カナダ大平原のファームからの便り
カナダ・サスカチュワン州の大自然の中で農業をはじめて約10年。カナダ人の旦那、二人の娘、犬と猫と牛たちに囲まれた日々の出来事を紹介したいと思います。
ヒヨコ育つ
6月22日(月)晴れ時々曇り 最高気温 +21度 最低気温 +14度
ヒヨコを飼い始めてから
今日でちょうど一ヶ月になりました。みんな順調に育っているのですが、一日二回、午前と午後三時間ずつに分けて餌を与えるため、餌の時間になるとみんなおなかが究極に減っているようで、はっきり言って危険地帯です(爆)。餌箱を床に置くために片足をヒヨコたちのいる場所に入れるのですが、みんなで群がってきて飛び上がったり突っついたりしてすごい騒ぎです(まだ小さいから痛くないけど、そのうちにもっといい餌のやり方を考えなくてはいけない)。
これはカンナに足のモデルになってもらったところ(笑)
二週間ほど前に、この大騒ぎの中で多分踏まれてしまってぐったりとしてしまったヒヨコがいました。あわてて取り出したのですが、なんだか横になったままで頭を上げることもできず、「ああかわいそうに、死んでしまうんだなあ・・・・」と思って、そうなったら林の中にでも捨てに行こうと覚悟していたのですが、5分くらいそのままにしておいたら目を開いて体を起こしてよたよたと歩き始めました。しかし、脱臼でもしてしまったのか、左足を引きずっていたので、本に書いてあったように「弱いものは餌にありつけずゆっくり餓死してしまうから、仕方がないと割り切って葬ってやるべき」なのかなあと思って、子供たちに「かわいそうだけど、このひよこダメだと思うからさよなら言わないといけないよ。」と言ったら、「この前ブラッキーを死なせたばかりでかわいそうだ。何とかならないの?」と言われ、確かにそれもそうだと思って、家の中で飼うことにしました(爆 何でこうなるのだ?)
段ボール箱に餌と水を入れてやりましたが、なんだかやかましく鳴いていて、近くで人の気配がすると余計に大きな声で鳴くのです。「もしかして一人で寂しいのかも」と言って、カンナに頼んで一番小さめのヒヨコを連れてきてもらいました。(爆 何でヒヨコ2匹もリビングルームにいる?)
もう一匹のヒヨコを入れたとたん、最初のヒヨコはこれでもか!という喜びよう。この光景は今でも忘れられません。「ピヨピヨ」ととてもうれしそうに鳴きながらもう一匹のヒヨコにまとわりついて、羽の下に頭を入れたりして盛んにかまってもらおうとしていました。もう一匹のヒヨコは様子がつかめずちょっと躊躇した感じでしたが、しばらくすると二匹固まって隅っこで一緒に寝ていました。ヒヨコって社交動物だったのね、知らなかった。
しばらくして暖かくなってきたので昼間は外に出そうと思い、庭にトタンの小さい囲いを持ってきてその中に入れ、屋根代わりに鉄製のスクリーンをかぶせておきました。猫たちも犬のチビも別に邪魔をする様子もなかったのですが、おとといチビがふたをはずして中のヒヨコを捕まえようとしていました。幸い子供たちがトランポリンで遊んでいたのでヒヨコを無事救出しましたが、別の場所を探さなくてはいけなくなりました。
これは最初の日にトタンの囲いの外でお散歩中。
仕方なくほかのヒヨコたちのいる小屋に連れて行くことにしましたが、足の悪いヒヨコの足首にゴムをはめてすぐ見分けがつくようにし、また踏み潰される危険を避けるために(笑)餌を入れるときだけ外に出しておいて、餌箱を配置してから戻してやることにしました。
今日の夕方見たらとりあえず無事でほっとしました。
うちの妹が、「一ヵ月後にもう一度マヤにヒヨコに頬ずりしてもらいたい」と言っていたのでマヤに無理やり頼んだのですが、こんなになってしまいました(笑)
代わりにカンナが持ってくれたのですが、生まれたてとはえらい違い(笑)
2009/06/23(火) 12:34:25
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ニワトリ
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牛に振り回された一週間
6月20日(土)雨のち晴れ時々曇り 最高気温 +24度 最低気温 +10度
ものすごい長文です。ご了承ください。
そろそろ夏至で、朝4時前から夜10時過ぎまで明るいサスカチュワンです。やらなくてはいけないことがありすぎで、時間がいくらあっても足りない。もうちょっと要領よくできないかと思っているときにいらない仕事まで入るこのごろです。
火曜日の朝、窓から牛たちのいる西の方を見ると、一才牛と肥育牛の入っている柵の中がなんだかがらんとしていました。角度が悪くてみんながどこにいるのかみえないのかな?と思いながら、その先の親牛たちのいる放牧地のほうを見ると、前夜に子牛を生んだらしいC13番以外の姿が見えません。あれ、変だなと思っていると、その次の放牧地を北に向かって猛スピードで走っていく牛の姿が見えました。まずい!と思って一才の牛たちの柵をもういちど見ると、やっぱり全員いなくなっていました。「牛たちが逃げた!」とグレッグを起こし、子供たちも起こして「牛を戻さないといけないからお弁当適当に作って準備してね。」と伝え、急いで外に出ました。
一才牛たちが、じゃれあっているうちに木の柵でできているフェンスの一角をはずしてしまったらしく、15頭いた牛たちが、見事に誰もいなくなっていました。
興奮状態の子牛たちは、親牛たちみんなのいる放牧地の向こう側のエレクトリックフェンスのワイヤーもぶっちぎって次の放牧地までみんなを道連れにして走っていってしまったようです。「どうしよう、どこまでいったんだ?集めるのすごく大変かも。」と心配しながら探しに行ったのですが、しばらくするとみんなで南に(つまりいるべき場所の隣の放牧地)まで戻ってきました。ラッキーなことに、そのころには興奮も冷めて落ち着いていたので、柵の中にいるべき牛たちだけきちんと戻すことができました。
生まれたばかりのC13番の子牛は、おなかがすいていないようで、初日はほとんど眠ったまま。母親のほうは乳房炎になるのではないかと心配するような張り方で、おまけに乳頭もとても低いところにあります。今までの子牛たちは全然問題なかったから、今年も大丈夫でしょうくらいに考えていたのですが、翌日になって子牛は乳頭が低いところにあるというのがわからないようで、後ろ足の付け根のわき腹のようなところを一生懸命吸っています。「そこじゃないよ。」と言いながら頭をぎゅっと下に押すと抵抗し放題で全然言うこと聞かないし、やっとのことでうまく押さえて、鼻の先を乳頭にすごく近づけても(普通の子牛だったらそこで自分で吸い始める)私が口をこじ開けないといけないし、「もう一息だ」と思うと母親が動いてしまうし、もうどうしよう・・・・と困り果てて、とりあえず粉末初乳を溶かして飲ませておきました。哺乳瓶からだととてもよく飲んだので、哺乳瓶を低く下げて、「頭をかがめて飲まなきゃいけないんだよ。」と諭しておいたのですが、全く効果なかった模様。明日になっても飲んでないようなら親子をヘッドキャッチャーに入れないといけないなと、全く憂鬱になりました。
木曜日はグレッグが朝から州都レジャイナにでかけていて、朝7時ごろ窓の外を見ると、牛たちがまた一つ西側の放牧地にいます。「何でまた出るの・・・・・全くイヤ。」と思いましたが、一才牛たちは自分たちの柵の中にいたし、走っている風ではないのでとりあえず次の放牧地でとめておけばいいやと一応様子を見に行くことにしました。
近くまで来ると、もう一つとなりの放牧地に、うちの牛ではない親子の牛がいました。もしかして、隣の敷地に牛をこの前連れてきたウィルソンさんのところの牛かな?と思い電話をしてみたら、やっぱりそうで、8時過ぎに連れにきました。人なれしていないその牛は人の(特に飼い主ではない私の)顔を見るとすぐに走り去ってしまい、11時ごろまで追いかけてあきらめました。午後になって四輪バギーを持ってくるよ。と言ってウィルソンさんたちが帰ったあと、私はまたC13番の子牛のところへ。
やっぱり飲んでませんでした。おまけに乳房炎気味の母親は触られるとすごく嫌がるし・・・・私の目論見では、子牛は哺乳瓶から飲むのが上手だったから、哺乳瓶を目の前で振れば着いてきて、親子ともどもヘッドキャッチャーのあるところまで連れて行く予定だったのですが、なんだか子牛は体力がなくなってきているようで、哺乳瓶のミルクは飲んだものの、それをおって立ち上がろうとかは全然しません。仕方ないので、今年もまた子牛を持ち上げて四輪バギーに一緒に乗り、母親に後ろをついてこさせました。ラッキーなことにこれはとてもうまくいき、ヘッドキャッチャーのすぐ近くの柵に入れることができたので、ほっとしました。ここからヘッドキャッチャーにも入りたがらないのですが、ここで無理をして幸運をあだにしてはいけないと勝手に決めてほかの仕事をしに行きました。
卵を洗ったりしてまた外に出てくると、ウィルソンさんの四輪バギーが放牧地に止まっているのが見えました。親子の牛がうちの牛たちのほうに走ってきます。よく見るとウィルソンさんのところのボーダーコリーの牛追い犬が追いかけているのが見えました。
親子はエレクトリックフェンスのワイヤーを飛び越えてうちの牛たちに合流してしまったのですが、この牛追い犬は引き続き牛を追おうとしています。ところが、うちの牛たちが「何だこいつは?」とみんなで怒涛のように犬を追い掛け回し(うちのチビは気が小さいので牛のところには絶対来ない)、犬は後ろ足の間に尻尾をはさんでウィルソンさんの後ろに隠れてしまいました。
ウィルソンさんは子牛の首に何とか縄をかけ、無理やり引っ張っていきました。母親はしばらく子牛の後をついていったものの、途中でまた向きを変えて逃げようとしています。そのたびにウィルソンさんは子牛をもっと引っ張り、子牛が超バタバタして母親が心配して追いかけると言うのを繰り返して何とか別の柵に分け入れることができました。
うちのトレーラー(家畜車)に乗せて自分たちの放牧地に連れて行きました。フェンスが壊れている形跡が全くなかったため、どうやってこの牛親子がうちの放牧地に入ったのはいまだに全くのなぞです。
そんな大騒動のうちに、C13番は自分でヘッドキャッチャーのところまで歩いていきました。うまく首を固定して、子牛にミルクを飲ませようとしましたが、弱っている割にはとても強情でなかなか言うことを聞きません。何とかそんなことを2日くらいやっていましたが、C13番をヘッドキャッチャーにいつまでもいれておくわけにも行かないため、そのすぐ外側の柵に出すことにしました。ちょっと乳房炎気味だったC13番にはペニシリンを注射しておきました。
今朝行ってみると、脇のところはすっかり湿っていますが、ミルクを飲んだ様子は全くありません。仕方なく、哺乳瓶一本分与え、まだおなかがすいている様子だったので母親のところに連れて行きました。相変わらず脇を吸っていましたが、また無理やり頭を押し下げて飲ませることができました。しばらくは調子がいいのですが、すぐわからなくなってしまうようで、また脇に戻ってしまいます。おまけに乳頭は全部で4つあるのに右側前の一つからしか飲めません(確かに後ろ二つはかなり低いからむずかしいが)。乳頭がどこにあるとか、いくつあるとかは本能でわかるものなのでしょうか?それとも頭をぶつけているうちに偶然見つかるものなのでしょうか?こんなボンヤリした子牛にもあきれます。
そこは脇ですよ・・・・
これが正しい飲み方
今年は哺乳瓶飼育から開放されたと思っていたのに、そんなに甘くはなかった・・・・・
2009/06/21(日) 15:54:11
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牛
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牛と暮らして一番うれしいこと
6月9日(火)曇り時々雨 最高気温 +11度 最低気温 +4度
昨日のお昼ごろから久しぶりの雨になりました。今年の春はいつまでも寒い上に全く雨が降らず、放牧地や牧草地の草の伸びがとても悪く心配していたところだったので、まさに恵みの雨となりました。
しかし、子供たちは今週から水泳の練習(爆)。これではプール開きの日と全く変わらない暖かさ(と言うか「寒さ」(笑)。でも帰ってきた子供たちに聞いたら「とっても楽しかったー」だそうです。いいわね、陽気で。
さてさて、子牛の出産はおかげさまで順調にいっていて、今日までで26頭生まれました。
私にとって牛を飼っていて何が一番うれしいかということは、それまでブラシがけをさせてくれなかった牛にブラシをかけることができたときです。牛は警戒心が強く、最初はなかなかブラシをかけることができません。離乳したばかりの子牛の時期、まだ柵の中にいるときに仲良くなっていればいいのですが、一度放牧地に出してしまうとなかなか気を許してくれず、近づいていっても歩き去ってしまうことが多いのです。
出産の始まる少し前から時間のある限りできるだけ放牧地に行って牛たちにブラシをかけるようにしました。ほとんどの牛たちは私がブラシを持っていくと喜んでブラシをかけてもらうのに、「この分では一生ブラシかけられないだろうなあ」とあきらめていた4-5歳の牛たちが4頭いました。
離乳した子牛は一般的に好奇心旺盛なので、前から近づいていってしばらく手を差し出してじっとしていると、そのうちににおいをかいで、舐めて、触らせてくれるという順番で、それを何回か辛抱強く繰り返しているうちにおでこにブラシをかけることができます。そこから少し腕を伸ばして首(うなじ?)にブラシをかけ、嫌がらなければ肩にブラシをかけることもできます。最初は体の横に回られるのが嫌なようで、正面からだったらブラシをかけさせてくれても、横に動くとすぐにどこかに行ってしまいますが、それを何回か繰り返しているうちに「大丈夫なんだな」と安心してくれるようで最終的には全身にブラシをかけることができ、最後には首(のど)にブラシをかけてもらうのを目をつぶってご満悦するようになります。
なついていない大人の牛は、前から近づくとすぐに逃げてしまうので、おなかがいっぱいで放牧地に寝そべっているときに、「ハロー、グッドガール」と話しかけながら斜め後ろから近づいてお尻にブラシをかけます。そのときに立ち上がらなければ大成功。牛は結構怠慢なので、最初に「気持ちいい」と思ってしまえば動きません。
それでも最初にブラシをかけれるのは始めたところから動かずに手を伸ばして届く範囲のみ。そこから少しでも動くとすぐ立ち上がって歩き去ってしまいます。これをまた何度か繰り返し、やっぱり「大丈夫だな」と思ってもらえれば立っているときにでもブラシをかけることができるようになります(それでものどにブラシをかけることができるまでには子牛よりもずっと時間がかかると思う)。
こんな風にして、今年の春まで全く近づくことさえできなかった4-5歳の4頭の牛にブラシをかけることができたときには信じられない気持ちで、本当にうれしくなりました。
牛と仲良くなれるといいことはほかにもたくさんあります。続きはまた今度。
2009/06/09(火) 15:23:15
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牛
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ヒヨコその後
6月4日(木)晴れ時々曇り 最高気温 +13度 最低気温 +2.5度
約2週間前から飼い始めたヒヨコたちは、最初の日に二羽死んでしまったのですが、残りは元気にしています。先週末から外の鳥小屋に移りました。鳥小屋は今のヒヨコにはとても大きすぎるため、中を発泡スチロールで仕切って、その中に入れることにしました。
移動前に新しい場所を作り、中を暖めておかなくてはいけなかったため、洗濯部屋の電熱灯を取り外して外にもって行き、ヒヨコたちはしばらくその部屋の電気だけの中にいました。
外の鳥小屋の準備が整ってさてヒヨコを移そうと洗濯部屋に戻ってきたら、中の電気が消えて真っ暗になっているではありませんか!何回か出たり入ったりしていたときに、いつもの癖で電気を思わず消してしまったようです!中のヒヨコたちは、急に真っ暗になって大パニックになったようで、20羽ほどが水のみ場の水を浴びてびっしょりになっていました。
濡れたヒヨコはものすごく頼りなげに小さくなってしまっていて、「ゲッ、私はブラッキーに続いてヒヨコも死なすのか!」と大焦り。急いでヘアドライヤーを持ってきて、濡れたヒヨコだけ集めて箱に入れて温風を当てました。
ヒヨコを買ったところからのパンフレットには「ヒヨコは暖かくしておくことがとても大事。冷えると死ぬ」ときっぱり書いてあるし、どうしよう、どうしよう、ごめんねえ・・・・と思いながらドライヤーを当てること約20分。だんだん羽も乾いてきましtが、今度は暑くなってしまってハーハーいっているヒヨコもいます。乾いて暑そうにしているのからみんなのいる箱に戻し、移動は翌日までお預け。
絶対死んでるよなーと思いながら翌日部屋に行くと、信じられないことにみんな元気にしていて、ほっとしました。移動は無事に済み、家の中に比べて気温の低い外の鳥小屋でもみんな元気にしています。
初めの4日間は不断給餌だったのですが、5日目以降は餌の時間を一日6時間だけに制限して、食べすぎで大きくなりすぎて心臓発作になるのを防ぎます(この種類は餌が目の前にあると際限なく食べ続けるので、餌の制限をする必要があるとのこと)。
翌日見に行ったときには、囲いの発泡スチロールをつついてところどころ穴を開けていました。「発泡スチロールを食べて死んでしまう!」と焦ったのですが、幸いなことに体の中をそのまま通過してししまったようで、みんなまだ生きています(笑)。そのあと発泡スチロールの外側をダンボールで覆ったのですが、ダンボールの上から発泡スチロールが出ているところにジャンプして突っついたりしています。最初は「餌の制限を始めたからおなかがすいているんだな」とかわいそうに思ったのですが、餌が残っていてもやっているので、単に暇なだけなようです。
昨日の時点で、そろそろ白い羽が生えかかっていました。今のところまだかわいいけど、ここからかわいくない時期がはじまるんだよなー。
2009/06/05(金) 14:54:55
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ニワトリ
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コメント:10
さよなら、ブラッキー
5月30日(土) 晴れ 最高気温 +22度 最低気温 +1.1度
夕べは霜警報が降りていて、家庭菜園に植えたトマトやとうもろこし(早く収穫できるように家の中で発芽させて畑に移植した。思惑通りにうまくいくといいけど)にビニールシートをかけたりして心配しましたが、幸いなことに+1度まで下がっただけでした。農家のほとんども例年に比べてとても遅い種まきをやっとの思いで終わっていてそろそろ芽が出始めているこの時期の霜は、大変なダメージになります。
家の中で飼っている三本足のネコのブラッキーを亡くしてしまいました。この前の日曜日になんだかトイレ用の箱の中にじっと座っていることが多く、箱から出てきても何も出ていず、また入っていくのです。しばらくしたら姿がどこにも見えなかったので心配になって探し回りました。普通だったら名前を呼べば必ず走って来るのに、全く返事もなく、どこに行ってしまったのだろうと家中を探していたら、地下の予備のベッドルームに敷いてある寝袋の中にじっとしていました。
その後ずっと元気がなく、2回ほど吐いたりしたので翌月曜日の朝に獣医さんに電話してみました。何かあるときにはお世話になっているケルビントンの獣医さんに説明したら、「尿に結晶があって管を通らなくなっているようだ(尿閉塞)。早く尿管を開いてやらないといけないのだけど、自分はほかの仕事で手が回らないから別の獣医さんに頼んでもらうしかない」といわれ、ここから1時間ちょっとしたところのニパウィンの獣医さんに連れて行きました。
一日預けて翌日電話したら、「やはり尿管が詰まっていたので管を差し入れて導尿した。検尿したらかなりの血が混じっていて、いろいろなバクテリアも入っていた。管を入れたまま一晩置いたのでずっと尿がぽたぽたと出ていて、今日は水も飲んで尿も澄んでいるから、ここにこのまま預かっていてもいいけど、家に連れて行っても大丈夫ですよ。」といわれ、迎えに行くことにしました。
車に乗るのをいつもは嫌がって落ち着きなく動いたりするのにその日はじっとしたまま時々切なそうに「ニャー」とないていました。
結局尿毒症にかかっていたらしく、何でこんなことになったか聞いてみたら、「まず去勢したオス猫はかかりやすい、ストレス、激しい気温の変化、食事の影響(缶詰の魚は悪いらしい。「ツナ好きみたいで、ツナ缶を開けたときの水を喜んで飲む。」といったら、えらく叱られた。一ヶ月に一度あるかないかなんですけど・・・・といっても、それはいけないことだと言われた。)、体質、水分不足、運動不足・・・・」などなど要因はいろいろあってこれだ!と決めるのは難しいらしいのです。
これは慢性的な病気になりやすいらしく(特に去勢オス)、これからは特別な餌を与えて食餌療法をしていけば再発を防げるかもしれないと言われたのですが、家に帰ってきてからも水は少しなめるものの、餌は全然食べないのです。
薬を無理やり飲ませ、様子を見ていたのですが、だんだん体力もなくなってきているようで、カンナも「なんだか生きる気力をなくしてしまったみたい」と言っていました。木曜日の夕方には体温も低くなっていて、時々大きな声で鳴いて見ていて気の毒でした。「どの位すれば快方に向かうんだろう?」と思っていたのですが、金曜日の朝3時ごろひときわ大きな声で鳴いて起こされました。
あまりに気の毒で、ブラッキーを抱いてインターネットで尿毒症について見ていたら、ブラッキーの示している症状が末期に近いような様子で、そのあとは痙攣、昏睡状態、そして死亡することがままあるらしいのです。今までずーっと元気だったのに、何で急にこんなことになってしまったのかかわいそうでかわいそうでたまりませんでした。
朝になってまた獣医に電話して様子が回復していない旨を告げ、この後どうしたら言いかと聞くと、「5-10日間くらい入院して点滴を打ちながら治療をする」と言われたのですが、それにかかる費用は(私たちにとって)膨大だし、その時点では腎臓機能が侵されているかどうかの検査をしていないからその結果も別料金で翌週まで待たないとわからないし、それで必ず直るという保証もないしと言うことで、いろいろ考えて安楽死をしてもらうようにお願いしました。
結局グレッグがティズデールに行く用事があったのでそちらの獣医(そのほうが近いのだけど、あまり個人的に好きではないので治療は頼まなかった)にお願いすることにしました。
自分の子供のようにかわいいブラッキーにさよならを言うのは本当につらく、カンナもマヤもとても悲しがっていましたが、仕方がないという結論になりました。
今でも家の中のソファーの上や日なたや窓辺にブラッキーがいるような気がして、「大切な人を失った人たちはみんなこういう思いをしているんだろうなあ・・・」と思ったりしています。
みんなに好かれていい人生だったと思ってくれていたらうれしいです。私たちに楽しい思い出をたくさんくれてありがとう。こんなに早く逝っちゃって寂しいけど、ブラッキーのことずっと忘れないからね。
さよなら、ブラッキー。本当にありがとう。
赤ちゃんのときのブラッキー。2003年5月生まれ
2006年の夏に足を怪我して切断したため、家の中で暮らすことになった。
ブラッキーの写真は、寝ているか子供たちに抱かれているかのばかり。
獣医さんから帰ってくるときの車の中。この時点ではよくなると思っていたのに。
2009/05/31(日) 15:06:15
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