カナダ大平原のファームからの便り

カナダ・サスカチュワン州の大自然の中で農業をはじめて約10年。カナダ人の旦那、二人の娘、犬と猫と牛たちに囲まれた日々の出来事を紹介したいと思います。

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穀物貯蔵庫続き

10月21日(火)曇りのち雨 最高気温 +7度 最低気温 +4度


穀物貯蔵庫は時代を追うごとに以下のように移り変わってきました。

まず一番初めに作られたのは長方形の小屋。4mx5mくらいの大きさ。うちにもこういうのはあります(これはカルバンさんに借りているもの)。
granery102120081

次はベニヤ板を使った丸型の貯蔵庫(よその畑のもの)。うちにもカルバンさんから借りているのがありますが、欠点としては、何年も使っているうちにベニヤ板が劣化して屋根に穴があいたり、壁(特に下のほう)が傷んできたりすることです。
roundbin10212008

そこで登場したのが今回私たちが運んだ金属製の丸い貯蔵庫。さびることはないので半永久的です。
貯蔵庫1101820081

ところが、上のような丸型の貯蔵庫の難点は床が平らなため、穀物を倉庫から出すときにシャベルですくわなくてはいけないこと。オーガー(AUGER)と呼ばれる穀物を運び出す機械に遅れないように休みなくシャベルで穀物をすくうのはものすごく背中の痛くなる作業です。そこで、その作業をしなくてもいいように、下がじょうごのようになった貯蔵庫が作られました。(普通の床の丸型貯蔵庫にくっつけることができるが、結構高い。写真はもちろんよその畑のもの))
hopperbottom10212008


さて、収穫できたものからタイミングよく出荷できればいいのですが、みんなが一斉にコンバインした何万トンという穀物を一度に貨車に積めるわけでもないので、収納倉庫の足りない人は、穀物を一時的に保管することになります(以下の写真はみんなよその畑)。

まずそのーは、「畑に積み上げる」
この左に見えている機械が「AUGER」というもので、山のように高く穀物を積み上げます。円錐状になっていることで水が表面を流れ落ちるということですが、雪が積もったり、鹿が食べたり荒らしたりして、できるだけ早く出荷しないと質が落ちるのは当然といった感じです。

pile102120081


この山にかぶせるビニールシートも売っています。周りはベールで押さえたり、専用の金属製のリングを使う人もいます。

pile102120082


そして去年から大きな農家の人たちが揃って使うようになった「穀物バッグ詰め」。畑から収納倉庫までの距離が離れている場合、収納倉庫の空きがない場合、収穫した穀物の水分がちょっと高めの場合(空気が遮断されているので少しくらい水分が高くてもかびたり発酵してしまったりすることがない)、などの場合に活用されています。この袋一つで270トンもの穀物が入るそうです。

bagger10212008


いつの時代でも誰かが工夫、改良を考えているものですね。



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  1. 2008/10/22(水) 14:46:55|
  2. 農作業
  3. | コメント:4

穀物貯蔵庫運ぶ

10月18日(土)晴れときどき曇り 最高気温 +10度 最低気温 +3度

私たちのファームにはきちんとした穀物貯蔵庫がなく(ないものばかり)、これまでずーっとほしいと思っていました。今年の夏、新聞の広告に「金属製の穀物貯蔵庫売ります(もちろん中古)」という広告が入っていて、ほかで見たものよりも値段的にもサイズ的にもよさそうだったので三つ買うことにしました。そのうちの一つは乾燥機能つきのものなので、もし収穫した穀物の水分が高いときでも、温風を送って熱と風で乾燥させることが出来ます。と言っても長いこと使われていなかった収納庫なのできちんと使えるようになるまでにはしばらく時間と手間がかかりそうです。

その収納庫を月曜日に家まで引っ張ってきました。グレッグが何日かかけて収納庫を地面(プラス腐りかかった床)から切り離し、下にレンタルした台車を入れてトラックで牽引しました。幅6m強の収納庫は道幅いっぱいになってしまい、グレッグは自分のトラックの後ろが全く見えないため私が車で後ろからついて行って、もし後ろから誰かがきたらトランシーバーでグレッグに伝え、道の少し広いところでとまって抜いてもらうことにしました。感謝祭でお休みだったことと田舎でほとんど人通りがないことが幸いして、家までの45kmの道、前から二台、後ろからは一台の車にすれ違っただけでした。

貯蔵庫移動101820081


無事に家に着いて台車から降ろしたときには、「何ごともなくてよかった。」と、大仕事を終えた感じでホッとしました。

貯蔵庫1101820081


この収納庫には45トンから70トン(穀物の種類による)ほどの穀物が入り、あと二つ買った小さ目の貯蔵庫とあわせれば、我が家で収穫する量の穀物なら十分収納できる容量だと思います。数字だけ見ると結構大きい感じがするのですが、実際にはこのぐらいのサイズの貯蔵庫は最小レベルで、近所の大きい農家の貯蔵庫はこれの10倍の大きさです(おまけにそれが何個もずらっと並んでいる)。次のブログでは貯蔵庫の変遷を紹介したいと思います。









  1. 2008/10/19(日) 15:17:26|
  2. 農作業
  3. | コメント:4

麦わら運びの毎日

9月29日(月)晴れ 最高気温 +20度 最低気温 +3度

サスカチュワンの9月末とは思えない素晴らしい陽気が続く毎日です。これほど収穫に適した秋を経験した記憶がありません。

無事に大麦のコンバインも終わり、今は麦わらの運搬に追われています。年々麦わらを確保するのが大変になってきているため、今年は片道30kmもある畑から運んでいます。麦わらの確保が大変な理由としては、

・コンバイン(の機械)が改良されてきて、ロータリータイプ(脱穀したあとの麦を短く刻んで後ろから吐き出すタイプ。ここから出てきた麦わらは短くてベーリングがしにくい)が増えてきている。
・農家が大規模化してきていて収穫面積が非常に大きいため、従来型のコンバインでも(これは麦わらを長いまま後ろに落とすことができるが、どの機械にも麦わらをロータリーよりさらに細かく刻む麦わら粉砕機能がついている)麦わら粉砕の部分を取り外すために時間を費やすことを嫌がる。
・牛を飼っているところは自分たちの麦わらを確保するのに精一杯で、特に餌不足が予測される今年など、ほかの人たちに分けている余裕はない。

などがあります。

麦わら090920081


100ヘクタールほどの畑の麦わらを友達のカルバンさんと分けることに決めたのですが、ベーリングは全てグレッグが担当しました。農業の大型化によるもう一つの影響として、畝の巨大化があります。コンバインの後ろから出てくる麦わらの畝の幅は1.8mほどで、カルバンさんの持っているラウンドべーラー(日本ではロールべーラーと呼ばれている)では吸い込みきれないからです。グレッグのべーラーは1.2m幅のベールを作るにもかかわらずピックアップと呼ばれる吸い込み口は1.8mの幅があるので何とか畝の麦わらを拾い上げることが出来ます。

畑に出かけるときには必ずトラックに一緒に乗ってくるチビ。後部座席(?長距離トラックなので、座席の後ろに仮眠が取れるようにベッドがついている。ネズミにかじられたあとがあるけど(>_<))に座ってるだけでご機嫌の様子。
チビ092920081

一つ当たり500kgほどのベールを一度に26個運びます。直径が165cmほどあるので安定が悪く、おまけに上も二列に並べてあるのでしっかりしばっておかないと落ちる可能性もあります(@_@)。
麦わら092920082

トレーラーから降ろした麦わらを並べておく。
麦わら092920084

家を出て畑に行って積み込んで運んで家でおろすまでというひとまわりに二時間半ほどかかるため、ほかの仕事の合間に一日2回ぐらい運びにいければ上等といったところです。あとまだ四回くらい行かなくてはいけないらしいのですが、これからもいい天気が続いてくれますように。








  1. 2008/09/30(火) 15:47:52|
  2. 農作業
  3. | コメント:10

雨の合間の干し草作り

7月20日(日)晴れ時々曇り 最高気温 +25度 最低気温 +13度

今日も夕立の可能性が30%あると言われていて、危ない雨雲がいくつか通ったにもかかわらず雨にはなりませんでした。

しかし、干し草作りとは程遠い天気が続くこのごろで、70ヘクタールくらい刈り取るうちのやっと15ヘクタールくらい終わっただけです。おまけに春先に寒い日が続き、雨が少なかったため草の伸びが悪く、今刈り取っている畑の干し草の量は例年の60%にも満たない様子です。二つ目の畑はもっと育ちがいいことを祈っています(まだ今年になって様子を見に行っていないのでちょっと不安 (-_-メ))。

この夏、思い切って大型トラックを購入しました。私たちが作るサイレージベールはベーリングしてからすぐにラップで巻かないと空気に触れて発酵しはじめてしまい、質が落ちてしまうのです。三年前まではトラクターやグレッグのトラックを使って運んでいて、夜通しラッピングしたことも何度かありましたが、ここ二年はほかの人のトラックを借りて運んでいました。いつもタイミングよく借りられるわけではないことも、ベール一個あたりいくらで運んでもらっても積もり積もってかなりの額になるだろうこともわかっていたため、今年こそは自分たちのトラックを買おうと計画していました。
トラック072020081

ビヨークデールに住んでいるこのトラックの持ち主が春先にトラックを売ろうと思っていると言っていたので、二週間ぐらい前にあらためて聞いてみたら、「やっぱり売るのやめようと思ってる。」と言い出してちょっと焦り(^_^;)近くで牧草をが手に入らないから、かなり離れたところで収穫して家に運ばなくてはならないから」とのこと。

私たちとしてもトラックがどうしても必要だったから、三つ契約して借りているアルファルファの畑のうちの一つをその人に譲ることにして、トラックを売ってもらうことにしました。その畑はその人の家からそう遠くなく、トラクターでベールを運べる距離だからです。

さて私たちはトラックは入手しましたが、残りの二つの畑からのベールで十分まかなえますように。(ちょっと心配 (-_-))

しかし、この不安定な天気の中で干し草を収穫していると、去年モアコン(刈り取りの機械 乾燥する時間が短縮される)を買ってよかった、サイレージベールを作っててよかった(今年は干し草が乾燥する前に必ず雨が降っているので (>_<))、トラックを買ってよかったって本当に思いました。

ベーリングの帰りに回りを見ると、大きい雲が浮かんでいて、畑も色とりどりでとてもきれいでした。背の高いカノーラの畑で鹿を見かけることもあったのですが、出ているのは頭だけで残りはすっかりかくれていました。
畑072020081

残りも順調に行きますように。そしてたくさん干し草が作れますように。


  1. 2008/07/21(月) 15:20:23|
  2. 農作業
  3. | コメント:10

あららら・・・

6月24日(火)晴れのち夕立 最高気温 +27度 最低気温 +12度

FC2ブログから定期的にお知らせが入るのですが、最新版に「書きかけの記事を一定の時間ごとに自動的に下書き保存する機能をつけました」と書いてありました。それでこの前アップロードできなかった記事が消えていなかったんだな・・・・すごい、この気配り。長い文を書いているうちにログアウトしていたり、「さて投稿」と思って間違ったボタンを押してしまったりと言ったときに対応できるようにだそうです。こういう経験したの、私だけではないみたいね(ホッ)。

家の前に出て南を見ると、

113006202008



西を見ると、
4010200806201



上のはマッシーファーガソンの1130というトラクター(多分1975年製くらい)。5年位前にエンジンのどこかが悪くなってほうってあったのですが、干し草刈りをするのにモウワーコンディショナーとつなぎたいからと直すことにしました。前輪、エンジン、オイルのバットなど全部取り外してしまって、こんなバラバラになってしまいました。エンジンに新しいピストンをいれ、さあ元通りに戻そうと思ったところで、エンジンオイルのバット内のスクリーン(不純物が混じらないようにするフィルターのようなもの)が見当たらず、オーダーする羽目になりました。今日には届くといわれていたのにまだ来てません(-_-メ)。

本当だったら直すのにこれ以上お金や時間をかけず、ほかのトラクターを買ったほうがいいのではないのかと思うような代物なのですが、もうトラクターの価値以上に部品にお金をかけてしまったため、こうなったら意地でも直したいものです。去年は刈り取りもベーリングもジョンディア4430でやっていたので効率が悪く、とは言うものの餌やり用のトラクターでは馬力が足りなくて作業ができません。ちゃんと直ってくれますように・・・・

下のは餌やり用のトラクターなのですが、前輪の下の部分で油圧のオイルが漏れているところがあり、パッキングがダメになってしまったらしいのですが、フロントエンドローラー、前輪、車軸を全部取らねばならず、これもまた大丈夫かというような姿になってしまいました。

幸いにもこちらのほうはパッキングを変え、前輪も戻しつけることができました。あとは後部のオイル漏れを直さなくてはいけないのですが、そちらの部品は明日の午前中に来るそうです。

4010200806221




ちゃんとみんな元に戻って動きますように。

  1. 2008/06/25(水) 14:13:12|
  2. 農作業
  3. | コメント:6
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