通じないよ。」「じゃあ、郵便取りに行くから、そこで電話は通じるか聞いてみるわ」と、ビヨークデールの村まで行きました。郵便局でもやはり電話は通じず、その人が聞いたところによるとプリンスアルバート(ここから2時間ほど)で主要の電話線が切れてしまい、サスカチュワン北東部の電話が全て通じなくなっているらしいのです。

それぞれの隣人のところにまた立ち寄って様子を報告しながら帰途につきました。

夕方のニュースによると、プリンスアルバートで工事をしていたところ、誤ってバックホーで電話線を掘り上げて切ってしまったらしいのです。携帯も緊急もインターネットも全てが遮断されていたとのこと。結局戻ったのは午後7時過ぎだったので、結構広範囲で被害があったようです。作業していた人、責任重大じゃないの〜?

まあ、とりあえず自分のところだけじゃなかったということで心強かったし、今日のうちに戻ってきてくれてよかったです。田舎とはいえ(田舎だからよけいにか?)どれだけ電話に頼っているか思い知らされた半日でした。

今になってもう一度天気を調べたら、明日は晴れのち曇り、日曜日は晴れ時々曇りと出ています。うーん、ベーリングどうすればいいんだろう・・・・・

  1. 2007/10/20(土) 15:10:38|
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ポカポカ放映される

7月22日(日)晴れ

ポカポカ地球家族が本当に放映になったとのこと(関連記事は以下  )、なんだか今でも信じられない気持ちです。皆さんに見ていただいて、たくさんのコメントをいただいて、本当に感謝しています。

妹と電話で話したときにビデオを再生しながら実況中継(?)してくれ、大まかどのような流れの番組だったのかイメージをつかむことができました。

やはり5日間の収録を30分の番組にするためには使われなかった部分も多かったようで、カンナの誕生日パーティーの様子はほんの一瞬流れただけだということでした(カンナがろうそくを吹き消したところで、「やたら盛り上がってたよ」といわれたけど、それはこちらでは「消えなかったろうそくの数だけボーイフレンドがいる」という慣習(?)があって、一本残ってしまったから(笑)。

しかし、そのわりには繰り返し使われた場面もあり、私が双子の子牛の片割れを抱えたところは『4回も』写されたそう

おいおい、っていうのがばれちゃった?

「スクールバスに子供たちが乗るところも、スクールバスの中を見せてくれるでもなく、マヤが乗り込んだら1秒もしないうちにドア締められたし、そのあと猛スピードで走ってたよ」これもその通り。ものすごくぬかるんだ道を通る羽目になって運転手はこの時点で超怒っていたのです(爆)。後ろをついていった撮影の人たちが、「バス、100km近くの猛スピードで飛ばしてましたよ。学校に着いたら、車椅子の子が降りてくるじゃないですか。(このバスには車椅子用のリフトがついている)あぶね〜ってビックリしましたよ。」すごいな、運転手。

妹が、「普通だったら夫婦のインタビューしてるときにすごく寄り添ってお互いに見つめあって手をつないだりして感極まった感じになったりするのに、お姉ちゃんたち一人ずつの別ショットで写ってたよ。それにしゃべってから地面の草を眺めてたりしてなんか笑えた」 そうでしょ?そういうもんなんだよ。湖のところで、隣に座ったら、「はい、もっと近くに寄って座ってください。」とかいわれちゃったから、「え、そういうのしないんです(笑)」って言っといたし。

私たちが結婚するまでの過程でも、グレッグが「ジュンコが日本に帰るなんて考えられなかった」と吹きかえられていたそうです。確かにそう言ったのは事実ですが、『ジュンコが日本に帰ってしまうなんて僕には絶えられなかった』という意味ではなく、『こんなに(がさつで)カナダになじんでしまったジュンコが、日本に戻って日本の生活に戻れるとは考えられなかった』という意味なのです(私はグレッグをよく知っているし、念のために本人に確認もしてみた 笑)。ポカポカしてくれたみなさん、すみません

でも全体的に、牛とのふれあいを中心とした大自然での暮らしというイメージで、さわやか〜に仕上がっていたとのことで、安心しました。

田中義剛さん、「150ヘクタールの敷地だったら牛5000頭いないと」って言ってたそうですが、ムリですよ、ムリ。フィードロットみたいに柵の中に閉じ込めて肥育させるところだったらまだしも、放牧させるのには一頭一夏あたり4ヘクタールの草が必要と一般的に言われています。うちは今の状況で敷地が頭数のわりに狭いので、一頭あたり1.5ヘクタールほどしかありません。だから放牧地を小さく区切って牛を移動させ、草を効率的に食べさせているのに。確かに、子牛を売るときの単価が安いから数がいないことには採算が取れないのはそのとおりなのですが(冬場にトラクターのエンジンを暖めておくことは、10頭餌をやるにしても100頭やるにしてもかかる値段は同じ)5000頭ってねえ(笑)。困るよ、義剛さん。

ついでに、スーパーに買い物に行くところで、「一週間に二回」行くと言ってたらしいですが、私そんなに行きません(-_-メ)。「二週間に一回」の間違いですよ。家計がもちゃしない。

はちみつの紹介もしてくれたとのことでしたが、「お買い求め先はこちら」というのはなかったそうですね(通販番組じゃないんだから当たり前 笑)。ということで、お買い求め先はこちらです(笑)。よろしくね。

カンナが子牛にミルクをやるところも写ったそうで、なんだか笑えました。「いつもミルクやりながら歌を歌うんだって?」と聞いたら、「ウン」といって、「4曲ぐらい歌ってくれましたよ。」と言っていました。「これだけで番組20分は持ちますね」と言っていたのに(その時点でほかに撮影するものがあるのかわからなかった)全部流れなくて残念でした(笑)

マヤはいつものおふざけ調だったらしいし、ビデオが届くのが楽しみでもあり、恥ずかしい感じでもあります。

改めて、見てくれた皆さん、ありがとうございました。これからもジョルディファームをよろしくお願いしま〜す(ペコリ)






  1. 2007/07/22(日) 23:13:45|
  2. 田舎のお話
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