カナダ大平原のファームからの便り

カナダ・サスカチュワン州の大自然の中で農業をはじめて約10年。カナダ人の旦那、二人の娘、犬と猫と牛たちに囲まれた日々の出来事を紹介したいと思います。

雨の合間の干し草作り

7月20日(日)晴れ時々曇り 最高気温 +25度 最低気温 +13度

今日も夕立の可能性が30%あると言われていて、危ない雨雲がいくつか通ったにもかかわらず雨にはなりませんでした。

しかし、干し草作りとは程遠い天気が続くこのごろで、70ヘクタールくらい刈り取るうちのやっと15ヘクタールくらい終わっただけです。おまけに春先に寒い日が続き、雨が少なかったため草の伸びが悪く、今刈り取っている畑の干し草の量は例年の60%にも満たない様子です。二つ目の畑はもっと育ちがいいことを祈っています(まだ今年になって様子を見に行っていないのでちょっと不安 (-_-メ))。

この夏、思い切って大型トラックを購入しました。私たちが作るサイレージベールはベーリングしてからすぐにラップで巻かないと空気に触れて発酵しはじめてしまい、質が落ちてしまうのです。三年前まではトラクターやグレッグのトラックを使って運んでいて、夜通しラッピングしたことも何度かありましたが、ここ二年はほかの人のトラックを借りて運んでいました。いつもタイミングよく借りられるわけではないことも、ベール一個あたりいくらで運んでもらっても積もり積もってかなりの額になるだろうこともわかっていたため、今年こそは自分たちのトラックを買おうと計画していました。
トラック072020081

ビヨークデールに住んでいるこのトラックの持ち主が春先にトラックを売ろうと思っていると言っていたので、二週間ぐらい前にあらためて聞いてみたら、「やっぱり売るのやめようと思ってる。」と言い出してちょっと焦り(^_^;)近くで牧草をが手に入らないから、かなり離れたところで収穫して家に運ばなくてはならないから」とのこと。

私たちとしてもトラックがどうしても必要だったから、三つ契約して借りているアルファルファの畑のうちの一つをその人に譲ることにして、トラックを売ってもらうことにしました。その畑はその人の家からそう遠くなく、トラクターでベールを運べる距離だからです。

さて私たちはトラックは入手しましたが、残りの二つの畑からのベールで十分まかなえますように。(ちょっと心配 (-_-))

しかし、この不安定な天気の中で干し草を収穫していると、去年モアコン(刈り取りの機械 乾燥する時間が短縮される)を買ってよかった、サイレージベールを作っててよかった(今年は干し草が乾燥する前に必ず雨が降っているので (>_<))、トラックを買ってよかったって本当に思いました。

ベーリングの帰りに回りを見ると、大きい雲が浮かんでいて、畑も色とりどりでとてもきれいでした。背の高いカノーラの畑で鹿を見かけることもあったのですが、出ているのは頭だけで残りはすっかりかくれていました。
畑072020081

残りも順調に行きますように。そしてたくさん干し草が作れますように。


  1. 2008/07/21(月) 15:20:23|
  2. 農作業
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あららら・・・

6月24日(火)晴れのち夕立 最高気温 +27度 最低気温 +12度

FC2ブログから定期的にお知らせが入るのですが、最新版に「書きかけの記事を一定の時間ごとに自動的に下書き保存する機能をつけました」と書いてありました。それでこの前アップロードできなかった記事が消えていなかったんだな・・・・すごい、この気配り。長い文を書いているうちにログアウトしていたり、「さて投稿」と思って間違ったボタンを押してしまったりと言ったときに対応できるようにだそうです。こういう経験したの、私だけではないみたいね(ホッ)。

家の前に出て南を見ると、

113006202008



西を見ると、
4010200806201



上のはマッシーファーガソンの1130というトラクター(多分1975年製くらい)。5年位前にエンジンのどこかが悪くなってほうってあったのですが、干し草刈りをするのにモウワーコンディショナーとつなぎたいからと直すことにしました。前輪、エンジン、オイルのバットなど全部取り外してしまって、こんなバラバラになってしまいました。エンジンに新しいピストンをいれ、さあ元通りに戻そうと思ったところで、エンジンオイルのバット内のスクリーン(不純物が混じらないようにするフィルターのようなもの)が見当たらず、オーダーする羽目になりました。今日には届くといわれていたのにまだ来てません(-_-メ)。

本当だったら直すのにこれ以上お金や時間をかけず、ほかのトラクターを買ったほうがいいのではないのかと思うような代物なのですが、もうトラクターの価値以上に部品にお金をかけてしまったため、こうなったら意地でも直したいものです。去年は刈り取りもベーリングもジョンディア4430でやっていたので効率が悪く、とは言うものの餌やり用のトラクターでは馬力が足りなくて作業ができません。ちゃんと直ってくれますように・・・・

下のは餌やり用のトラクターなのですが、前輪の下の部分で油圧のオイルが漏れているところがあり、パッキングがダメになってしまったらしいのですが、フロントエンドローラー、前輪、車軸を全部取らねばならず、これもまた大丈夫かというような姿になってしまいました。

幸いにもこちらのほうはパッキングを変え、前輪も戻しつけることができました。あとは後部のオイル漏れを直さなくてはいけないのですが、そちらの部品は明日の午前中に来るそうです。

4010200806221




ちゃんとみんな元に戻って動きますように。

  1. 2008/06/25(水) 14:13:12|
  2. 農作業
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ラストスパート(悪あがき?)

11月5日(月)雪のち曇り 最高気温 −2度 最低気温 −5度

今夜はマイナス16度まで冷え込むと言われています。

確実に冬が近づいていて(?)、農作業も最後の追い込みにかかっています。グレッグが仕事で家をあけることが多いため時間がよけいに限られていて、気持ちばかり焦ってしまいます。

以前から頼んでいた堆肥撒きの作業をする人たちが昨日やっと来てくれました。冬の間子牛たちがいた柵の中の敷き藁やフンなどをすくって畑に肥料として撒いてもらうのです。

3つの柵、畑の一部に積んであった堆肥などを8時間かけてトラックに乗せ、撒いてくれました。

堆肥の山を崩しながらトラックに積む。ボブキャットというブランドのこの機械は、タイヤの代わりに戦車のような鉄板がついているのでスリップせず、大きなバケットですごいスピードで堆肥をすくって二台のトラックに積んでいきます。小回りも聞いてこういうところでの作業には最適。
堆肥撒き20071


近くで見ると・・・
堆肥撒き20072


畑に撒く様子。
堆肥撒き20073


後ろがぐるぐる回ってそこから堆肥が飛び散る。
堆肥撒き20074


自分たちのトラクターでやっていたら、何日かかったことだろうか・・・・おまけに、トラクターのフロントエンドローダーにも負担がかかりすぎていたと思うし。やっぱり餅は餅屋(^^) 柵の中はきれいになってすっきりしました。

今日はグレッグは麦わらのベールを運びに行きました。私は畑の耕し(カルティベーション)を頼まれたので、カルバンさんからまた借りているジョンディア5020で昨日撒いてもらった堆肥を土に混ぜ込むように耕しました。地面が凍りかけているので土がほぐれるというよりは土の塊がゴロゴロできたようですが、仕方ありません。7時間ほどもやかましいトラクターの中にいたので、耳栓をしていたにもかかわらず終わった後まだ耳鳴りがしているようでした。

まだまだ麦わらもたくさん運ばないといけないし、明日は鉄くずやさんが来てくれるということだし、冬を目の前にして今年もまたバタバタしています(-_-)







  1. 2007/11/06(火) 15:20:21|
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麦わらベーリング

10月17日(水)小雨のち曇り 最高気温 +8度 最低気温 +6度

先週末降った雨のせいで麦わらがなかなか乾かなかったのですが、昨日のお昼頃、「これなら何とかベーリングできるかも知れない」と、畑に行ってみました。畝になっているワラに触ったらなんとなく乾いている感じだったので、とりあえず作ってみてヘイテスターとよばれる水分を測る器具を突き刺してみることにしました。

干草のテスター


3つほど調べたら、全部14.5%・・・・果たしてこの数値は正確なのだろうか?と疑心暗鬼になってしまいました。トラック運転の仕事に行っているグレッグに電話して、「14.5%だけど、どうする?」と尋ねたら、「ほんとは13%以下が理想的なんだけど、まあ仕方ないだろう。晴れていて風が吹いているならだんだん湿度も低くなると思うし。」ということだったので、そのまま続けることにしました。その畑に行く途中で聞いた天気予報では湿度39%と言うことだったので、今の時期ではこれ以上望むことは不可能という感じでした。

最初のうちはベールができるたびにトラクターから降りては水分をチェックしていたのでやたら時間がかかっていましたが、いくら調べても同じだし、モウモウと舞がるホコリの様子から絶対乾燥してるだろうと確信できたため、そのあとはひたすら畑の中をベーリング。

基本的には夏にやった干草のベーリングと同じなのですが、今回作ったベールは厚さ120cm(これはべーラーのサイズなので変えられない)で直径160cmの大きさです。東西800mの長さの畑をひたすら行ったり来たり。

これは今日撮った畑の写真。どんよりと曇っていていかにも湿度が高そうです(-_-メ)
オーツ麦ベール10172007


子供たちが学校から帰ったころに電話をしてみましたが返事がなく、「外で遊んでるのかな?」と思いしばらくしてからもう一度かけてみました。留守番電話にメッセージを入れたらすぐ電話がかかってきて、「ビートルズのCDをものすごく大きな音でかけてたから聞こえなかった。」とのこと。「さっきも一度電話かかってきたみたいだけど、それも出損なった。それもお母さんだった?」「ええ、ええ、そうです。私ですよ(-_-メ)」

5時過ぎにもう一度電話して子供たちに子牛のミルクをやってくれるよう頼みました。

6時過ぎになり、もやがかかり始め、ワラが急激に湿気を帯びてきているのがべーラーを通じて分かるようになりました。「明日は曇り」と天気予報で言っていたので、とりあえず昨日は68個でおしまいにしました。

トラクターのエンジンを切って外に出ると、スターターの近くで「カチカチ」という音が聞こえました(最近この音に妙に縁がある(-_-)「何の音だろう?エンジンの熱がだんだん冷めていく音かなあ?」などと思いましたが、今まで聞いた事のない音だったので、ちょっと心配になってグレッグに電話してみました。あいにく何回かかけても出なかったので、仕方なく家に帰ることにしました。子供たちに今から帰ると電話したら、カンナが出ましたが、バックグラウンドでもう一人が泣き叫んでいる声がします。

私  「マヤさん、どうしたの?」
カンナ「知らない」
私  「ちょっと代わってくれる?」
カンナ「はーい(やたら陽気)」

マヤ 「おかあちゃん(涙声)」
私  「どうしたの?」
マヤ 「カンナちゃんが叩いた」
私  「・・・・(やっぱり (-_-メ)」

思ったとおり、よくあること。でも、私のこと「おかあちゃん」って呼ぶのやめてくれないかなあ(>_<) 

帰りのトラックの中で、「夕ご飯なんにしよう・・・・」と考えながら、この前余分に作って冷凍しておいたピザがあったことを思い出し、もう頭の中はピザ食べたい一色♪

家に着いてもう一度グレッグにトラクターのことで電話してみましたがまだ返事なし。念のためカルバンさんに電話してみたら、「もしかしたらソレノイドの電源が落ちてないのかもしれない。ショートして火事になったら困るから、僕だったら一応戻ってバッテリーケーブルをターミナル(ポスト)からはずしておくと思うなあ。もし音がしてなかったらなんでもないんだろうけど。取り越し苦労かもしれないけどね。」とのこと。

ひょえ〜、火事?とんでもない。今すぐ戻ってはずします(ソレノイドって何?聞いたことある名前。スターターと関係があるのだろうけど、どういう機能を果たすのかさっぱりわかりません)。またまた25kmくらいある道を飛ばして畑に向かいました。その途中でもう一度グレッグに電話したら今度は通じたので、その旨伝えましたが、畑に着いてみたら、何の音もしません。

グレッグにまた電話して「何の音もしないから大丈夫だと思う?」と聞くと、「とりあえずはずしておけ」とのこと。しかしバッテリーケーブルがターミナルにすごくきつくはまっていて、全然はずれません。また電話して「はずれない」と文句を言うと、「じゃあ仕方ないからそのままでいい。」といわれ、帰途に着きました。

この時点ですでに8時半過ぎ。家に帰ってピザを食べるには遅すぎるし、「夕ご飯なに食べたい?」と聞くと声を揃えて「ラーメン〜!!!」おまけにサザエさんのコマーシャルで見たラーメンのCMまで振り付け入りでやってくれるのです。じゃあ、まあそれでいいか、ということで、夕ご飯はインスタントラーメンとなってしまったのでした(-_-メ)

今朝は小雨がほんの少しぱらつき(予報では曇りって言っていたのに 怒)、昼過ぎに畑に行ってみたのですが、昨日触った感覚とは全く違ってワラに湿気がありました。湿度は93%といっていたし、これではベーリングができないので、明日にお預けです(トラクターは無事だったのでよかった)。今天気を調べたら、湿度100%になっていました。明日もベーリングできないかも・・・・




  1. 2007/10/18(木) 14:09:25|
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  3. | コメント:11

カノーラのコンバイン終了

10月6日(土)雨 最高気温 +5度 最低気温 +2度

8月の終わりにカノーラ刈り取りの記事を書いたきりで、コンバインはどうなったの?みたいになっていましたが、昨日やっと完了しました。今日は一日雨だったので、その前に終わることができてホッとしました。

経緯がやたら長くなってしまいますが、カノーラを刈り取ったあとグレッグはトラックの運転の仕事に戻り、10日後に帰ってくる予定だったのですが、交代の運転手が辞めてしまい(あるいはクビになったかのどちらか)、代わってくれる人がいなくなってしまったので、代わりの人が見つかるまで続けることになりました。トラックの持ち主(ようするにグレッグのボス)が新聞広告を出して何人か応募してきたらしいのですが、誰かを採用するところにまでこぎつけなかったので、グレッグは9月24日頃まで運転していました。それでもそろそろコンバインの仕度を始めないと、ということで、持ち主に了解を得てトラックをとめて家に帰ってきました(持ち主としては、トラックが動いていないと収入にならないから、誰も運転しないでとめておくのは無念(大げさ?)である)。

うちのコンバインはとても古いので、動かす前にいろいろ修理が必要で、グレッグが2−3日費やしたところでトラックの持ち主から電話があり、「交代の運転手を見つけたから、トレーニングしてほしい。」と言ってきて、グレッグは再び仕事に舞い戻り。3日ほど一緒に運転して仕事の内容を説明して、10月1日(日)にまた帰ってきました。

その後も修理を続け(その他にも、脱穀する穀物によってギヤをはめ変えたりしなくてはいけない)、コンバインを始めたのは火曜日の午後から。その日は私が運転してグレッグはコンバインの後ろを歩いてもみ殻と一緒にカノーラの実がたくさん落ちてきたりしないかとか、全てがきちんと作動しているかとかの点検から始めました。

翌朝は霜が降りすぎていて湿っていたので、午後になるまで始められなかったのですが、木曜日は天気が良かったので早くから始めて夜10時半ごろまで続けました。昨日の午後に40ヘクタール全て終わりました。

うちのコンバインは1960年代後半のもので、規模が小さく、牽引式なのでとても時間がかかります。コンバインの速度は時速1.5kmで、歩くより遅いのです。

コンバイン風景20071


カノーラの畝をこのように拾っていくのですが、スピードを速くすると、すぐに詰まってしまって引っ張り出すのに余計に時間がかかるため、ゆっくりでも詰まらせないようにと、最低速ギヤで40ヘクタールのろのろコンバインしました。

コンバインピックアップ20073


うちのコンバインは、125馬力のトラクターで引っぱっているのですが、最新のコンバイン(もちろん自走式 牽引式のコンバインは1990年代中頃で生産が打ち切られた)は、500馬力近くあり、速度も時速9kmくらいで脱穀できるそうです。ただその代わりお値段もとてもよろしく、一台4000万円くらいします。(うちのコンバインの1000倍以上の値段 

コンバイン風景 前から20072


コンバインの収納タンクがいっぱいになると、ダンプトラックに入れます。これを何度か繰り返し、トラックがいっぱいになったら、収納倉庫までもっていきます。

コンバイン風景トラック20074


刈り取ったときには緑色だったカノーラの実も、今はすっかりこげ茶色になりました。

コンバイン風景カノーラ20075


トラックの荷台を斜めにして、後ろからカノーラをホッパーといわれる大きなたらいのようなものに流します。

コンバイン風景トラックホッパー2007


コンバイン風景トラックホッパー22007


このホッパーから収納倉庫の屋根の穴まで、オーガーという名前のパイプの中にらせん状のきりのようなものがグルグルしている機械でカノーラを運び上げます。

コンバイン風景収納倉庫2007


7月下旬の猛暑のため、収穫高はやはり予想していた量の三分の二くらいとがっかりするものでしたが、とりあえず無事に終わってホッとしました。次は麦わらのベーリングです。



















  1. 2007/10/07(日) 14:24:51|
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